先日、大変興味深い出来事が起きました。
記憶が鮮明なうちにシェアさせていただきますね。
その日私は、ダンスチームの後輩と、ある聖地に出かけてきました。
彼は、ブレイクダンサーでありながら、大学時代から体外離脱を経験したり、霊的な現象も一通り経験しているという、ダンスだけでなく、霊的な世界観も共有できるという、数少ない友人の一人です。
私が手塩にかけて育てている、優秀なサイキックでもあります。
聖地では、奇跡的な体験をたくさんさせてもらうことが出来、とても幸せで満ち足りた気分で東京に帰ってきました。
お腹が空いたので、何か食べようという話になり、何を食べようか話し合ったところ、カレーうどんが食べたいという話になったため、カレーうどんが食べられるお店を探しました。
周辺のお店を何軒かまわったのですが、売り切れだったり、販売を休止していたりして、なかなかカレーうどんにありつけません。
あきらめて、他のものを食べようかという話も出たのですが、私はなぜかカレーうどんを食べなければいけない衝動を抑えられませんでした笑
あきらめずによく調べてみると、チェーンの居酒屋さんでカレーうどんを出してくれるところがある、と分かったため、二人でそこに向かいました。
最近は、都内のコンビニや居酒屋さんで、外国人の店員さんが働いているのを見かけることが増えましたね。
この日も、私たちの注文をとってくれた店員さんは外国の方でした。
留学生でしょうか。
おそらくは私たちよりも少し年下であろう、女性の店員さんでした。
まだ日本語に慣れていないようでしたが、一生懸命注文を確認し、素敵な笑顔で接客をしてくれました。
私も後輩も、学生時代にはコンビニで深夜のアルバイトをしていたことがあるため、接客業のアルバイトの大変さはある程度分かっているつもりです。
ましてや、故郷を離れ、言葉も文化も異なる外国でそれをしているのですから、本当に苦労しているのだと思います。
それでも一生懸命仕事をし、お客さんをもてなそうとする姿勢に心を打たれました。
出てきたカレーうどんも、とってもおいしくて、二人で夢中になって食べていました。
しばらくすると、そこに二人組の男性がやってきました。
彼らは、ズカズカと店内に入ってくると、店員さんが席に案内してくれるのも待たずに、私たちの横のテーブルに勢いよく、ドカッと座りました。
チラッと見ると、40代後半~50代後半くらいのスーツを着たサラリーマン風の男性と、カジュアルな服を着た、その男性と同じくらいの年齢の男性の二人組でした。
スーツの男性は、席に座るなり
「おい!!注文!!」
と大きな声で店員さんを怒鳴るように呼びつけました。
個人的には、お客さんだからと言って、横柄な態度で店員さんに接する人は大嫌いですが、だからと言って赤の他人の年上の人に私が注意するのもなぁ、と思って、少し心配しながら横目で見ていました。
呼びつけられて、さっきの外国人の店員さんがやってきましたが、来るなり、
「遅い!早くしろよ!!」
と怒鳴られます。
そして、彼らが注文し、注文内容を店員さんが確認しようとしたところ、
「なんだよ!?そうだって言ってんだろ!!一回でちゃんと注文とれよ!!!」
とまた怒鳴りつけます。
店員さんが申し訳なさそうに、
「すみません。まだ日本語に慣れていなくて・・・。」
と頭を下げると、スーツの男性は
「はぁ?そんなもん関係あるかよ!うるせぇ!!早くしろ!!」
とまた店員さんを怒鳴りつけたのです。
努めてスルーしようと思っていましたが、この最後の一言でこちらも完全にあたまにきてしまいました。
あまりの態度に、席を立って直接注意しようかとも思いましたが、それをすればお店にも迷惑がかかってしまいます。
そこで、後輩に話をする、という体で、この男性をカウンセリングすることにしたのです。
横柄な態度で店員さんを一方的に責めるという、この男性の生き方が、本人の魂にも、先祖にも、神様にも、失礼極まりない、と思ったから、というのもありますが、どんなに頭にきても、これまではそんなことをしたことは一度もなかったのです。
普段は依頼されない限りは、こちらからリーディングをしたりカウンセリングをしたりすることはありません。
プロとはそういうものだと考えているからです。
しかし、何故かこの時は、そうしなければいけないという直感が強烈にありました。
カチッと、自動的にリーディングのスイッチが入るのを感じました。
リーディングのモードに入ると、相手の葛藤や現在の状況、何故そんな行為をしたのかということは、すぐにわかります。
相手を意識するだけで、即座にこちらにもその体感が乗ってくるからです。
この男性からは、父性に対する強い抑圧感と怒り、経済的な苦しさ、自己否定と自己処罰の感情を強烈に感じました。
それらを翻訳するとこうなります。
納得のいかない安い給料で(本人はそう思っている。おそらく借金を抱えているため。)、上司のパワハラに耐えながら日々働いているが、それらを自分の力不足だと分かっていながらも、社会や会社の上司を責める感情を止められず、そんな自分に嫌気がさしており、自己処罰の感情を止められない(身近な人に嘘をついている場合に多い葛藤。)、という状態。
それらを一つ一つ、あくまでも後輩に話をする体で、しかし隣のテーブルにも聞こえる音量で話していきました。
「なるほど。きつくて大変な仕事で、上司からのパワハラにも耐えながら、日々頑張っているんですね。だけどね、何故そんなことになっているかわかりますか?あなたのこれまでの感情の使い方や生き方、他者への接し方が、すべてそこに集約されているからですよね。それを変えたいのならば、一生懸命仕事をしている店員さんをいじめるような生き方から変えるべきではありませんか?」
途中まで話していると、明らかに自分のことを言われていると気づいたのか、身を乗り出して、こちらに顔を向けながら私の話を聞き始めました。
そこで、さらに話を進めていきました。
「それにね、お金を払う立場を利用して、立場の弱い店員さんを攻撃するなんて、大の大人のやることじゃありませんよ。端的に言って、最低です。それをどこの馬の骨ともわからない若造に指摘されて、恥ずかしくないのですか?もしこれが高級ホテルや料亭で、大切なお客様をもてなすために連れてきたのだ、というならわからなくもないですが、数千円程度しか使わないチェーン店で、接客に文句を言うこと自体がお門違いなんですよ。完璧を求めるなら高級店に行けばよいではありませんか。あなたの怒鳴り声で、こちらはおいしい食事が台無しにされてしまいました。それはどう責任をとっていただけるのでしょうか?」
ここまで話すと、驚くべきことが起きました。
なんと、サラリーマンの男性も、連れの友人に話をする体で、自分の身の上話をし始めたのです。
「俺だってさぁ、毎日頑張って生きてるんだよ。田舎から出てきてさぁ、一人でさぁ。借金もこさえちまって、180万だぜ?実家にも帰れやしねぇ。田舎の家族には、銀行で働いてるって嘘ついてるんだ。ど田舎で、みんな農家だからさ、スーツ着てれば立派な仕事してるって思ってくれるんだよ。お母ちゃんに会いてえなぁ。。元気かなぁ。。」
私はこう返しました。
「わかりますよ。あなたに父性を教えてくれるはずのお父さんが、それをしなかったのですね。でもね、どんな親を持とうが、子は子たれ、という言葉があるんですよ。あなたのお母さんは、一生懸命あなたを育ててくれたでしょう?そこに愛は確かにあったはずです。父性を外に求めるのは止めなさい。あなたの中に自ら育てていくのです。借金だって、そんなに悲観的にならなくても大丈夫ですよ。立場の弱い人を責めて憂さ晴らしをするような生き方を改めて、関わる人を幸せにすることに本気になってごらんなさい。必ずお金の巡りはよくなります。それが父性を育てるということです。そうしてきっちり借金を返したら、実家に帰ってお母さん孝行をしてあげなさい。それがあなたの生きる道でしょう?後ろの人たちはそう言っていますよ。あなたの守護者たちは、見ず知らずの私にここまで言わせて、本当に申し訳ない、と泣きながら頭を下げていますよ。さぁ、これからどうするんですか?」
私がそう言い終わると、なんと彼らは頼んだ食事もそこそこに、静かに立ち上がると、荷物を纏めて席を立ったのです。
レジにはあの店員さんがおり、どうするのかと様子をみていると、支払いを終えた男性は申し訳なそうに、
「さっきはごめんな。」
とつぶやいて店を出たのです。
泣きそうになっていた店員さんも、びっくりして立ち尽くしていました。
後輩は、
「タカテルさん!なんであのおじさんの借金とか、きつい現状がわかったんですか??それに、最後あの人謝って帰りましたよね!!最初は殴りかかってくるんじゃないかと冷や冷やしましたけど、すげー!!すごすぎる!!完全勝利じゃないですか!俺もあいつには頭きてたんですよ!!!あの野郎、ほんとに最低な奴だったな~。」
と驚いていました。
ここで、ハッと気が付きました。
素晴らしい一日を振り返りながら、美味しいカレーうどんを後輩と食べていただけなのに、一体何故こんなことになってしまったのだろう、と思っていましたが、そうではなかったのです。
どうやら、この状況をセッティングしたのは、申し訳ないと涙を流していた、あの男性の先祖たちだったようなのです。
つまり、男性の先祖たちが、私に、子孫をなんとかさせたくて、ここに呼んだ、ということだったのです。
そもそも、よく考えてみれば、カレーうどんを食べることにならなければ、ここには来ていなかったのです。
何故あんなにカレーうどんにこだわったのか、自分でも不思議だったのですが、そういうことだったのですね。
導かれたのだな、と思いました。
ふと壁を見上げると、
「ありがとう」
という言葉が額に入れて飾ってありました。
あぁ、あの男性の先祖たちが喜んでくれているのだな、とわかりました。
あの男性とは、おそらく二度と出会うことはないでしょうが、これをきっかけに、あの男性が一歩でも二歩でも幸せに向かって歩み始めてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
強調しておきますが、普段は、こんな一歩間違えばスピリチュアルハラスメントになりかねないようなことは絶対しませんよ。
正論であろうがなんであろうが、相手を言い負かしたり、喧嘩して勝つことに意味などありません。
相手がどうすれば幸せになるか、という視点がなければ、言葉であれ行動であれ、ただの暴力になってしまいます。
皆さんも、そういうやり方があるのか、と真似をすることは絶対にしないでくださいね。
しかし、今回のことはこの男性だけの話ではないのかもしれません。
同じような場面を見かけることは度々あります。
それだけ、この現代社会で苦しい思いを背負って生きている人が多い、ということでもあるのでしょう。
人や自分を責める生き方ではなく、認めて、褒めて、応援する生き方をしていきたいですね。
それこそが、素敵な社会、ひいては素敵な未来を築いていく方法なのだと思います。
読んでいただき、ありがとうございます。
ps.パートナーや友人とスピリチュアルな話を共有できなくて寂しい、という相談をよく受けます。
興味のない人に無理に説明する必要はないと思いますが、今回のケースのように、真摯な想いで、わかりやすい言葉で説明すれば、必要なことは必ず通じます。
言葉はそのためにあるのです。
言葉は人を癒しもし、傷つけもします。
その言葉に触れた人が、癒され、励まされ、勇気づけられる言葉を使っていきましょう。
そのために、まずは、自分が感じている情報を言葉で整理してみましょう。
自分の感覚や感性を人と共有するヒントは、そこにあります。
☆個人セッションも行っています。
u1234ss@yahoo.co.jp
☆今月と来月、シンクロ二シティを読み解き、それを活用する手法をレクチャーするセミナーを開催します。
錬金術師は、神官とも呼ばれました。
ここでいう「神官」とは、広い意味での霊的世界(時空の枠を超えた世界のことで、ここには宇宙人も含みます。)の情報を正しく感受し、それを現実に活用できるよう審神者(さにわと読みます。霊的な情報を精査し、現実に活用出来るレベルまで落とし込む技術です。)する、儀礼の司(つかさ)を意味します。
霊的世界を否定したり、批判したり、馬鹿にしたりするのでもなく、逆にいたずらに怖れるのでもなく、正しく関わり、自分と人の実質的な幸せのためにそれを活用するという覚悟を持ち、探求を続ける者を、神官と呼ぶのです。
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神官・錬金術師といっても、堅苦しいイメージを持ったり、オカルトオタク的なイメージで考える必要は全くありません。
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https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12366619669.html
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タカテル
u1234ss@yahoo.co.jp
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https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12367924883.html
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宜しければ、ご覧になってみてくださいね。
龍さんのホームページ
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下記の記事でもシリウスを紹介しました。
是非読んでみてくださいね。
「甑島への旅 ~オリオンミッション~」
http://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-11948251087.html
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