「牛に願いを」
市毛良枝の富貴子がとても立派でした。
私ならあんな失礼な態度をとった美帆子をとても許せないと思うのですが、
「あなたはいい子すぎる。もっと自分に自信を持って」
などと励ますのです。
素晴らしいお母さんです。
また演出が上手だと思いました。
そのやり取りを、台所の隅で息子の克也が膝をかかえて座りながら
じっと聞いているのです。
泣けてしまいました。克也の気持ちを思って…。
お母さん、もう長く生きられないのですもの。
私ならあんな失礼な態度をとった美帆子をとても許せないと思うのですが、
「あなたはいい子すぎる。もっと自分に自信を持って」
などと励ますのです。
素晴らしいお母さんです。
また演出が上手だと思いました。
そのやり取りを、台所の隅で息子の克也が膝をかかえて座りながら
じっと聞いているのです。
泣けてしまいました。克也の気持ちを思って…。
お母さん、もう長く生きられないのですもの。
「時をかける少女」

「来し方を 思う涙が耳に入り」
すっかり物悲しくなってしまいました。
この映画のラストシーンのせいもありますが、それより自分の来し方を思ってです。
女子校だったので、「三人の関係がずっと続くと思ってた」なんていうような男二人に女一人などという羨ましい友達関係があったわけではないのですが、それでもそれなりにあのころは楽しくてキラキラしていたなあと思い出し…。
この映画のラストシーンのせいもありますが、それより自分の来し方を思ってです。
女子校だったので、「三人の関係がずっと続くと思ってた」なんていうような男二人に女一人などという羨ましい友達関係があったわけではないのですが、それでもそれなりにあのころは楽しくてキラキラしていたなあと思い出し…。
この映画は、紺野真琴がタイムリープして大切なものを守るために東奔西走し、最後には本当の自分の気持ちに気付き正面から向き合おうとする(間宮千昭が好きっていうことなのですが)というお話だと思いますが、そういうテーマは別に置いておいて、すでに遥か昔に高校生を終わってしまい、今ではすっかり回りに折り合いをつけてまぁいいかと過ごしている私たち大人に、こんな時もあったのだよとキラキラだった10代を思い出させてくれるための青春懐古映画なのではないかと思うのです。
もちろんキラキラの渦中にいる10代の高校生君たちはそんなこと気付きもしないかもしれないですけど、ね。
所々に出てくる、休み時間の教室での風景、壁に貼られた掲示物、黒板に書かれた模試のお知らせ、図書室の様子、昼休みの校庭、どれもが懐かしくて切なくなってしまいます。
もちろんキラキラの渦中にいる10代の高校生君たちはそんなこと気付きもしないかもしれないですけど、ね。
所々に出てくる、休み時間の教室での風景、壁に貼られた掲示物、黒板に書かれた模試のお知らせ、図書室の様子、昼休みの校庭、どれもが懐かしくて切なくなってしまいます。
原作を読んでいないし、今までの実写版も見ていないので以前の作品と比較してどうなのかはわかりませんが、この映画だけを見る限りでは、勢いのある面白い作品だったと思います。
ただ、内容的に曖昧な部分も多く(例えば真琴のタイムリープの仕方、千昭のいる時代設定などなど)よく分からないところもあったのですが、高校生活の一部を切り取った青春懐古アニメとしてはそのあたりの設定は曖昧でも構わないということでしょう(^^ゞ
ただ、内容的に曖昧な部分も多く(例えば真琴のタイムリープの仕方、千昭のいる時代設定などなど)よく分からないところもあったのですが、高校生活の一部を切り取った青春懐古アニメとしてはそのあたりの設定は曖昧でも構わないということでしょう(^^ゞ
真琴は終始生き生きとしていて羨ましいです。
因みに私は津田功介クンの方がいいと思うんですけどね。(…それでは映画が成り立たないですが)
因みに私は津田功介クンの方がいいと思うんですけどね。(…それでは映画が成り立たないですが)
「硫黄島からの手紙」

1944年6月、陸軍中将栗林忠道は新しい指揮官として硫黄島に着任した。
海岸線の穴掘りをやめさせ地下壕を掘るよう指示する栗林に不満を抱く者もいたが、先の見えない毎日
にうんざりしていた西郷たちは、少しほっとする。
海岸線の穴掘りをやめさせ地下壕を掘るよう指示する栗林に不満を抱く者もいたが、先の見えない毎日
にうんざりしていた西郷たちは、少しほっとする。
アメリカに駐在していたこともある栗林中将は、その圧倒的な軍事力に日本が太刀打ちできるとは思っていなかったが、日本の指揮官である以上最善を尽くそうと思う。
海面を埋め尽くすように現われたアメリカの船団を見て、その思いを強くするが、
「ここを1日でも長く守り抜くことが、日本の本土にいる子どもたちを生き延びさせられることなのだ」とここで命尽きるまで戦うよう兵士たちを鼓舞する。
海面を埋め尽くすように現われたアメリカの船団を見て、その思いを強くするが、
「ここを1日でも長く守り抜くことが、日本の本土にいる子どもたちを生き延びさせられることなのだ」とここで命尽きるまで戦うよう兵士たちを鼓舞する。
「父親たちの星条旗」では資金集めのために一枚の写真が使われるのですが、その会場はパーティー会場であり、方や日本ではパンやの西郷が商売道具であるパン焼き機まで鉄くずとして差し出さなければならないほど逼迫した情勢なのです。
イーストウッド監督は日本からみた硫黄島の戦いを充分中立的に描いていると思いました。
アメリカ兵が、投降してきて捕虜になった日本兵を面倒だという理由だけで銃殺してしまうシーンもあり、捕虜に友好的だったという印象が払拭されました。このようなシーンをアメリカ人が描くのは珍しいのではないでしょうか。
アメリカ兵が、投降してきて捕虜になった日本兵を面倒だという理由だけで銃殺してしまうシーンもあり、捕虜に友好的だったという印象が払拭されました。このようなシーンをアメリカ人が描くのは珍しいのではないでしょうか。
硫黄島は栗林中将の指揮のもと、アメリカ軍の想像以上に長く持ちこたえたのですが、この映画ではよく日本で語られるような英雄的扱いは一切していないですし、例えば爆弾が命中して喜ぶようなシーンはまったく出てきません。これは「父親たち…」も同様です。
戦争による高揚感を一切排除し、ただ淡々と戦争の悲惨さを伝えてきます。
戦争による高揚感を一切排除し、ただ淡々と戦争の悲惨さを伝えてきます。
同じ戦場で、一方は勝ちもう一方は負けたわけですが、少なくとも兵士たちには負けた方はもちろんのこと勝ったほうにも爽やかな喜びは感じられません。
ただ最後、負傷して担架に乗せられた西郷が周りを見回して安堵の笑みをうっすらと浮かべるのが印象的でした。
ただ最後、負傷して担架に乗せられた西郷が周りを見回して安堵の笑みをうっすらと浮かべるのが印象的でした。