占星術にはそれが成立する論理的根拠があるのか? 検討を続けています。
「以前にも指摘したように、乙女座は九つの星座と関係しており、この事実に予言と保証が込められている。
この宮がベールで覆っているものには、九つのエネルギーの流れに感応する力がある。
それらのエネルギーの流れは――形態内の生命に影響を与え、魂からの反応を喚起し――獅子座と天秤座と山羊座のことを語ったときに言及した、『危機点』と『発達を実証する瞬間』を生み出す。」
ここまでは、昨日の続き ~ 要約でした。
次の文章に出てくる水星に関連して、牡羊座のところでは「牡羊座を秘教的に支配する水星と水星が顕教的な支配星になっている乙女座を通して誕生と関係している」とあります。
また水星は、双子座の顕教的な支配星であり、さそり座には(おそらく)秘教的な支配星として働いているようです。
「水星を経由して、乙女座は三つの星座――牡羊座と双子座とさそり座――と密接に関係するようになる。
ここにも、乙女座が守り育て秘めている幼子キリストの生涯における非常に重要なエネルギーの三角形がある。
牡羊座とさそり座を通して、キリスト生命とその顕現は第四創造ハイラーキーの生命と統合される。
ここに、形態において、そして――それ自体の界層での――霊的な顕現を通してのキリスト原理の二重の顕現に関する偉大な神秘がある。
ここにも、『バガヴァッド・ギータ』に述べられている言葉の真の意義が見られる。クリシュナ(キリスト原理)はアルジュナ(世界という弟子、つまり発達した形態様相)に次のように言う。
『私自身の断片を宇宙全体に行き渡らせながらも、私は存続する』
と。
ここに、『不滅なる者』である父との、そして永遠の母との子の本質的な一体性についての秘教的な言及がある。
つまり、霊と物質の一体性である。
これは、乙女座の根本的な神秘であり、水星を経由して双子座から乙女座に流入するエネルギーがその運命づけられた仕事をなし終えたときに明らかになるであろう。
というのは、双子座は顕現していない第四創造ハイラーキーの表現だからである――それは、私たちの太陽系の生命たちを条件づけている七人の生命方のすぐ上に立つ高位の生命方のグループの一つである。
これらの生命方は自らの目標を達成し終えているが、彼らのエネルギーは今も私たちの惑星へと方向づけられ集中している。・・・」
う~ん、難しくて何も書けませんが、
「水星を経由して双子座から乙女座に流入するエネルギー」
という表現は、エネルギーの循環に関する、新しいイメージを与えてくれるものとして、注目しておきたいところです。
「この三つの主要な星座のこの三重の関係において、一つの明確に理解できる特徴に注目するとよい。
それはそれらの本質的な二重性である――その影響は明らかであり、そのため劇的に乙女座に現れている。
牡羊座では、霊と物質の関係の始まりつまりイニシエーションが見られる。
双子座は明確に二重性の宮であり、人類つまり第四創造ハイラーキーにおけるこの二つの主要なエネルギーの関係を象徴している。
この二重性は、さそり座においてより親しみやすく理解可能な形で強調されている。
さそり座において、さそり座が支配している進化周期の特徴は『肉になった言葉』(ヨハネによる福音書)である。
それは、キリストが勝利した弟子として物質の統御を実証する宮である。」
エバ・イシス・マリアといった聖母の話から始まった乙女座、最初はワクワク感満載でしたが、そう簡単に楽しませてはくれないのが『秘教占星学』。
何となく分かりそうで、でも何ともコメントのしようがない文章が続く中、
「乙女座の使命についての真理を極めて正確に表現する基調は、『あなた方の内におられるキリスト、栄光の希望』という言葉である」
という言葉が、思い出されました。