「時をかける少女」 | 蘭のブログ

「時をかける少女」

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「来し方を 思う涙が耳に入り」


すっかり物悲しくなってしまいました。
この映画のラストシーンのせいもありますが、それより自分の来し方を思ってです。
女子校だったので、「三人の関係がずっと続くと思ってた」なんていうような男二人に女一人などという羨ましい友達関係があったわけではないのですが、それでもそれなりにあのころは楽しくてキラキラしていたなあと思い出し…。

この映画は、紺野真琴がタイムリープして大切なものを守るために東奔西走し、最後には本当の自分の気持ちに気付き正面から向き合おうとする(間宮千昭が好きっていうことなのですが)というお話だと思いますが、そういうテーマは別に置いておいて、すでに遥か昔に高校生を終わってしまい、今ではすっかり回りに折り合いをつけてまぁいいかと過ごしている私たち大人に、こんな時もあったのだよとキラキラだった10代を思い出させてくれるための青春懐古映画なのではないかと思うのです。
もちろんキラキラの渦中にいる10代の高校生君たちはそんなこと気付きもしないかもしれないですけど、ね。
所々に出てくる、休み時間の教室での風景、壁に貼られた掲示物、黒板に書かれた模試のお知らせ、図書室の様子、昼休みの校庭、どれもが懐かしくて切なくなってしまいます。

原作を読んでいないし、今までの実写版も見ていないので以前の作品と比較してどうなのかはわかりませんが、この映画だけを見る限りでは、勢いのある面白い作品だったと思います。
ただ、内容的に曖昧な部分も多く(例えば真琴のタイムリープの仕方、千昭のいる時代設定などなど)よく分からないところもあったのですが、高校生活の一部を切り取った青春懐古アニメとしてはそのあたりの設定は曖昧でも構わないということでしょう(^^ゞ

真琴は終始生き生きとしていて羨ましいです。
因みに私は津田功介クンの方がいいと思うんですけどね。(…それでは映画が成り立たないですが)