「もう、さよならだね柩」
『うん、さよならだね』
「寂しくなるなぁ」
『また咲人に会えたら
俺のこと愛してくれる?』
「もちろん
どんなに時が流れても
俺が愛するのは柩だけだよ」
『俺も…咲人だけ愛してるから』
「手、離さないで」
『うん、離さない』
「ありがとう」
視界が涙で滲む
どうして
どうして神様
何度も何度も投げかけた言葉
何億人と人がいるこの世界で
どうして選ばれてしまったの?
俺は、
もっと傍にいたかった
もっと一緒に生きたかった
咲人…
胸が苦しい
息も上手く出来なくて
あぁもう終わるんだって
『ありがとう』
俺の声聞こえたかな
咲人は、笑ってた
苦しそうに息をしながら笑ってた
馬鹿だね咲人は
無理なんてしなくて良かったのに
1人墓石の前に立つ
今日は咲人とさよならして10度目の夏
『神様はとても残酷なんだよ、咲人』
『万物に平等だなんて言うけれど、あんなの絶対に嘘だ
俺さ、病気だって
咲人と同じ…
どうせなら10年前にかかりたかったよ』
そうすれば
咲人と一緒に最期を迎えられたのに
『ねぇ咲人、今日だけ10年前に戻ろうよ
でも今日は10年前とは少し違って
今日は俺と咲人、2人のお葬式
他の誰もいない2人だけの…』
同じ病気で終わるなら
死ぬ日も同じがいい
これは勝手な俺のわがままだけど
『咲人、お待たせ』
手いっぱいの錠剤を喉へ流しこむ
胸が苦しくて
息が出来ない
ねぇ
あの時咲人も同じ気持ちだった?
もうすぐ終わりがくる
『咲人』
あの日のように
俺も笑って最期を迎えよう
10年前の今日が蘇った日
『うん、さよならだね』
「寂しくなるなぁ」
『また咲人に会えたら
俺のこと愛してくれる?』
「もちろん
どんなに時が流れても
俺が愛するのは柩だけだよ」
『俺も…咲人だけ愛してるから』
「手、離さないで」
『うん、離さない』
「ありがとう」
視界が涙で滲む
どうして
どうして神様
何度も何度も投げかけた言葉
何億人と人がいるこの世界で
どうして選ばれてしまったの?
俺は、
もっと傍にいたかった
もっと一緒に生きたかった
咲人…
胸が苦しい
息も上手く出来なくて
あぁもう終わるんだって
『ありがとう』
俺の声聞こえたかな
咲人は、笑ってた
苦しそうに息をしながら笑ってた
馬鹿だね咲人は
無理なんてしなくて良かったのに
1人墓石の前に立つ
今日は咲人とさよならして10度目の夏
『神様はとても残酷なんだよ、咲人』
『万物に平等だなんて言うけれど、あんなの絶対に嘘だ
俺さ、病気だって
咲人と同じ…
どうせなら10年前にかかりたかったよ』
そうすれば
咲人と一緒に最期を迎えられたのに
『ねぇ咲人、今日だけ10年前に戻ろうよ
でも今日は10年前とは少し違って
今日は俺と咲人、2人のお葬式
他の誰もいない2人だけの…』
同じ病気で終わるなら
死ぬ日も同じがいい
これは勝手な俺のわがままだけど
『咲人、お待たせ』
手いっぱいの錠剤を喉へ流しこむ
胸が苦しくて
息が出来ない
ねぇ
あの時咲人も同じ気持ちだった?
もうすぐ終わりがくる
『咲人』
あの日のように
俺も笑って最期を迎えよう
10年前の今日が蘇った日