6月21日は夏至でした。
北半球において夏至は、1年で最も昼が長く、夜が短い日になります。
夏至というのはスピリチュアル的にも色々と特別な日だったようですね。
私自身は、ある変わった夢を見ました。
今日はその夢の話をしようと思います。
色々なところから夏至について様々な噂を聞いていたものの、私自身はあまり気にせず普通に過ごしていました。
夏至当日は、前の日の晩からなかなか眠りにつくことができず、気が付いたら朝を迎えていました。
仕方が無いので、眠ることを諦め、明け方からずっと事務作業をしていました。
朝8時頃だったと思うのですが、仕事をしていると、急激な眠気が襲ってきました。
まだ夕方の用事までは時間に余裕があったため、軽く眠ることに決め、布団に入りました。
すると夢を見たのです。
それは以下のような夢でした。
私は気が付くと藪の中にいました。
辺りを見回すと、ここはどうやら神社の境内のようです。
普通神社というと、雑草は刈り取ってあり、綺麗に整えられていることが多いと思うのですが、神社の境内であるにも関わらず、ここにはかなり背の高い雑草がたくさん生い茂っていました。
私はその中に身を隠し、誰にも見つからないよう神経を研ぎ澄ませながら、神社の神域を抜けた先にある浜辺を目指していました。
何故そこを目指しているのか、どうして隠れているのか、この時点ではよくわかりませんでした。
藪の中に身を隠しつつ進んでいくと、右奥に小屋が見えてきました。
この小屋はどうやら神社の社務所のようです。
窓から中の様子が見えたのですが、中には2組の男女がいることがわかりました。
何やら深刻そうな表情で、話し合いをしている様子でした。
私は誰にも見つかってはならなかったため、当然彼等にも見つからないように、隠れながら進みました。
しかし、途中で中にいた女の人と目が合ってしまったのです。
「やばい!見つかった!隠れなきゃ!」
と思ったのですが、その瞬間、私の頭の中にテレパシーで別の人の意識が入り込んできました。
これは、どうやら私と目があった女性に向けて、別の存在が送ったテレパシーであるようです。
目を合わせたことで、それが私の意識にも入り込んできたようです。
そのテレパシーを通して伝わってきたものは非常に恐ろしい内容でした。
ビジョンも見え、声もはっきり聞こえました。
まず見えてきたのは、白いボロボロのワンピースを着た背の高い女性でした。
彼女は、腰くらいまである長いボサボサの髪の毛を垂らしており、顔は見えません。
ホラー映画「リング」に出てくる、貞子にそっくりの姿をしていました。
そして、右腕には刃渡り30cmくらいの大きな包丁を持っていたのです。
この女はどうやら亡霊のようです。
続けて、頭の中にこの女の声が響いてきました。
「◯◯ちゃん、今あなたの家の居間にいるの。これから、あなたのお母さんをバラバラにするわ。」
なんということでしょう。
この亡霊はいきなり、これから一方的に人を殺すという理不尽な宣言をしてきたのです。
当然私と目を合わせていた女の人は反論します。
「やめて、良子ちゃん!どうしてそんなことをするの!!」
この台詞を聞いて、ハッと全てを思い出しました。
この女の亡霊の名前は良子(よしこ)。
何処にでも瞬間移動することが出来、自分の気に入らない人間を、その手に持った包丁でバラバラにして殺すという、タチの悪い悪霊だったのです。
私は、良子を封印するための石を手に入れるために、浜辺へと向かっていたのでした。
良子が女性のお母さんに気を取られている間に、早く浜辺へ行かなければなりません。
それが終わったら、おそらく良子は私を殺しにやってくるからです。
それも一瞬のうちに背後に現れて・・・。
そのことを思い出した私は、女性から視線を外して、浜辺へ全力で走りました。
おそらくあの女性のお母さんはバラバラにされてしまったでしょう。
その犠牲を無駄にするわけにはいきません。
良子がいつ私のところへやってくるかわからないという恐怖と戦いながら、とにかく走りました。
走って走って走って、体力の限界に達したところで、ちょうど浜辺にたどり着きました。
全力で走り続けたため、浜辺に到着すると同時に倒れこんでしまいました。
最早これまでか、と諦めかけたのですが、前方の砂の中にキラッと光る石を見つけました。
それは良子を封印するために必要な石でした。
あった!
石を見つけた私は、なんとかそれを手に入れようと、力を振り絞り、這って進みました。
疲れ果てて、立ち上がることも出来なかったのです。
わずか数メートル先が、千里の道のように思えるほどでした。
少しずつ少しずつ石を目指して進みました。
いつ良子がくるかわかりません。
何度ももうダメかもしれないと思いました。
しかし、ついに、死力を尽くした甲斐あって、石を手に入れることが出来たのです。
これで良子を封印し、多くの人を救うことが出来ます。
その石は全体は白く、所々に水色のキラキラした鉱物が混じった不思議な色の石でした。
色は翡翠のようでしたが、質感はざらざらしており、翡翠ではありませんでした。
そして、なんとなくその石を裏返してみると、そこには
「水木しげる」
と達筆な字で、はっきり書かれていたのです。
そこまで体験したところで、目が覚めました。
目が覚めて気付いたのですが、体が震えており、大量の冷や汗でベトベトになっていました。
それほどリアルで怖い夢だったのです。
「あぁ。。本当に怖い夢だった。。でも夢で良かった。」
と独り言を呟いて、ふと視線を横にやると、そこになんと私の顔を覗き込む良子がいたのです。
!!!!!
気絶するかと思いました。
人間、本当に驚くと声も出ないのですね。
あぁもうだめだ!殺される!と目を閉じました。
しかし、いつまでたっても良子は攻撃してきません。
おかしいな、と思って、おそるおそる視線を上げて、よく見てみると、私が良子だと思っていたそれはなんと、彼女にあげたぬいぐるみだったのです。
どうやら霊的な世界に意識が入り過ぎたため、物に自分の恐怖心を投影し、誤認してしまったようです。
夢から覚めたあとも、物を見間違えてしまうほどの恐怖だった、ということですね。
時計を見ると、もうじき家を出なければいけない時間になっていました。
5、6時間寝てしまっていたようです。
急いで熱めのシャワーを浴びて家を出ました。
移動中の電車の中でも、一体あの夢はなんだったのだろう。
夏至と何か関係があるのだろうか、などと色々考えていました。
電車の中でずっとあの夢の意味を考えていたのですが、ハッと思い出しました。
あの夢を見るのは今回が初めてではなかったのです。
昔から何度もみている夢でした。
前回に見たのがいつだったのか、はっきりとは覚えていませんでしたが、おそらく数年前だったと思います。
とにかくこの夢は幾度もみせられているものだ、ということをはっきり思い出したのです。
繰り返し見る夢は、多くの夢の中でも特にメッセージとしての意味合いが強いと言われています。
次にわかったことは、夢の中に現れた悪霊は、心理学の分野で言われるアニマ(男性の内面に存在する女性性)だ、ということでした。
アニマやアニムス(女性の内面に存在する男性性)は、怖ろしい怪物や幽霊のような姿で現れることが多くあるのですが、それはいわゆる悪魔とは異なる存在なのです。
実際、私の夢に出てきた悪霊も「良子」という名前でした。
良子とは、読んで字のごとく、良い子を表しているのだと思います。
人をバラバラにして殺す悪霊の名前が良子なのです。
正に表裏一体すね。
女性性は心理学において、グレートマザー(大地母神)とも呼ばれています。
心理学でもやはり、グレートマザーには二面性があると言われているのです。
我が子の独立を母が阻む、などという場合には、グレートマザーのコントロール的な側面が現れているという解釈になります。
これは、東洋では観音と龍の対比として表現されることもあります。
西洋的にはマリアとドラゴンです。
このことと関連する話として、各地の伝説を調べてみると、剣を持った勇者とドラゴンの対立を描いているものが非常に多いのです。
男性的な戦士が、観音やマリアとどう関係するのでしょうか。
真逆のようにも思えますよね。
実はこの場合、戦士の性別よりも、戦士が必ずと言っていいほど持っている「剣」がポイントなのです。
これはどういうことかというと、剣は金属であり、金属は天真爛漫な少女を表すシンボルだからです。
金属はお金や電子部品などを見てもわかるように、情報と深く結びついています。
情報は、コミュニケーションによって伝達されるものですよね。
天真爛漫な少女がたくさんお喋りをして、様々な情報を伝達することから、金属は天真爛漫な少女を示すシンボルなのです。
この、金属=少女であるという視点から、勇者とドラゴンの対立という神話によく見られるパターンを読み解いていくと、こうした神話は人々の内にある女性性との葛藤を描いていると解釈することも出来ます。
非常に興味深いですよね。
それから、夢の最後にはっきり出てきた水木しげるという人名についても、これが明確な意味を持っていたことが判明したのです。
インターネットで調べてみて、えーっ!!!と声を上げて驚いたのですが、『グレートマザー物語』というテレビのドキュメンタリー番組で、水木しげるのお母さんを特集する回が放送されたことがあったのだそうです。
水木しげるのお母さんも、やはり子を深く愛するが故に、グレートマザー的な側面が非常に強い女性であったようです。
これには驚きました。
私には水木しげるについての知識はほとんどなく、ゲゲゲの鬼太郎の作者であるということしか知らなかったのです。
ましてや水木しげるのお母さんについての知識など、全くありませんでした。
夢というのは、本当に色々なことを教えてくれますね。
さらに、調べていると、夏至という日は、昔から魔女や巫女と呼ばれた女性たちが祭祀を行っていた特別な日だったということも判明しました。
そういう特別な日だったからこそ、アニマの夢を見たのかもしれません。
自分の中の良子を怖がって逃げて否定するのではなく、認め、癒し、調和させていくことが必要なのだと思います。
そうすることで、殺人鬼としての良子から、天真爛漫な可愛らしい少女である本来の良子へと戻っていくのではないか、と感じました。
読んでいただき、ありがとうございます。
ps.この画像は犬を愛でる「貞子」です。
写真は犬を愛でる「貞子」です。
犬を呪っている場面ではありませんよ笑
犬の顔がまんざらでもない顔をしていますよね。
女性性を活性化させるアイテムとして、仕事机の真後ろにマリア観音の掛け軸を飾りました。
これは江戸時代に描かれたものだそうですが、とてもよく出来ています。
掛け軸の下には、巻いて保管する際に紙を巻きつける軸になる木が付いているのですが、この木の部分にはご神木が使われているようです。
この掛け軸からは穏やかなエネルギーを感じます。
初めて掛け軸を買ったのですが、こういう骨董品もなかなか素敵ですね。
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下記の記事でもシリウスを紹介しました。
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「甑島への旅 ~オリオンミッション~」
http://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-11948251087.html
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