半導体株投資について僕の考えや投資内容を述べたいと思います。半導体に関わらず、別の分野に投資する場合でも参考になる考え方が提示できれば幸いです。
下のグラフは2015年~2025年の半導体素子の市場規模の実績と予想になっています。右肩上がりで、そのカーブは更なる上昇トレンドを示しているようです。これは色々な調査会社の資料を見ても、過去50年以上で同様のトレンドです。
半導体はシリコン・サイクルで好調・不調の波が激しいなどと言われることもありますが、実際には長期で見るとひたすら上昇しています。ですから、長期投資のポートフォリオに組み込んでもよさそうですね。とは言え、余りにも上昇が続いた結果として、今となっては怖くて購入したくない、というのも本音です。
<SEMI HPから抜粋>
僕は技術系の会社が大好きで、これまでも半導体株にはかなり投資をしてきました。僕は昔、運用資産が80%以上も暴落した経験がありますが、大きな理由は半導体関連株の投資の結果でした。ですから、あくまでも個人的な見解ですが、半導体株への個別銘柄投資は投資初心者にはあまりお薦めできません。
その前提で以下のことを述べたいと思います。僕の考え方が参考になれば嬉しいです。
僕は半導体関連株では、日米両方に投資をしていました。過去にはTSMC(台湾)やNVIDIA(米国)も保有していましたが、今年の2月前半にこの2銘柄は全て売却しました。これらの株は今でも魅力的ですが、長期投資用のポートフォリオに占める割合が高くなり過ぎたので、予め計画していた順番に従って処分したのです。
半導体素子は大きく分けるとデジタルICとアナログICに分かれます。デジタルICもロジック系とメモリー系というように分かれますが、ロジック系はインテルやAMDが代表格で、将来はNVDIAが大きく伸びると多くの人達が予想していますね。そして、これらの会社向けに素子を実際に製造するのがTSMCというファウンドリーです。TSMCはファウンドリー業界では圧倒的の一言です。
上のような状況ですから、NVIDIAやTSMCを押さえておけばよいように思えるのですが、何しろこれまでの値上がりが大きいこともあり、栄枯盛衰の激しい半導体業界ですから、昔の暴落の経験もあって、欲を出さないようにしたかったのです。
ただ、何しろ僕は半導体業界が好みなので、完全に離れたくはないのです。そこで僕が保有を続けている株について言うと、それはテキサス・インスツルメンツ、スカイワークス、そしてアナログ・デバイセズの三社です。
気付いた方もいらっしゃるかも知れませんが、これら三社の共通点はアナログICの会社だということです。世の中にはデジタル処理をする前に、世界のリアルなアナログ情報を取り入れる窓口が必要です。ですから、アナログICが世の中から消えることはありません。そして、実は米国はアナログICが非常に強いのです。アナログと言えば、すり合わせ文化が発達した日本でしょう、と言われそうですが、半導体の世界では圧倒的に米国優位だと僕は思います。そして、アナログICの技術者養成にはノウハウと時間を要するという特徴があるので、一旦築いた企業優位性を簡単には逆転できないのです。更に、アナログICを使う側としても、例えば、アンテナ周辺のRF系ICなどは特性上の問題で、簡単には他社品に置き換えることができません。
成長性に関しては、デジタル分野ほどの派手さはないのですが、僕は半導体の成長にも絡んでおきたいので、一定比率をこれらのアナログ系半導体メーカーに振り分けているのです。
