sphere -23ページ目

sphere

自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

泣き虫な君は 僕を見ずに
何でもないよと言った
だけど 僕は ただそこに
立ち尽くす事しか出来ないの?

こんな頼りない奴だけどさ
君の涙を聞かせてよ

こんなに弱くて どうしようもないけどさ
せめて痛みを分けてくれよ

「貴方には解らない」
ああそうだよ 解らないよ
そばにいるよ 泣き止むまで
ほんの少しでも聞こえるように

赤い目をした君は笑う
「どうして貴方も泣いてるのよ」
赤い目をした僕は笑う
「どうしてだろう 解らないや」








20081110

解らないならそれでいいから、せめて僕に教えてよ。少しでも君が楽になればいいな。
そういう感じ と説明を添えてありました。

これ以上言うことないかも。

強いて言うなら歌詞に焼き直したい。
高い塔の上 笛を吹く人
楽しそうに悲しそうに 音色を奏でる
ある日の夜 塔の足元
彼は泣きながら 笛を持っていた

どこかで聞いた旋律が
遠い星空に消えていったよ

゙大好きだよ 離れたくないよ
どうか僕の隣で笑っていで
少し前に 町で流れていた
愛の唄が 響いた

誰も知らない 鼓動を抱えて
毎日 同じ 音色が 叫ぶ
高い塔の上 いつまでもずっと
動かない 動けない 影が

昨日も聞いた旋律が
遠い星空を彩っていく

゙大好きだよ 離れたくないよ
どこまでも僕は追いかけるよ゙
あの二人の終着点を
思い出せない 僕は

見ていた。

曲の終わりに音は遠く
影は 塔から 空に 消えて

゙大好きだよ 離れたくないよ
今から君に逢いに行くよ
大好きだよ あの空の向こうへ
僕は今 逢いに行くよ゙

悲しくて とても優しい
愛の唄が 響いた






20081019

大幅、ってほどでもないけど改訂。
ついでにちょっとだけ改題。

色々受けてた影響が透けて見えて
なんかすっごく申し訳ない気持ちになります。
泣いてた君を
僕は置いてきてしまった。

花の咲く道も
整った町並みも

全て

見えなくなって

僕は
君を置いてきてしまった。


ガタンガタン、
規則的な音と

ヘッドフォンから流れてくる
君の好きなバラードと

混ざり合って
重なり合って

不意に視界が歪んだ。


トンネルに入って
暗くなって

怖くなって
目を閉じて


目をあけたら

知らない景色


「またね」なんて
言ってきてしまったけれど

ごめんね

もう、会えないよ



ごめんね








20081005


「死ネタじゃない『さよなら』」をテーマにしてたんですが、どうも単なる別れってわけじゃないなあと読みなおして思いました。
二度と会えない別れなんて滅多に無い。きっと。
烏の羽がひらりと舞う
白い頬に影を落とす
「どうしてこんなにも無力なの?」
動かない君の隣 僕は呟いた

空に滲んだ闇は 蝕むように
来るのなら来いよ 僕なら喰えよ

暗い穴の向こう 覗いたら
また見えない君を探すだろう
帰っておいでよ 笑っておくれよ
白銀のひかりが 降る前に

いつだって君は隠れていた
見つけて笑えば顔を出す
「いつか普通に会えたらいいな」
そんな淡い願望に 君は泣いた

子守唄が 音を奪った世界で
言うのなら言えよ 早く教えてよ
大事な何かを 消し去る言葉を

暗い穴の向こう 覗いたら
また見えない君を探すだろう
帰っておいでよ 笑っておくれよ
白銀のひかりが 降る 前に

僕が いなくなる まえに











20080928

一部改訂&改題。
なんか文章みたいな詞を書いてた時期らしい。

漂う投げやり臭。(笑)
深緑の世界の中
誰にも愛されなかった僕に
突然、日が射した
暖かいひかり

…もっと
もっと、僕を


僕を照らして?
僕をみつけて?
僕を…

いづれ消えてしまうというのなら


僕を焼き殺しておくれ





もう思い出せないように

もう泣けないように


僕をぐちゃぐちゃに壊しておくれ


頼むから

もう裏切らないで

幸せを知ってしまえば



もう

ここには








20080914



改題&一部改訂。

このころからすでに「光」をテーマにした話が多い。