占星術にはそれが成立する論理的根拠があるのか? 検討を続けています。
「霊と物質(牡羊座)、魂と体(双子座)、母と子(乙女座)、言葉と肉(さそり座)――ここに第四創造ハイラーキーの力と目的を提示し描写している創造的な二重性と相互に関係する進化に関連する四つの宮がある。
神の使者、イリュージョンの原理、活動的な高位マインドの表現である水星がその使命を成し遂げ、『人類を光へと導き』、幼子キリストを時間と肉の子宮から日の光、顕現の光へと導いたとき、私たちが人類と呼ぶ偉大なセンターの仕事は完了するであろう。
このことについて熟考しなさい。
というのは、もし水星のこの四重の活動と――ロゴスの四つ組と関係する――黄道帯のこの四つの宮の相互関係が理解できるならば、秘教占星学の意義はあなた方のマインドでさらに明確になるであろう。」
う~ん、また難しい問題ですが、熟考の課題に、少しでもチャレンジしてみましょう。
「水星のこの四重の活動」というのは、水星は太陽系における第四光線のチャクラでしたが、その働きは段階的に四つの星座のエネルギーを引き入れることによって、達成されるのでしょう。
「ロゴスの四つ組」という言葉は初めて聞きましたが、1+3、すなわち一なる存在であるロゴスと、その反映であり、それをサポートする三位一体(のロゴス)ということでしょうか。
その場合、一なるロゴスと対応するのは、さそり座でしょうか。
昨日の最後の文章に、「さそり座・・・は、キリストが勝利した弟子として物質の統御を実証する宮」であり、(乙女座にとって顕教的な支配星である)水星の仕事を完成させる星座だからです。
あるいは、乙女座なのでしょうか?
次の文章は、その可能性の方を、示唆しているようです。
顕教的な支配星である水星の仕事は、秘教的な支配星であった月(とヴァルカン)に引き継がれます。
ここで、先ほどの三つの星座に替わって、新たに、牡牛座と蟹座と水瓶座という三つの星座が、三位一体のごとく登場します。
「この宮において、その年代の古さと古代の想念形態による支配というそれ自体の権利によって、またヴァルカンと海王星の両方を覆うものとして、月は乙女座のフォースを牡牛座と蟹座と水瓶座のエネルギーと関係づけている。
これは特に重要である。というのは、それは形態建設の様相を意識様相と関係づけているからである。
意識様相は高い発達段階において、キリスト原理つまり幼子キリストの顕現を引き起こすからである。
アバターであるキリストが常に呼ばれている名前のうちの四つは次のものであると、秘教では述べられてきた。
1 すべての国の欲求・・・・・・・牡牛座・・・不動の十字架
2 大衆が感じる方、
つまり大衆が待ち望む方・・・・蟹座・・・基本的な十字架
3 乙女座にとって存在の目的である方
・・・・・乙女座・・・変動の十字架
4 光を現わし、生命の水を与える方
・・・・・水瓶座・・・不動の十字架」
ここでも、最初の四つ組のときと同じように、乙女座は三番目に位置していますね。
完成の手前で、胎児を身ごもる時期、という感じです。
形態建設の様相が、顕教的な支配星である水星の役割なのに対して、意識様相の周期が、秘教的な支配星である月の役割、ということでしょうか。
次の文章には、「意識の形態」という微妙な表現が出てきます。
第三様相と第二様相をつなぐ段階、ということでしょうか。
子を抱く聖母は、まさにそのような状態とも感じます。
「これらの宮はすべて意識の形態を示し、それらの意識の形態は、周期的に絶えずその定められた仕事を果たすこれらの宮のエネルギーによって条件づけられ顕現される。
したがって、それらは主として弟子道の段階と太陽系の弟子の顕現に関係している。
そのため、不動の十字架から二つのエネルギーがもたらされるのである。
したがって、これは主要な三つの十字架を関係づける中間的な十字架の一つであり、そのような十字架は多くある。」
不動の十字架は、中間的な第二様相でした。
ここでは、垂直に交わる主要な三つの十字架以外の四つ組も、「十字架」と言っている感じですね。
秘教占星学、奥が深いというか、ますます混沌としてきた感じもありますが、頑張って続けていきます。