蘭のブログ -37ページ目

ラスト、コーション

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2007年 中国・アメリカ
監督:アン・リー

158分という長さを全く感じさせず、最後まで気を抜く間もなく引き込まれてしまいます。
アン・リー監督は「ブロークバック・マウンテン」で、ハッピーエンドにはなり得ないであろう
辛く苦しい愛を描き見事でしたが、今回も明るいエンディングを期待できない愛を、最初から
最後まで緊張感と激しさと苦しさで描ききり、すばらしい作品になっていました。
う~ん、満足。


物語は高官の夫人たちが集まって麻雀に興じているシーンから始まります。
マイ夫人になりすましたチアチー(タン・ウェイ)はイー夫人に近づき仲良くなり、夫である
イー(トニー・レオン)に接近し誘惑する機会を窺います。
その数年前、普通の女子大生だったチアチーは抗日運動家だったクァン(ワン・リーホン)に惹かれ、
自分も活動に加わり、日本政府に協力する特務機関のリーダーであるイーを殺害するべく彼に近づき
ますが、その時はイーの突然の上海への移動で計画未遂に終わります。
その後、再び香港に戻ってきたイーに再度近づき暗殺の手引きをする任務を与えられます。


最初から最後までほとんど笑顔をみせず無表情のトニー・レオン。
渋いなかにも辛さが感じられとてもセクシーです。
ほとんど表情が変わらない中で段々チアチーに惹かれていき、指輪をプレゼントするときに見せる
柔らかい微笑みがとても印象的です。

暗闇を嫌い回りの誰をも信じられないイーに、唯一信じられるのはお前だけだ、と言われるチアチー。
チアチーは「イーに嘘は通用しない、本気で愛さなければ計画を見抜かれてしまう」と言います。
それは暗殺のための計略であっても、チアチーにとってはやはり本当の恋でもあったのです。
そしてそれがラストのチアチーの思わぬ呟きになってしまうのですが…。
計画遂行のためには愛する人の殺害を手引きしなければならないという、この究極の選択を強いられた
チアチーの気持ちを思うととても辛くなります。

自分を阻止しようとする者に常に命を狙われているイーと、スパイであることが発覚すればいつ消され
るかもわからないチアチー。一時も気を抜くことが出来ない極度に緊張した日々の中で、暴力的な愛情
表現をすることでしか生きていることを実感できない二人。
ものすごいプレッシャーの中でいつ押しつぶされてもおかしくないような精神状態にあるという同質の
ものを、二人は無意識のうちに感じ取り惹かれ合ったのかもしれません。

ラストで、少しだけほっとしたような微笑みを見せるチアチーとは対照的に、夜10時を告げる時計の
音を聞きながら顔を歪ませるイーの姿がいつまでも心に残ります。






題名のない音楽会

羽田健太郎さんが亡くなってから、司会者が週替わりでしたが、
4月から佐渡裕さんになるそうです。やっと落ち着きますね。

佐渡さんはシエナウィンドオーケストラを率いているので、吹奏楽専門のような
印象を受けますが、それだけでは無いですね。
元気のいい指揮ぶりが有名で、指揮台の上で飛んだり跳ねたり、見ていても楽しく
元気が出ます。

たまたま学校の先生にフルートを勧められそこから音楽への道を歩まれたそうです。
音楽家の家庭に育ったわけではないし、ご両親も何が何でも音楽家にしたいと思われていた
わけでもないそうで、専門家ではあるものの、一般の人々により近い感覚で音楽を聴かせて
くれているように思え、クラシックをぐっと身近に感じさせてくれそうで、楽しみです。

番組で吹奏楽もたくさん取り上げてくれると嬉しいです!

BACCANO!

オープニングがカッコよくて見てしまいます!


さすが電撃文庫で展開が早く、内容はある程度見続けないとなにがなんだかわかりません。
登場人物が多いし、アニメでは顔の区別が瞬時につかなくて、ついて行くのが大変だったりします。

今5話目かしら。話が前後して進んでいくのですが、やっと全体像が何となく見えてきました。
1930年代のニューヨークを舞台にして、よみがえった不死の酒を巡りいろいろな人々が
フクザツに絡み合って物語が展開していきます。…のだと思います。

血が飛び散り、ちょっと子供にはどうかと思いますが。