人間の罪を描いたウルトラQ
ウルトラQには、眠りから覚めたゴメスやリトラ、侵略者のケムール人やセミ人間、侵略者が送り込んだボスタングやガラモン等など色んな怪獣が登場するが、その中に、人間が作ってしまった怪獣達も存在する。以前にも紹介したが、研究員の管理不行き届きで、青葉くるみを食べてしまったゴローがその代表だが、まぁこれはわざとじゃないから許せる?範囲だけど、中には人間のエゴが、生み出してしまった怪獣もいる。そいつが、「甘い蜜の恐怖」に登場したモングラーだ。こいつはもともとはフツーのモグラだったんだけど、木村研究員が開発した成長促進栄養剤のハニーゼリーオンというローヤルゼリーで育てられた巨大ジバチの幼虫を食べさせられたために怪獣化してしまった。
それは、木村研究員の成功を嫉んだ伊村研究員の仕業だったから、許しがたい。結局モングラーは暴れ回ったあげく、地底のマグマに突っ込んであえない最期をとげるんだけど、モングラーは人間の悪しき心が生み出した哀れな怪獣だった。画像はウルトラ怪獣名鑑のシークレットのモングラーで、もちろんフルカラーとモノクロ版の両方があるから、自慢を兼ねて両方の画像をアップした。よくみるとこいつはなかなか、可愛いらしい顔をしているだけに、人間の悪しき心の哀れな犠牲者かもしれない。
ウルトラQは単に怪奇性の強いドラマでなく、人間の醜い欲望や、妬み、悪しき心によって生まれる罪を描いているのかもしれない。蛇足だが、木村研究員を演じていたのはハヤタもとい黒部進氏だったんだけど、この人もハヤタ以外は悪役多いよなぁ。ひょっとすると、ウルトラQに出演して悪しき心に染められたのかも?


