乙女座の束ねる9星座と、危機を生み出す3星座 ~ 『秘教占星学』より「乙女座」に関する記述 8 | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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占星術にはそれが成立する論理的根拠があるのか? 検討を続けています。


「乙女座は、様々な支配星を介して黄道帯の他の八つの宮と明確に関係しており、(乙女座を含む)九つの宮の相互に関連し合う統合を生み出しているため、私たちに関係しているのはこの八つの宮である。


 この相互に関連する数字上での統合と実り豊かな相互関係に、人類の進歩の物語全体と神聖な顕現過程の秘密が秘められている。

 次のいくつかの点を思い出すことはここで価値がある。


1 九は人間の数字である。第四創造ハイラーキーは、もし五つの顕現していないハイラーキーを数に含めるならば、実際には第九創造ハイラーキーである。

 人間ハイラーキーは活動的なつまり顕現している表現において七つのハイラーキーにおける四番目に過ぎない。


2 九は、人類に関する限り、イニシエーションの数字である。

 a 人間がこの惑星で受けることができる

五つの主要な惑星イニシエーション

 b キリストがそのうちの二つを受けている

三つの太陽系イニシエーション

 c 人間をシリウスに関係づける

一つの宇宙イニシエーション


そのため、乙女座と八つの宮との関係はこれらの事柄に明確な影響を与え、九つの統一された力は、個人と集団におけるキリスト生命の発達においてその役割を果たしている。」



数字のもつ象徴的意味に関して、様々な説があり、どれも間違いということはありませんが、秘教では、他にはあまり聞かない話もたくさんあります。

9は、この惑星で受けられる最高のイニシエーションの数字であり、したがって、完成の数字と言われています。

 8は、最後に取りまとめをする1つを加えて、完成に至るための準備をする数字なのでしょう。


今、書きながら頭に浮かぶ、その手前までの、それぞれの数字の秘教における代表的な意味を、書き出してみることにします。


1=唯一なる存在、すべてを包含するもの。

2=陰と陽、霊と物質、相反する対をなすもの。

3=三位一体、父と子と聖霊に代表される3つの様相。

4=人類の数字。7の中間でバランスをとる点。

5=マインド、人間としての完成。

6=感情。2×3の性質を併せもつ。

7=物質。多様性を生み出す。



「この一団となった宮とそれらに付随する星座から三つの宮が省かれている。


 それは獅子座と天秤座と山羊座である。

 この三つの宮はすべて危機の宮であり、他の九つの宮の漸進的な影響力とそれらの活動から発展する状況を示している。


 それらは、エネルギーが個人の熱誠家に影響を与えるときの他の九つの宮からのエネルギーが作用する過程において試される場である。


1 獅子座――個別化の危機。・・・

2 天秤座――バランスの危機。・・・

3 山羊座――イニシエーションの危機。・・・」


これについて語れることは、何もありませんが、要約すると、

乙女座を中心に見たとき、12の宮のうちの8つを束ねるとともに、残りの3つの星座との相互作用を通して、危機点を経て進化がもたらされる、ということのようです。