Agave(アガヴェ)の種類 | MEZCAL メスカル Vamos! Mezcal

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麻布十番Bar SPICULEのTETSUです!近年「本国メキシコ」や「欧米」でのブームを皮切りに今後世界的な人気が予想されるメキシコ産の蒸留酒を紹介するブログです。そのミステリアスで数百年続く伝統的な製造方法や香りや味わいの素晴らしさ♪MEZCAL・メスカルの世界にようこそ♬

今回はMEZCAL(メスカル)の原料のAgave(アガヴェ)の種類についてお話ししようと思います。

 

テキーラも同様に「サボテン」から造られるという話がよくあるのですが・・・(笑)サボテンではないのですよ♪

 

テキーラの原料は学名をAgave Tequilana weberといい一般的には「Azul」(アスール)と呼ばれるアガヴェのみが原料と規定されております。

 

それに対して現時点でメスカルは52種類の アガヴェが原料として認められています。

 

ワインに例えてみると分かりやすいかもしれませんね♪

 

ワインの原料のブドウの品種が沢山あるのと似ていると思います。

 

「カベルネソーヴィニオン」 「メルロ」 「ピノノワール」 「ピノムニエ」 「ソーヴィニオンブラン」「シャルドネ」等々と様々な品種があるのと同じような感じで52種類のアガヴェが原料なのです。

MEZCAL(メスカル)の生産量の80%以上を占める最も一般的に栽培もされているアガヴェがあります。

 

学名【Agvave Angustifolia】といい、一般的には「Espadin」(エスパディン)というアガヴェです。

 

メキシコ全土に分布していて、糖分をたくさん持っています。

 

特にオアハカ州で盛んに栽培され、春から初夏にかけて花を咲かせます。

 

およそ7年~10年かけて成熟します。

 

この「エスパディン種」から造られるメスカルは、甘みが強くクセが少ないので初めて飲むお客様にオススメしていますよ♪

 

写真をよく見ると脇に小さなアガヴェの赤ちゃんが写っているのがお分かりですか?

 

これを「イフエロス」といって根っこから出てくる小さなアガヴェの赤ちゃんです。

 

本来は野生種といいますか、自生してたアガヴェを原料に造っていたのですが・・・数の減少に伴い「Semillas」(セミージャス)と呼ばれる種子から苗を育てたり「Hijuelos」(イフエロス)と呼ばれる赤ちゃんを山地や畑に植え替えるという半栽培の取り組みが行われています。

 

オアハカ州の【Sola de Vega】という地域から農業化が始まったといわれています。

 

アガヴェの栽培については、また他の機会に詳しくお話ししようと思います。

 

さて、次回はどのアガヴェのお話をしましょうか?