(夕食時に家族がつけていたマジックの番組に惹きつけられ、
10年以上ぶりじゃないかと思いますが、
3時間も、テレビの前に居座ってしまいました。
マジックも、とんでもなく進化してますね。
マジシャンとして活躍できる人たちは昔から、
単に指先が器用なだけではなく
(メンタル的な)集中力に秀でた人たちだったと思いますが、
今日見た人たちの中には、さらにその上を行く
『ヨーガ・スートラ』第3章に描かれているシッディ~
「魂のレベルの法則」を使いこなしているケースが、
含まれているんじゃないかと思えてきました。)
この法則と最後の法則は、一段と難しく、
真に理解できるのは、第3段階以上のイニシエートだけだ
ということですが、それ未然の人であっても、
その意味を幾分は把握できると、書かれています。
そんなわけで、この法則の解説も、
直接病気や治療の話ではなく、個人に対する大宇宙である、
人類全体が経験した病=世界大戦を例にとって、
完全と不完全、善と悪という2つのペアの対比が
分かりやすく説明されていました。
ここで書かれていることの延長上で、
2つの世界大戦を通じてもまだ解消しえなかった
カルマを清算して次のアクエリアス時代に進むための
最終的な戦いが今、私たちの目の前で展開されている
と考えられ、私たちの現状を理解する上でも、
とても役立つ解説になっています。
そして、病気から脱する方法として提出されているのは、
またも「無害性」です。
本当にこの無害性の重要性は、
秘教テキストのあらゆるところで出てきます。
秘教を学び続けていると、年に何回か、
道を志す人は「無害性」を生活における
最優先事項にすべきである、という記述に出会い、
「あ、また忘れていた。まだ全然できていない」
ということを思い出させてもらえて、
それだけでもとても有り難いことだと思いますが、
「もうそろそろ、いつも意識して生活する習慣を身につけねば」という思いを新たにしています。
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<法則Ⅸ>
完全は不完全を表面に呼び起こす。
善は常に時空間内における人間の形態から悪を追い出す。
完全なる方が用いる方法、善なる方が利用する方法は
無害性である。
それは消極的なものではなく、
完全なる平静、すべてを網羅する見解、聖なる理解である。