投資をする上で現物のみがよいか信用取引も組み合わせるべきかは一度は考えることかと思います。
長期投資家であれば、現物でBuy & Holdでしょうから別に悩む必要はないかも知れません。でも長期投資家であっても資金効率を考えると検討の余地が無い訳でもなさそうです。
例えばですが、商社株や銀行株のようにインフレに強そうな株は配当も5%程度だったりするので、信用で長く保有しても費用支払い後にまだ配当でお釣りがきます。これは安い利率で日本円を調達して商社株を買った長期投資家のバフェットがやっていることと大差はないようにも思います。短期的な暴騰はあまり考えられない分、暴落も限定的ですから費用を差し引いた後の配当分が狙いとなります。
次に、短期投資の場合はどうでしょうか。やはり資金効率を考えると信用取引は魅力的です。現物を買って、その8割の金額で信用倍率分のレバレッジをかけられるのはツールとして使い方に習熟すると有利だと思います。レバレッジの倍率を小さくすればそれほど危険でもありません。逆に信用取引は怖いということで、リスク対応のシミュレーションをしたくなるというメリットもあります。
株の世界では、異変が起きたときに如何に早く動けるか、または、異変の種類によっては動かない決断をするか、など日ごろからのシミュレーションや思考訓練の数が役に立つと思います。
僕の場合は、信用取引は市場の状態によって増減させながら行っています。自然と儲かる時も損をするときもレバレッジが効いてバラツキが大きくなります。なので標準偏差をとって自分がバランスを欠いた行動をしていないか絶えず管理しています。
ちなみに、信用取引をしながら相場で生き残るためには、損切りを早く行うことがとても重要になります。でも、そもそも損切りはどのような投資スタイルでも重要なことなのです。ただ、信用取引はそのことを切実に感じさせてくれます。現物は自分に甘くなって損切りが遅れることがありますね。このことが理由で、僕はリスクを近くに感じるためにも信用取引を一定割合取り入れています。
信用取引の場合、売りから入ることができますが、これは株価が暴騰した時のリスクが余りにも大きいので通常はお勧めできません。ただ、僕は小さい金額で信用売りも混ぜるようにしています。いまだにとても緊張します。やるなら個別銘柄よりもETFや日経の先物などの方が適していると思います。
最近であれば、ワクチン接種の拡がりを見て急激に上がったJR東海やJR東日本を信用売りしていました。昨日も売って今日買い戻しています。多分、かなり緊張して取り組んでいるせいなのか信用売りの勝率は9割を優に超えています。ただ、大切なのは金額での勝敗ですが、信用売りは特に早く損切りを決定するので、リターン>>>損失となっています。
信用売りは誰にでも勧められませんが、株を見る視点や売買の仕方が変わると思います。そして現物売買にも活かされる気づきが得られると思います。その意味では株を長くやる上では経験しておいてもよいのではないかと僕は考えています。