昆布は餌付けやすい。

何より食べているのが分かりやすい。


昆布とオトシン

こちらを向くオトシンを撮れた。

他の飼育条件では難しかったので嬉しい。


そんなワケで、今日は撮りたかったアングルのオトシンを撮れた関係でオトシンに関する話を。



☆オトシンの餌付けは「塩抜きした干し昆布」が良い。

100均の竹ひごに刺して水槽の隅に置くと水槽ガラス経由で食べにきます。

それがオトシンの移動スタイルにも合致しているのかと。


☆昆布はスーパーで「だし昆布」として売っている昆布です。

これを一晩水でさらし、水を換えて沸騰直前まで弱火で煮る。これがプレコ用のエサより食べているのが分かりやすいです。


便利になった現代で、市販の人工エサより天然の昆布が優秀というのは不思議なモノですが、10回以上何年も何回もオトシンを飼育したなかで、昆布飼育が安定・安心して様子を観察できます。


・注意点としては、

1日を超える水さらしと、2度茹では劣化しやすくなります。


淡水に塩分が混じるのを警戒して当初は上記のコトをやったのですが、オトシンの反応が悪くなるうえに数日で昆布が水に溶け始めるのでおすすめしません。


☆設置位置は水槽ガラスに近いコト、水槽隅に近い方が良い。

理由は先述の通りオトシンの移動スタイル。

昆布の高さは一定サイズにカットして、1本の竹ぐしで底面・中層・上層近くに昆布を分けるのが確実かと。

ただし、水面付近に昆布を置くのは効果薄め。


☆注意事項としては

設置位置は決めておくコト。


古い昆布にオトシンがくっついているので、新しい昆布を別の場所に入れてから古い昆布を捨てたんです。

そうしたら、古い昆布のあった場所をグルグルして、新しい昆布の場所を覚えるのに1週間近くかかりました…


☆最後に導入個体が餌付くまでの期間

これは概ね2週間前後。


それまでは昆布があっても「?」という反応なので、水底にプレコ用タブレットを沈めるか、ガラスのコケを食べるコトに期待するしかないです。

なので、導入時には昆布を用意しておくべきですね。


長くなりましたが、書くべきコトはこんなトコロでしょうか。


いやはや、今まで散々プレタブを吊るしたり、オトシンを餌付かせる空間を作ったりしてきたのですが、昆布を与える方が「楽・簡単・安心」という結論に至りました。

今まで犠牲になったオトシン達には申し訳ない限りです…

昆布の塩分を気にし過ぎました…


私が一番気にしている塩分に関しては塩分や水質変化に弱い、チョコレートグラミーやエビたちが問題なく過ごしているので、塩抜きさえすれば短中期的には問題なさそうです。


以上、オトシンのエサは昆布の方が良いという内容でした。


何よりどの程度食べているのか分かりやすいのが大きいです。

何なら昆布にずっと付いている日もありますし。


*追記

たまには人工エサやアカムシ・糸ミミズも与えて下さい。オトシンは雑食ですので。

昆布だけでは栄養が偏ると思います。

単独飼育なら人工エサはネオプロスなどのフレークエサを沈める等でもアリです。

混泳飼育中なので失念しておりました。


それでは、また。

小型熱帯魚混泳辞典 リンク

フリーで読めます。

オトシンは初心者の方に人気ですし、大切なコトですから昆布の件は追記する予定。