お借りしたお題が一段落…

暗い話が多かった気がする、うん


狐が、死んだ


は話が長くなりそうだたので
サイトの方でアプしようかとm(_ _)m


また同じとこで
もう1つお題借りて来たんで
近々それもやりたい(*´∀`*)


とりあ今は
暗をしたので明を書きたいorz
『葵くんのことが
好きです』


勇気を振り絞って告げた想いは


「ごめん、俺男は恋愛対象として見られへん…」


呆気なく散った


『そ、うだよね
あはは、ごめんね気にしないで』


無理やり浮かべた笑顔
葵くん気づかないでくれたかな


俺は歪な笑顔を浮かべたまま逃げるように葵くんから離れていった


短い恋でした
簡単に散った想いでした


初めて男である自分を嫌だと思いました

男の人を好きになってしまう自分が悲しくなりました







可哀想な戒君
大好きな葵ちゃんにふられてしまったんだね


悲しげに伏せられた睫が憂いをおびていて凄く綺麗

俺だったら
戒君を悲しませずにすんだのに
2人とも幸せになれたのに


「麗…」


「なぁに葵ちゃん」


「俺、戒君にあぁ言うてしもたけど」


「何を言ったの?」


「男は恋愛対象にならんて…」


「そう」


「でもっ、俺はお前のことが好きやねん…」


「俺は女じゃないけど?」


「解ってる…」


「葵ちゃんって残酷だね」


「せや、ね…」


「気持ちは嬉しいんだけど

俺、男でも女でも戒君以外は恋愛対象じゃないから

ごめんね」


恋愛対象じゃない


その言葉が重くのしかかった


今頃になって
戒君に告げた言葉に後悔した


「俺は最低やな」


自分が言われて気づくなんて


遠くで戒君と麗の笑い声が聞こえた
きっと麗が戒君を慰めてるのだろう


戒君と俺の片思いは終わった

だけど
まだ麗の片思いは終わっていない


いつか2人は想い合うのだろうか


戒君と俺同じ恋の終わりを迎えたのに

なぜだろう
戒君は笑ってる
「もう、さよならだね柩」


『うん、さよならだね』


「寂しくなるなぁ」


『また咲人に会えたら
俺のこと愛してくれる?』


「もちろん
どんなに時が流れても
俺が愛するのは柩だけだよ」


『俺も…咲人だけ愛してるから』


「手、離さないで」


『うん、離さない』


「ありがとう」


視界が涙で滲む

どうして
どうして神様

何度も何度も投げかけた言葉

何億人と人がいるこの世界で
どうして選ばれてしまったの?

俺は、
もっと傍にいたかった
もっと一緒に生きたかった

咲人…

胸が苦しい
息も上手く出来なくて


あぁもう終わるんだって


『ありがとう』


俺の声聞こえたかな


咲人は、笑ってた


苦しそうに息をしながら笑ってた


馬鹿だね咲人は
無理なんてしなくて良かったのに







1人墓石の前に立つ
今日は咲人とさよならして10度目の夏


『神様はとても残酷なんだよ、咲人』


『万物に平等だなんて言うけれど、あんなの絶対に嘘だ


俺さ、病気だって
咲人と同じ…

どうせなら10年前にかかりたかったよ』


そうすれば
咲人と一緒に最期を迎えられたのに


『ねぇ咲人、今日だけ10年前に戻ろうよ

でも今日は10年前とは少し違って
今日は俺と咲人、2人のお葬式
他の誰もいない2人だけの…』


同じ病気で終わるなら
死ぬ日も同じがいい


これは勝手な俺のわがままだけど


『咲人、お待たせ』


手いっぱいの錠剤を喉へ流しこむ


胸が苦しくて
息が出来ない


ねぇ
あの時咲人も同じ気持ちだった?


もうすぐ終わりがくる


『咲人』


あの日のように
俺も笑って最期を迎えよう


10年前の今日が蘇った日
独りっきりで眠る夜
無性に寂しくなる時がある


そんな時は
携帯を握りしめてベッドに潜る


鳴らなくてもいい
ただ咲人と繋がってると思えれば

それだけで少し安心できるから


小さい機械を
大切に大切に胸に抱く


咲人と俺を繋ぐ道


ブブッ…


俺の胸の中で振動する携帯
期待を込めて覗けば
期待通りの答え
自然とほっぺたが緩んでしまう


『もしもし?』


「起こしちゃったりした?」


『大丈夫だよ
だけど、どうしたの?』


「用は無いんだけど
急に声聞きたくなって」


『俺も咲人の声聞きたかった…

寂しいよ』


「俺も寂しい、」


『咲人の声聞いただけで…』


「泣かないでひつ」


『会いたいよ、』


「俺も…
ねぇ、今から会いに行ってもいい?」


『え…でも電車』


もう夜も深い時間
電車なんて動いてるわけもなくて


「大丈夫、会いたくなって
もう来ちゃったから」


電話越しに聞こえた声がやけに近くに聞こえた


俺は携帯を握りしめたまま玄関に向かうと


同じように携帯を持って笑って立っている咲人


『さき、と…』


俺は咲人に抱きついた
しっかりと抱きしめてくれる咲人に視界が滲む


『ねぇ、もう泣いてもいい?』
好きな人の恋路を応援するのって


凄く虚しいね、


れいちゃんは
俺がれいちゃんのことを好きだなんて
思いもしていないんだろうな


もし、
もし俺が好きだと告白したら
れいちゃんはどんな顔をする?


「冗談だろ」と言って笑う?

それとも
「ごめん」って悲しそうな顔をする?


どっちも嫌だな…


れいちゃんの恋愛相談を何回ものっといて
今さら告白なんて

『できるわけないじゃん』


ポツポツと雨が降りだす

雨はまるで
俺の涙を流すように墜ちてくる


俺は雨の中
何もせずに立ち尽くしていた


この雨と一緒に何もかも
俺さえも流れて欲しかった


足下に溜まった水たまり

そこには
情けない顔をした俺が映っていた


俺はピエロ
自分の気持ちを殺して
好きな人の傍にいる

好きな人のためなら
俺は笑い続けるし
貴方を笑顔にするためなら
自己犠牲だって厭わない


『何て滑稽なんだろう…』


自分がどうしたいのか解らない


俺は、


「戒?!」


『きぃちゃ…』


「お前こんなとこでっ
来い!!」


俺は引きずられるように
流鬼に手を引かれ走った


着いた先は流鬼の家

「ここで待ってろ」

そう言って部屋の奥へと消えて行った流鬼

『寒…い』

急に凍えだした体
だけど
流鬼に引かれた手だけは熱かった

「ほら、タオル
お前風邪ひくだろ」

『ごめん…』

「何があったかは知らねぇけどよ、」

『うん、』

「大丈夫だよ」

『あ、りがとう』


何が大丈夫か教えて欲しかったけど
不思議と心は軽くなった


『うん、大丈夫だよね』

「おう」


俺ひ久しぶりに
作らない笑顔を浮かべた