蘭のブログ -5ページ目

幸せはシャンソニア劇場から

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2009年 フランス・ドイツ・チェコ
監督:クリストフ・パラティエ

舞台は1936年、パリの下町で愛されてきたミュージックホール「シャンソニア劇場」。
劇場は不況で閉館になってしまう。この劇場で働くビゴワルは失意からお酒に
溺れるようになり、保護者失格ということで親孝行な一人息子ジョジョを元妻へ
引き渡さなければならなくなる。そこで最愛の息子を取り戻すためなんとか劇場を
立て直そうと奮闘する。
そこへ歌手志望のドゥースがやとってほしいとやってくる。思いがけぬドゥースの
才能と魅力でシャンソニア劇場は一度は人気を盛り返しお客さんもたくさん入る
様になるのだが、そのドゥースが引き抜かれまたもや閉館に追い込まれてしまう。

この人気を取り戻したときの舞台で繰り広げられるショウがとても華麗で楽しいです。
「海へ行こう」の曲はこの映画用に作曲されたのだと思いますが、昔からあった名曲のように
時代に見事に溶け込んでいて楽しく明るく、終わってからも思わず口ずさんでしまいます。
歌姫ドゥースを演じたノラ・アルネゼデールがとっても綺麗です!この映画で一躍フランス
期待の若手スターになったとか。納得です。

アコーディオンを上手に弾くジョジョが親孝行でけなげでとてもかわいいです。
そのアコーディオンを弾きながらの父親との再会のシーンは泣けます。
ジョジョにアコーディオンを教えた引きこもりの老人が、後半から意外な活躍をするように
なります。
友情あり恋愛あり涙あり、そして楽しい音楽ありのヒューマンドラマです。
劇場が二回つぶれ、盛り上がりの頂点がどこなのか、どこにポイントを絞って感動すれば
いいのか、ぼけてしまった感があるのは残念ですが。

グッド・バッド・ウィアード 

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2009年 韓国
監督:キム・ジウン

グッドなヤツ…パク・ドウォン(チョン・ウソン)、
バッドなヤツ…パク・チャンイ(イ・ビョンホン)
ウィアード変わり者…ユン・テグ(ソン・ガンホ)
1930年代の満州が舞台。グッドとバッドとウィアードな三人が宝の地図をめぐって死闘を
繰り広げるお話。
冒頭ユン・テグが列車強盗をするところから始まりますが、銃を連射し
どんどん乗客もろとも殺していってしまい、ずいぶん激しい映像だなぁと
思っていたらそんなのは序の口で、もう画面はぐちゃぐちゃ、何度も
カメラに血しぶきが飛び、すごいすごい!

そんなハードなスクリーンの中でずっとさわやかだったのがドウォンのチョン・ウソン。
帽子を目深にかぶり、ロングコートにくるまれた細身の長身を馬上に踊らせ、
砂漠を疾走する姿が何ともきれいでウットリ。
そのドウォンが野宿をしているときにユン・テグに話した
「追う者は自分もまた誰かに追われる」というセリフこそこの映画のすべてで、
宝の地図を盗んだユン・テグをチャンイが追いそのチャンイを賞金稼ぎのドウォンが
追い…最後にはそれに馬賊や闇市の悪党や日本軍まで出てきて砂漠での追跡劇が
始まるのです。このシーンはものすごいスピードで馬が走り抜け迫力満点です。
CGを使わず、本当に馬を速く速くと走らせているのだそうで見事!

ちょっとしか見られませんがイ・ビョンホンの背筋と腹筋と胸筋…要するに
肉体美が凄いです。これはまたウットリその2。
ユン・テグが途中で寝てしまったので最後まで聞くことができなかったドウォンの
「夢」が聞きたかったな…。

南極料理人

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どこまでも雪、雪、雪の真っ白な世界。
ここは日本から14,000㎞離れた南極ドームふじ基地。
猛吹雪で視界もきかず寒さと閉塞感で頭がおかしくなりそう。そんな中で唯一の楽しみが食事だ。
色々あるけれど美味しいものを食べれば元気を取り戻せる。

それにしても食材の豊富なのには驚きました。ほとんどのものは冷凍(自動的に)で保存されているのですが、
うちで冷凍食品を解凍して食べるのよりずっと美味しそう。料理長の西村さんの腕もよいのでしょうが見てい
ると無性に食べたくなります。特に伊勢海老のエビフライ。食べてみたい。
カンスイをベーキングパウダーで代用しラーメンを作るところは感動的ですらありました。

単身赴任のむさ苦しい男達が8人。狭い空間で喧嘩もあるけれど気の男同士の気安さや楽しさもあります。
置いてきた家族や恋人につれなくされたりして、みんなそれぞれ落ち込んだりもしますが、帰ってくれば
いいこともあったりして。

個性的な役者それぞれの演技の上手さもあり、食べることだけがメインの映画なのにこの面白さ。
食べることの楽しさ喜びのたくさん詰まった映画です。