S&P 500 ETFで安心ですか? | spider-thread-21のブログ

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最近はたくさんの投資関連本が出ています。そして、米国投資をすすめるものが少なくありません。全てではありませんが、それらの本の特徴は以下の2点でしょうか。

 

① S&P 500は過去30年間、継続的にハイ・リターン

② 高配当株投資で安定的な不労所得を獲得可能

 

僕はこれらに特に反対する立場ではありません。ただ、僕の考えを参考に述べたいと思います。

 

僕の場合もS&P 500のETF(VOO)を長期投資ポートフォリオに組み入れています。現時点での設定比率は長期投資資産の中で21.5%としています。ただ、S&P 500の中で時価総額が中位のIJHを5%入れたり、S&P 500の中から選んだ高配当ETF、金融セクターのETF、エネルギーセクターのETF、生活必需品セクターのETFも数%づつ組み入れています。

 

個別銘柄の場合は5%を超えないようにしていますが、米国のS&P 500 ETFだけは別枠にしており40%を超えないようにポートフォーリオを設計したのでした。それを少しづつ調整して比率を下げてきました。この判断が正しいかどうかは未だ分かりません。中には70%~80%がS&P 500 ETFで大丈夫と薦めている人たちもいらっしゃるようですが、それに比べると僕はかなり比率を抑えています。

 

ウォーレン・バフェットは自分が亡くなった後に妻が投資を続ける場合は、S&P 500のETFで運用するようにとコメントしていますね。個人が個別銘柄を選定する難しさを知り尽くしているバフェットの言葉です。そして、"Never ever bet against America!"とも言ってます。

 

僕は学生時代を米国で過ごしました。米国では日本で想像する以上に大学生は大変です。定期考査の時期になると自殺者が出たり爆弾予告が出たりと特に有名大学ではそんなことがあるんです。そして、優秀な人ほど小さな会社で世界を変えよう、という情熱や意気込みがあるようです。労働流動性も高く、Creative MistakesやCreative Failuresをした人ほど学びが多く次の成功確率が高くなると考えられて重宝される空気があります。トランプ政権でかなりダメージを受けましたが、米国は世界中から人材を惹き付ける力がありましたから、そんな様々な人たちがスタートアップ企業を作ると、そもそも超優秀な人たちが情熱を持って取り組んでいる訳ですから、ベンチャー投資家も投資リターンが望め、100社の内で1~2社が100倍以上成長すればペイするのです。失敗を学びと捉える風土があると、次のチャンスがあるわけですから、日本で考えられているほどギスギスしていないと思います(勿論、光と影はありますが・・・) 光の部分を見た場合、そういうダイナミックな社会ですから"Never ever bet against America!"と言えるのでしょうね。

 

翻って、過去30年の他の市場はどうだったのでしょうか?台湾、香港、ドイツなどはS&P 500と同等以上のようです。過去10年~15年の成長率を見ると、南米、中東、東南アジアなどの国々の株式市場も今後20~30年のスパンでは高い年率成長が期待できそうです。

 

最後に僕の考えですが、たとえ"Never ever bet against America!"でもアメリカにAll-inするのは避けたいと思います。アメリカが成長するとその恩恵を受ける国があります。アメリカが衰退しても成長する国もあるでしょう。そう考えると、やはり投資対象国も一定の比率で分散した方が良いと僕は思うのです。