烏の羽がひらりと舞う
白い頬に影を落とす
「どうしてこんなにも無力なの?」
動かない君の隣 僕は呟いた
空に滲んだ闇は 蝕むように
来るのなら来いよ 僕なら喰えよ
暗い穴の向こう 覗いたら
また見えない君を探すだろう
帰っておいでよ 笑っておくれよ
白銀のひかりが 降る前に
いつだって君は隠れていた
見つけて笑えば顔を出す
「いつか普通に会えたらいいな」
そんな淡い願望に 君は泣いた
子守唄が 音を奪った世界で
言うのなら言えよ 早く教えてよ
大事な何かを 消し去る言葉を
暗い穴の向こう 覗いたら
また見えない君を探すだろう
帰っておいでよ 笑っておくれよ
白銀のひかりが 降る 前に
僕が いなくなる まえに
20080928
一部改訂&改題。
なんか文章みたいな詞を書いてた時期らしい。
漂う投げやり臭。(笑)