「新しい教え」 ~ 『トランス・ヒマラヤ密教入門』より | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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神智学およびアリス・ベイリーを通して伝えられた教えの中心はどこにあるのか、ある程度の年月、これらに関わってきて、自分なりに感じ取ったものはありますが、ジュワル・クール大師自らが語っていた文章がありました。
忘れていて、久しぶりに目にしたものですが、そうだったのかあ、と、改めて再認識させられました。

アリス・ベイリー最後の作品である『光線とイニシエーション』に収蔵されている文章ですが、それから要約したものを紹介させていただきます。

この2つに続く啓示がこの後に(「ラジオを通じて」とありますが、これは「テレビ」、あるいはネット配信になるのでしょうね)伝えられることになっていますが、その前提として、世界全体での分かち合いがなされ、政治・経済システムが一変することが必要であることが、最後に述べられています。

新たな啓示は、私たちの変容を待ちわびていることでしょう。


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 秘教を学ぶ人々の世界に教えを伝える媒介としての私に責任のある新しい教えとはどのようなものであろうか。
 それを重要な順序に簡潔に述べていこう。

1 シャンバラについての教え。・・・
 a 意志様相の性質に関する情報。
 b サナット・クラマの根本的な目的に関する情報。
 c アンターカラナの形成に関する指導。・・・

2 新しい弟子道に関する教え。・・・
 a 弟子に対する大師方の新しい態度の提示。・・・
b ハイラーキーの構成と、ハイラーキーを構成する様々な
アシュラムに関する情報。・・・
 c 心象化と創造的な想像力の活用を強調した
新しいタイプの瞑想の提示。・・・

3 七つの光線に関する教え。

4 新しい占星学に関する教え。

5 世界奉仕者の新集団と彼らの仕事に関する情報。
 a ハイラーキーと人類の媒介としてのこのグループの認識。
b 人間の魂に影響を与え、善意の人々を介して、
私たちが生きる時代を決定づけようと努めるときに
彼らが行う仕事の性質。
 c トライアングル瞑想。・・・

6 内的なアシュラムの外的な支部を形成する試み。

7 新しい世界宗教に関する教え。

 以上のすべてのことを徹底的に研究することによって、将来拡大されることが望ましいと私が思っている活動の方向性があなた方にも分かるであろう。・・・

 
 私が与えてきた教えは中間的な性質のものであることを覚えておいてほしい。
 新時代つまりアクエリアス時代に先立ち、それを条件づけるためにハイラーキーが計画している教えは次の三つの範疇に分けられる。

1 一八七五年から一八九〇年までに与えられた準備的な教え。
  それはブラヴァツキーによって書き留められた。
2 一九一九年から一九四九年までに与えられた中間的な教え。
  それはアリス・ベイリーによって書き留められた。
3 一九七五年以降に発せられる啓示的なもの。
  これはラジオを通して世界中に与えられるであろう。


 次世紀に、しかもその初頭に、一人のイニシエートが現われ、この教えを進めるであろう。
 それは同じ「印象づけ」のもとで行われるであろう。
 なぜなら、私の仕事はまだ完了しておらず、人間の物質的な知識とイニシエートの科学を橋渡しするこの一連の論文には、続けられるべき多くの側面が残っているからである。

 別の本(『国家の運命』)で述べたように、今世紀の残りの年月は、人間生活の宮の再建、人類の生活形態の復興、古いものを基礎にした新しい文明の再構成、世界の思想と政治機構の再構成、神の目的と一致した世界資源の再分配、これらに専心しなければならない。

 そのとき、しかもそのときにだけ、啓示をさらに続けることが可能になる。