良い緊張と悪い不安 | (社)あがり症克服協会 東海・関西・九州の講師ブログ

(社)あがり症克服協会 東海・関西・九州の講師ブログ

(社)あがり症克服協会
名古屋・豊橋・京都・大阪・神戸・福岡の講師ブログです。

授業風景や、発表会の様子、
その他諸々・・・
思うがままにお届けします!

あがり症克服協会認定講師のKobaです。
NHKカルチャー名古屋教室で「あがり症・話ベタさんのスピーチ塾」を行いました。


あがり症を克服する6回のカルチャー教室の5回目です。
10月からは新しい6回が始まります。
どんな教室かわからないと不安な方のために1回だけの体験もあります。


1.本番前の緊張
あがり症克服協会では、ワークショップやカルチャー教室であがり克服を目指す方のための発表会があります。
あがり克服のために日々練習をした、教室でなら人前で話すことにも自信がつき始めた。
でも、自分の職場や、グループで発表するのはまだ自信がない。
そんな方のために地域ごとの教室で集まって発表会を開きます。
コロナのこともあって、自粛していましたが再開できる日も近いでしょう。
この、発表会の一つがスピーチフェスティバル。
チームを作って朗読をしたり、短い劇をやります。
このスピーチフェスティバルの出演者が出演前に撮った写真と、出演後に撮った写真があります。


どのチームも、出演前の表情は硬い。「はーい、チーズ!」などと声をかけても表情は硬いままです。
これは、出演者の皆さんが良い意味で緊張している証拠なのです。
2.本番前の不安
 自分の経験でお話をしますと、人前で話すことはわかっていて、充分練習できずに当日を迎えた。ということが何度かありました。こういう時はもう少しボーっとした表情をしています。
原稿も用意した。でも、声を出しての練習は充分できなかったというようなケースです。
「知らない分野の話でもないし、練習不足でちょっと不安だけど、なんとかなるんじゃないかな。」
心の中はそんな状態です。


こういう時は、不安を覚えながら始めてしまって、あとから、緊張していきことがあります。

話している最中に胸の奥の方から不安の塊がせり上がってくるような感触で、その塊に呑み込まれそうになることがあります。
これは、悪い不安です。
3.緊張しながら始めても
私事ですが、私の妻は華道の師範をやっていて、先月、お家元や来賓の臨席する発表会で壇上にあがり、パフォーマンスを致しました。

私も原稿のチェックなどを手伝いました。
 妻は何日も前から、華の活け方やセリフ、スタッフの動きなどを練習していました。動画を取ってもらって、動きの確認もしたようです。
前日には、随分緊張していたようすで、私も大丈夫かなと心配していました。
終わってから、妻に聞くと「始まる直前まですごく緊張した。でも始まったら見ている人の顔が見えて、想定外のトラブルもあったけど対応できた。」
と言っていました。


 絵にかいたような、良い緊張ですね。この直前の緊張は悪いことではありません。

直前に緊張することを心配される方も多いと思いますが、我々あがり症の人間が人前で話す直前に緊張しないのは逆にピンチです。
 充分練習をして、直前に緊張感が高まったら、「キター!やるぞー!」と思ってください。
終わった後は、旨い祝杯が待っています。

 

講座の予定、ご予約はこちらから!