この宇宙に存在するあらゆるものが、
より霊的なものとより物質的なものの二極、
陽と陰の二元によって成り立っています。
どんなに一元論者が、いやそれは違うといったところで、
それは視点、あるいは始点や終点の問題です。
もしこの宇宙が完全に一元であったならば、
そこには何の差異も存在せず、動きも変化も進化も、
そして意識も存在しえません。
それらは、異質なものが存在することによって
初めて存在しうるわけです。
地上で生活を営む私たち人間において、
陽と陰にあたるものは、魂と肉体です。
異なる性質をもつこの2つが合体することにより、
人間が誕生して人生が始まり、
人生を終えるまで両者の関係は継続し、
死を迎える瞬間にその関係が解消されます。
死の決断における最終の決定権は魂が掌握していますが、
掌握の強さの程度は、
パーソナリティーと魂の結びつきが強いほど、
魂が自分の死のタイミングを希望通り
コントロールできるようになります。
これは、一般人が想像する以上に、
重要な問題のようです。
魂が死の決断を下すと、
ハートに錨をおろしていた生命の糸が引き抜かれて
魂~源に戻り、
肉体を構成している小生命たちは
それまで保っていた統合性を失い、
個々バラバラの生命となってほどなく死を迎えて腐敗に向かい、それらを構成する原子はその源である母なる大地に
引き寄せられて帰還するという、
「返還の過程」が進行します。
そして、輪廻の車輪が一歩、回転します。
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<法則Ⅷ>
病気と死は二つの活発なフォースがもたらす結果である。
一つは、その道具に対して次のように言う魂の意志である。
私はエッセンスを引き戻すと。
もう一つは、原子構造内の生命に対して
次のように言う惑星生命の磁力的な力である。
再吸収の時が来た。
私に戻れ。
かくして、周期の法則のもとですべての形態が行為すると。