時が駆け足で去っていく

着いていけない僕がいる

 

人生という道のりに立ち止まっている

もうすぐこの街にも雪が降る

 

何故ひとは逆境を乗り越えられるのだろう

降る雪のようにひとの優しさが触れるからだろうか

 

曇りを消したこの冬の空はなんて綺麗なんだろう

ひとの思い遣りを称えるように星々が輝く

 

僕はなにを残してきたのだろう

道程なく立ついち詩人のように

成すすべなく立ち尽くしている

 

言葉をかざしたら嘘になるような気がして

不条理なこの街で大切なものは何だろう

 

やがてこの冬は終わりを告げ春が青に包む

凡庸な日常をいかに希望に変えられるのだろう

 

街の片隅で聞こえる冬物語

きっと春を待つひとの希望を乗せたメロディーなのだろう

 

 

 

 

 

 

愛は行方知らずに貴女を求め

嗚呼迷いし心何処に行くのか

 

長い髪

熱い唇

細い指

 

貴女に似た人を追いかけてしまう

僕は優しさを傾ける術を失くし彷徨う

 

残り香のこの部屋で過去に酔いしれ

想い出の指輪をはめ言葉をしたためている

 

夜は加速度を増し

僕は孤独にまた包まれる

 

空蝉の体を抱き締めても

虚無にひとを傷つけるだけ

 

フレンド

そんな言葉で整理できるのなら

心のひだは疼かないだろう

 

闇に包まれ体を横たえても

心の熱が冷めた体を燃やすだけ

 

嗚呼出逢い別れ

時の赴くまま心委ねることができるのなら

僕の心は君に疼かないだろう

逃げ場のない愛如何に抱いて生きようか

 

美しい人

嗚呼残り火はその影を求め彷徨うだけ

 

 

 

迷い苦しみ

冬の孤独は近づきまた去っていく

雪解けの流れを待っている

 

君に見える景色はどうだろうか

僕は地平線の向こう光を眺めてる

 

精一杯生きてみせる

地下鉄の乾いた風がなんて心地よいのだろう

春風に紛れるように僕も歩いて行く

 

例え明日が見えなくても

今が明日に大丈夫だよとサインを送る

 

君は結果は決まっていると詠う

僕らはその過程を歩いているだけだと

 

もう少し頑張ってみる

互い強く見つめ合うこと

弱さを隠さず受け入れる勇気

諦めるのではなく手を伸ばして

 

同じ景色を分かち合う

何気ない悦びが明日へと導いてゆく