生まれ直しの大宣言! | Fire Spiral Gypsy ACHICO

Fire Spiral Gypsy ACHICO

火と舞う、自然と寄り添い暮らす、ACHICOの物語

ちょうど一年前から腹部にまあるいしこりがあるのに気がついて

 

秋に病院で検査したら、左の卵巣に液体が溜まって膨らんでいるのがわかった。

 

初めて入ったMRIの結果では良性のもので、多くの女性に見られるよくある卵巣膿腫というものだった。

 

7cm以上の大きさになると手術で取り除くのが一般的な西洋医学の医療措置だそう。

 

「手術で取りましょう」と言われたが、私は断った。

 

私にはこの病気の原因に心当たりがあったから。

 

症状を切って取り除いても、それで終わりではない。

 

根本の原因が解決されていなければまた繰り返す可能性だってある。

 

だから私は、自分で自然療法で手当てをしながら、その原因と向き合って、

 

それでもダメなら手術を受ける、という最終手段にしたかった。

 

 

 

女性はいろんな感情やストレス、体内毒素などを子宮にため込む性質がある。

 

だから私は、卵巣がここまで大きく膨らむほどにどっさり何かを溜め込んでいたということ。

 

「もう限界だよ、今までのやり方、考え方では無理が来てるよ」と

 

卵巣がメッセージを送ってくれているのだ。

 

ここまで限界が来ないと気がつかなかった私。ガーン

 

 

母親になって11年、3人の子供のこと、家事や田畑や仕事など

 

やらなければいけないことに追われて、自分のことは優先順位の最下位。

 

たまに自分の好きな仕事で出かける時が、日常の束縛から離れて、外界と繋がり、

 

人と交流してエネルギー交換を楽しむ、私の気晴らしにもなっていた。

 

だけどそれも、家に帰ると気持ちよく迎えてもらえなくて

 

自分の好きなことをやるってことに罪悪感を募らせていた。

 

旦那と喧嘩になると色々ご指摘を受け、厳しい批判を受けた。

 

悔しいから、今に見てろよ!ってさらに頑張る。甘えれなくなる。頼れなくなる。

 

そして疲れる。一人で抱え込んで、苦しくなる。休みたいのに、やらなければ、と。

 

 

自分を大切にしましょう、自分を愛してあげましょう、ってよく聞くけれど、

 

母親にはそれが結構難しい。 なぜなら自分より優先しなきゃいけないものが沢山あるから。

 

だけど、実はそれもただいい母親になろうとする仮面に苦しめられてるだけなのかも。

 

ダメな母親でもいいのかも。

 

でも出来てないことを批判されるのが悔しいから、

 

私は今までそれができなかった。

 

もちろん完璧にはできてない。掃除は大の苦手だから。

 

だけど、どんなに忙しくても冷凍食品や電子レンジは使わずに手料理を作って来たし、

 

毎日の洗濯は大変だったけど3人とも布おむつで育て上げたし、

 

薬や病院に頼らずに自然療法で手当てしてるし、

 

泥にまみれて田んぼでお米作ってるし、味噌や梅干しだって手作りして来た。

 

そうゆう立派な母親っていう理想を自分で勝手に作って、こだわって、こりゃ大変だ〜ってなるときも多いな、私。ガーン

 

 

 

 

 

 

手術を断ってから、ホメオパシーや薬草温灸、湿布、薬草茶、フラワーレメディなど色々勉強してお手当した。

 

どれもいいものばかりだけれど、やっぱり自然療法は時間がかかる。

 

それも心穏やかに落ち着いて自分と向き合える状態と環境があった上で、

 

じっくりと長い目で取り組んでいくならば、きっと良い効果が現れるだろう。

 

だけど、私は忙しくてなかなか落ち着いた自分の時間は取れないし、

 

旦那との状態が良くないことでのストレスがかなり大きい影響を及ぼしている心の状態で

 

気長に穏やかに取り組むこともできず、

 

お腹はどんどん大きくなってきていた。先の見えない不安もあって限界がきていた。

 

 

でも私は小さい頃から病院や薬のお世話になったことがなかったし、

 

3人の子供も自宅で自然出産したし、自分で薬草や自然療法を勉強して実践していた。

 

もちろん西洋医学は否定していないが、ただ今まで縁がなかった。

 

手術して卵巣を切り取ってしまう対処療法的考え方にも抵抗はあった。

 

だから、すごくすごく悩んだ。 

 

 

 

病気のこと、夫婦のこと、どちらの問題も一人で抱えて苦しくなってた。

 

周りでカジュアルに手術を受けてる人たちの話を聞いて、

 

私の中で手術を受けることにこんなに悩んでいることとのコントラストが際立って感じた。

 

 

できるだけ自然療法で乗り越えたい、そんな自分の中のこだわりが私を苦しめた。

 

 

そんな時、一人の友人が夢に出てきた。

 

目が覚めた時、ハッと何かを受け取って掴んだような気がして飛び起きて、

 

すぐにパソコンを開いて彼女とのやりとりしていたメールを読み返した。

 

数年前に子宮のことで天国へ旅立ってしまった彼女と、

 

亡くなる少し前までやりとりしていた内容には、

 

「西洋医学や抗がん剤なども今の自分の命に必要なものだと思って

 

ありがたく受け入れて光に還元している」というような

 

メッセージが書かれていた。

 

私は当時、死に直面しながらも命の輝きに満ち溢れた彼女をとても美しいと感じていたことも思い出した。

 

ああ、これは今の私に必要なメッセージを

 

彼女が夢に出てきて伝えてくれたんだなぁとわかった。

 

本当に感謝しかない。ありがとうね、天国の美しい友よ。お願い

 

 

私ももしかしてこのまま自分の状態を過信して手術を受けなかったら

 

命に関わるようなことになりかねない。と死についてもリアルに考えていた。

 

この日、私は一つの答えにたどり着いた。

 

「私はまだ、小さな愛しい子供たちを残していけない。」

 

沢山の涙が溢れてきた。

 

それは私の中のこだわりを手放す浄化の涙。 大きな決断の涙だった。

 

そして私は手術を受けることに決めた。

 

 

 

 

今まで自分がこだわってきたもの、大切にしてきたもの、自分の価値観、周りに写っている自分像、

 

そういうものに執着して苦しくなってる自分をひっくり返すことにした。

 

それらを全部手放して、良いも悪いもない世界へ行くことにした。

 

世紀の大転換。全てリセット。新しい私が生まれる!

 

 

 

それはそう、だってこの地球こそが今、新しく生まれ変わろうとしているから!!

 

地球の子宮に溜まりに溜まったマグマが世界各地の火山から溢れ出している。

 

マグマは大地を覆い、美しい景色や、人々の積み上げてきた暮らしや、歴史ある聖地を

 

容赦無く飲み込んでる。そこには苦しみも伴うけれど、執着を手放して、ただ受け入れるしかない世界。

 

飲み込まれた土地はリセットされ、また時が流れれば新しい命が芽吹き、復活していく。

 

 

私たちはこの星と共に生きているから、連動して同じような体験をしているんだ。

 

地球も、私も、お産しようとしている! 新しい自分を生み出そうとしている!!ってことなんだ。

 

 

 

だから生まれる前は産みの苦しみがある。

 

でも、ブワ~っ!!と噴火のように出し切ってしまえば、きっと快感でしかない。

 

私のお産がそうだったように、赤ちゃんが出てきた瞬間は最高のエクスタシー!!

 

私にとって今回の手術は、

 

より自由で、より軽やかな新しい自分を生み出すためのお産であり、

 

私の愛おしい3人の子供を生み出してくれた愛すべき卵巣に別れを告げ

 

お空へ見送るセレモニー。

 

 

 

昨日は子供達と一緒にワンワン泣いた。

 

「今まで頑張って平気なふりしてきたけどね、ママは本当は手術が怖いよ。卵巣さんとお別れするのがさみしいよ。

 

ママの大事な大事なあなたたち3人を産んでくれたこの卵巣さんに、

 

手術の日まで、毎日毎日手を当てて、ありがとうって伝えるよ。」って話したら、

 

子供達も堰を切ったようかのように泣き出した。えーん

 

きっと不安だったんだろうな。心配だったんだろうな。

 

そんな気持ちをぐっとこらえて頑張ってたんだろうな。

 

 

いつもはクールな長女も珍しく泣いて、一生懸命に話してくれた。

 

「病気のことで、ママが一番辛いはずなのに、なんでそんなに明るく振る舞うんだろうって思ってた。

 

私たちには弱いところも見せてもいいのに。頼ってくれていいのに。それが悔しかったよ。」

 

そっか、そうだったんだね。

 

私は子供に心配かけないようにと思って明るく元気なママでいようとしていたけど、

 

ちゃんとわかっていたんだね。

 

「ごめんね。辛い思いを我慢させててごめんね。

 

これからはどんなことでも分かち合うね。ママ、これからもあなたたちと一緒にいられるように

 

元気になるからね。」

 

小さな手が私のお腹をさすってる。

 

みんなで泣けてよかったな。気持ちを出せてよかった。

 

溜め込んだまま、心のしこりに残らなくてよかった。

 

子供達は本当に敏感に、繊細に、感じ取っているんだな。

 

みんなスッキリした笑顔になってた。

 

 

 

友達にこの病気のこと、手術を受ける決断をしたことを話すと

 

みんな「いいと思う。きっと全部いい方向に繋がってくから大丈夫。

 

アチコは今は自分の体を一番大事にしてね。」ってエールを送ってくれる。

 

手術のことで予定が変更になって迷惑をかけてしまってるのに、

 

すごく温かく寄り添ってくれてる。みんなの共感がどれほど心強いか。

 

ありがたいなぁ。涙が出ちゃうよ。みんなありがとうドキドキ

 

 

これは私の生まれ直しの大宣言!

 

すごくプライベートなことだから大きな声で言うことでもないのかもしれないけど、

 

悩んで苦しんだり、卵巣と対話したり、全てを受け入れる覚悟をしたり、色んな自然療法を勉強したり、最新医療の手術を受けたり、

 

ってゆう私の経験たちが、いつか誰かの役にたつ時がくるかもしれない。

 

大きな変化を迎えて戸惑っている人や、何か苦しみを抱えている人たちの

 

気持ちを少しは楽にして、前向きにできるかもしれない。

 

今まで弱みを全然見せれてこなかった私だからこそ、

 

こうしてどんなこともみんなと分かち合っていくことが

 

新しい自分の可能性への希望となっていく気がするんだぁ。

 

 

 

地球でこの体験を選んできたってことだもんね、楽しんでいこうと思うよ。

 

 

長文、読んでくれてありがとう。