ボララス・ミクロスレッドとリコリスグラミー。
ミクロスレッドは写真上方。
リコリスグラミーは左側のキラキラとしたヒレなのがメスで、オスはヒレが黒いうえに縁が水色で渋い。

写真としては右奥のミナミヌマエビが良いアクセントになったかも。


さて、今回は先代のリコリスを含めて、そろそろ1年以上の飼育経験となったので、中間報告としてまとめようかと。

#混泳について
リスクなし。グラミーでは1番大人しい。
同サイズ間ならあらゆる混泳が可能。

#本種導入のメリット
熱帯魚水槽に湧くプラナリア(K型)を食べる。特に日本の熱帯魚水槽に湧くのは、ほぼ東南アジア原産のK型。
また、プランクトン・イーター(*後述)らしく、現在までエビの卵や稚エビが襲われていない。エビ専用水槽の掃除係になりうる。

#プランクトンイーターについて
生きた微生物、特にミジンコなどの人間が肉眼で認識できるサイズの動物性プランクトンを主食とすること。
餌付きにくい小型熱帯魚はそうである場合が多い。

#エサについて
活きミジンコが最適解。
人工餌は現状食べず。
冷凍アカムシはよく食べているものの、冷凍ブラインシュリンプは齧るだけで捨てる。
また、乾燥アカムシ等は減圧して水底に沈めると稀に食べるが、それよりプラナリアを優先して食べる。

食性に関してはプランクトンイーターなため、できるだけ活きミジンコやミズミミズ、プラナリアなどの動く微生物を与えるべき。
私は冷凍アカムシを与えていますが、口のサイズに合わないのか、食べるのに苦労している。だが、アカムシ1日数匹でしばらくは満腹らしく、味も好みらしい。

よって、プラナリア駆除を兼ねて導入した場合、プラナリア駆除後に活きミジンコが必要になる場合アリ。

#飼育難易度
難しい。
特に冷凍エサを食べない個体がいると、活きミジンコを別途養殖する必要があるため、設備の増設・維持に手間がかかる。
ただ、昨今のメダカブームによって、現在は活きミジンコの入手自体は通販等で簡単。
こんなトコロでしょうか。

飼育難易度はエサ問題だけです。
されどエサ問題。小さな水槽1つから初める人にはエサも市販品で済むサカナの方が良いでしょうから、初心者向きではないという意味で飼育は難しいサカナとしました。

ただ、エサ問題さえ解決できるのなら、ベタを含むグラミー系で一番飼育しやすく、アクアリウムの主役や脇役もこなせる渋いサカナです。
行動がゆったりしているのも良いトコロ。

最後になりましたが、プラナリアK型はプラナリア・カワカツのコトです。和名はトウナンアジアナミウズムシで、川勝博士のコトを知ってから私個人はカワカツ・プラナリアと呼んでいます。

ただ、名称が長いと呼びにくいので、今回からプラナリアK型と表記しました。

それでは、また。

小型熱帯魚の混泳に興味があればこちらも参考にどうぞ。