株式投資:今の状況ってどうなってる? | spider-thread-21のブログ

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最近は決算が良くて急落したり、または高騰してから急落したり、高騰が持続したり、と色々なパターンがあります。ただ、共通した印象は振れ幅が大きいという点です。イコールそれはボラティリティーが高いということで、お金のインフローとアウトフローがアンバランスで投資家の心理が一方向に振れやすいという状況です。

 

今、相場を動かしている投資家の主流は明日上がる銘柄を追いかけているように見えます。だからニュースや有名ブロガー、YouTuberの影響力も結構あって、もの凄いスピードでお金がかけめぐる・・・。

 

もちろんFOMCの議事への反応、ジャクソンホール前の慎重姿勢、雇用統計や物価指数の発表待ちなど、理由をあげたらきりがありませんが、だからこそボリュームは低いながらもリスクをとって短期勝負をするマネーがかけめぐって特に小型株が振り回されているという印象です。

 

最近、商工リサーチから7月の倒産件数が発表されましたが、500件を切るという状況です。僕は昨夏に有名なコンサル企業の役員と話をする機会がありました。市場分析が得意な方でしたが、その時点でも倒産件数が非常に低いので2021年はその反動が出ると言っておられました。ところが、反動どころか更に減少し歴史的低水準にまで低下しています。因みにその方は電子業界が専門で実績もある方でしたが、その部分の分析も外れています。これはその方の能力ではなく、想定外が起きているというのが僕の理解です。

 

流石にこれはおかしい。潰れる会社が潰れずにいるのは銀行融資の継続や政府からの助成金による保護だと思います。これは次の選挙も絡んでいると考えても不思議はありません。今、倒産件数が上昇するとコロナ対策で浴びている批判と相俟って選挙を乗り切れないでしょう。僕はあんな民主党に票を入れることもできませんが。

 

日本は長らく終身雇用と年功序列が定着しているので、雇用の流動性のための仕組みが社会に脆弱なのです。これは活力を奪って守りと権利の主張に重点が置かれ過ぎる可能性があります。本当は政治の力で時間とお金をかけても取り組むべき課題でしたが、それを30年に亘って疎かにしたが故に、今ベストの政策を取るにも取れないという状況になっていると僕は思います。いずれにしてもインバウンド需要がなくなったセクターでもモノづくり関連では助成金によって投資が継続しておりリーマン危機の頃のように資金繰りに困っている話を聞くことは僕が所属している業界では少ないです。そのような中小企業の経営者の話を聞くと、「よく分からないが、助成金を使って景気回復した時の準備を整えるしかない」と言っておられます。厳しい言い方をすると、神風を待っているということです。

 

いろいろと現場の話を聞いていると、数年以内に何かが起きるという想定で準備を進める方が良いと僕は思います。パンデミックからの脱却は想定以上に二極化を加速すると思います。

 

最近もまたみずほフィナンシャルグループでシステム障害が発生しATMが使えない事態となりました。以前に銀行に関する記事を上げた時にも触れましたが、過去20年に亘って日本の銀行業界はIT投資を渋ってきました。渋ったというよりもその意味や価値を理解できる経営陣がいなかったのでしょう。米国などの銀行は殆どIT企業かと思えるほどの投資を実施してきたにも関わらずです。もうその差は大きすぎて、僕は日本の古い銀行群には投資ができません。SBI証券が動いている第四のメガバンク構想には注目しています。

 

日本の多くの会社の経営層はITへの理解が不足しているのでしょう。勿論、本を読んでちょっとした理解くらいはできたと思いますが、戦略を推し進めることが出来なかった。一方で、これも最近のブログで書きましたが、ベイカレントというDXのコンサルに強い会社の業績が非常によく株価もここ数年で20倍程度になっています。

 

みずほのシステム障害もベイカレントの株価上昇も偶然ではありません。銀行に限らず戦略を立案・実行できない多くの会社の経営陣はIT人材への投資も怠ってきました。そして、ここ数年でフィンテックだのDXだのという言葉が紙面を賑わすようになってコンサルの言いなりになっているというのが実態でしょう。言葉は悪いですが、有限任期と有限責任のサラリーマン経営者の塊がカモにされているのです。もう自力では何をしてよいやら分からないからお金をつかって「何とかせい」と言っているように見えます。しかし、そういう会社はプライドも高く、本当に必要な提案をそれほど多くない優秀なコンサルタントが提案しても部分的にしか取り入れず、混乱だけを引き起こして良くても元の木阿弥、場合によっては改悪になることも多いというのが良く聞く話です。企業買収で高値掴みをするケースがよく問題になっていますね。あれも予算があるからということで外部に依存した結果、カモにされたのです。日本電産などの覇気のある叩き上げの経営者がいる会社ではそういうことは起きそうにありません。

 

ベイカレントの株価上昇は機関投資家の買いによるところが大きいということです。そこに個人投資家も乗っているのです。これは凋落している能力の低い会社がベイカレントに殺到している状況がすぐには収束しないだろうという読みがあるからでしょう。ベイカレントの成長率は年率20%程度で今後、少しづつ成長率が鈍化すると言われています。その場合、最近の風潮では株は売られる筈なのですが、株価は順調に上昇していますね。これはある意味で怖いことで、日本の会社の評価がDXという観点で非常に低いが故に、機関投資家がベイカレントに対して自信を深めているからかと思います。

 

コンサルの支援で成長企業へ変貌できる会社は、触媒を必要とするだけで、もともとその素地や可能性を絶え間なく培ってきており、優良企業の資質を備えているものです。ベイカレントの業績推移や株価推移は注目に値します。

 

色々と考えを巡らせると、今の状況はバブルへの道を進んでいます。多くの点でバブルの特徴を備えていますが、一つだけ当てはまらないものがあります。それは過度の楽観という部分です。まだそれがない。多くの人が、いつかは市場が崩れると警戒しながら投資をしているようです。この場合はまだバブルの前で、以下のフレーズがよく引用されます。

 

The stock market climbs a wall of worry.(株は心配の壁を登る)

 

この状態からバブルが起きるのは半年から数年以内というのが多いのですがどうなるでしょう。

 

今日は少し辛辣なトーンで取り留めのない僕の意見を述べました。ご参考まで。