300タイトル突破!Bandcampにてフィジカルリリース4作品公開、フィジカルリリースあれこれ | 大ぼら一代番外地

300タイトル突破!Bandcampにてフィジカルリリース4作品公開、フィジカルリリースあれこれ

今年2024年も、先月からBandcamp Friday再開されにければ、そもそもはコロナ狂騒の煽り受け困窮する世のミュージシャン達を憂い、Bandcamp側が売り上げを100%ミュージシャン側へ還元下さる太っ腹この上なき企画たれど、コロナ狂騒なんぞ疾うに終焉済みにも関わらず、御厚意にて継続下されば、Kawabata Makoto official Bandcampにて、新たにデジタルアルバム4種公開、フィジカルリリースも新たに2作品取り扱わんとす。加えて是までにアップすれどソールドアウト及び残部僅少となりし作品も、在庫補充させて頂きし。

 

今回、Mainlinerの最新ライヴ音源「Tokyo Scorched Earth 2024」と、つい先日行いしHarry SmithやJordan Benson等に由る所謂「宇宙映画」へのライヴサウンドトラック演奏すれば、其の模様を完全収録せし「Spectrum Echoes」、以上2作品を新たにデジタルリリースせり。而して藤掛君とのデュオSquit Squadが、藤掛君主宰 Fulldesign Recordsよりリリースせし2作品「Squit Squad」「Living Red」をデジタル復刻させて頂きし。

然れば今回新たなフィジカルリリースは、其のSquit Squadの2作品と、奇跡のデッドストック発見せしナカタニタツヤ君とのデュオ第1弾「Live in Oita 2016」にして、加えて嘗て高知Chaotic Noise Recordingsよりリリースせし「Shade Of Burning Snow」等、ソールドアウト若しくは残部僅少と化せし作品も、在庫あるものに限り追加せり。

 

 

今年1月末に行いしMailiner帝都公演を完全収録せし最新ライヴアルバム「Tokyo Scorched Earth 2024」をデジタルリリースせり。此の帝都公演@UFO Clubは、昨年12月に敢行せし台湾ツアーから今年1月に行いし国内ツアーまでを一括りとする、今冬のライヴ活動に於ける千秋楽たれば、今や曲の長尺化に益々拍車掛かり、遂に60分セットに於いては2曲しか演奏叶わぬ有様なれど、然ればこその鬼リフレインに起因する法悦的トランス感も、大いに堪能頂き得ると信ずるものなり。

 

 

つい先日行いしHarry SmithやJordan Belson等に由る前衛アニメーション映画、所謂「宇宙映画」上映に際し、Terry RileyやAngus Macleiseと共に米国にて最初のフュージョンオーケストラを設立、其の後Pandit Ram NarayanやAli Akbar Khanに師事、La Monte Young等と一緒に学ばれし女性サーランギー奏者にして詩人Louise Landes Levi女史と共に、ライヴサウンドトラック演奏させて頂けば、今回其のライヴ音源を「Spectrum Echoes」として、緊急デジタルリリースさせて頂きし。

 

 

大阪は北堀江FUTURO CAFEにて行われし此の上映会、出演依頼も急な話なれば、然したる準備も出来ぬ儘、更にはエレキギターの弓弾きを根幹に据えんとせしにも関わらず、不覚にも肝心の弓を忘れる大失策ぶりを露呈、サウンドチェックにて、弓弾きに代わるグリッサンドギターの更なる可能性を探り、生来の楽天的気質から「まあ後は出たとこ勝負、何とかなるやろ」なんぞと、能天気に界隈の串カツ屋へ繰り出し、一人前打ち上げに興じし始末。
而して演奏は、そもそもどの作品が上映されるか存ぜぬ中、主催者たるReymondが次々作品を連続上映、然れば結果60分に及ぶ演奏と相成りし次第。幕開けと中盤には、Louiseさんに由るタンブーラ弾き語りもあり、壮大な宇宙曼荼羅展開叶いしかな。

Louiseさんの略歴、以前にも紹介させて頂けど、折角なれば此処に当時のブログ記事より再度転載せん。

 

Louise Landes Levi :

 

ルイーズ・ランデス・リーヴァイは、音楽家/サーランギ奏者である他に、詩人、翻訳家、パフォーマーであり、彼女の旅は、神秘的で宇宙的な軌跡という精緻な集合体をなしている。

 

 ダニエル・ムーアの「フローテイング・ロータス・マジック・オペラ・カンパニー」の創立メンバーとして、1967年から1969年まで、テリー・ライリーやアンガス・マクリーズ (元ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)らとともに、タラフマラ族や、バリのガムラン、チベットの修道儀式や、インドのダンスに関するアントナン・アルトーの研究に触発された学際的な戯曲に参加した。 

 

ミルズカレッジにおいて、著名なサーランギ・マスターであるパンディット・ラム・ナラヤンにサーランギを学んだ後、リーヴァイは一人でパリからトルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタンを経由し、音楽と詩の伝統を研究するために北インドに到達した。

 そこで彼女はスリ・アンナプルナ・デヴィとウスタード・アブドゥル・マジド・カーンに師事した後に、バーゼル音楽院とカリフォルニアにおいて、アリ・アク・バー・カーン(インドの作曲家 サロード奏者)の弟子となった。

 地元であるニューヨークで旅を終えると、ラ・モンテ・ヤングとマリアン・ザジーラに学び、彼らの「ドリーム・ハウス」が21世紀へと渡っていくさまをつぶさに見つめた。 

 

リーヴァイは、アンリ・ミショー(フランスの詩人)と、インドの神秘主義者ミーラー・バーイーの作品(『スウィート・オン・マイ・リップス』の序文執筆者はラ・モンテ・ヤング)を翻訳し、ルネ・ドーマル(フランスの詩人)の『ラサ』(New Directions 1982)の初の英訳を担当した。 

自分自身の詩集も多数出版しており、ごく最近では『クレイジー・ルイーズ(または、聖なる論議)』という詩のシリーズがある。それは女性(受動者)の観点から性的トラウマを考察する一連の詩で、女性的ヒステリーの概念を、その従属的かつ虐待的な西洋的役割から取り戻すために、狂気に関するオリエンタルな解釈を叙述している。 

 

リーヴァイの内省的なライフスタイルと、音楽の伝統とその成果への敬意に対して、彼女の音楽の普及は比較的小さなものであった。 しかし過去10年間にわたり、彼女の友人達である故アイラ・コーエンやキャサリン・クリスター・ヘニックスらの助力もあり、いくつかの新作に加えて80年代の作品の再発もなされている。 

独奏にせよ伴奏があるにせよ、リーヴァイの哀調を帯びたサーランギ、ベル、フルートからは、この世のものとは思えない、むしろ本当に忘れ去られてしまった儀式や別世界の感覚が溢れ出してくる。 

これら録音物における彼女の祈りとラーガを解釈するセンスは、詩の語りや朗詠とあいまって、閾下の経験を呼び起こし、それらが敬虔さに満ちているのと同じように冷笑と嘆きに満ちており、誠実さと存在感をもってモノカルチャーを激しく非難している。

 

 

藤掛君とのデュオSquit Squadは、藤掛君主宰Fulldesign Recordsより2作品をリリース、今回フィジカルリリースせんとすれば、先ずはデジタルリリースを以てプラットホーム備えねばならねばこそ。

1stミニアルバム「Squit Squad」は、藤掛君が帝都GOK STUDIOにて録音されしドラムトラックに、私が即興にてオーバーダブ施せし作品なり。アルバム内容の詳細は、当時のブログ記事を参照頂きたし。

 

 

2ndフルアルバム「Living Red」は、昨年1月に行いし初帝都公演@合羽橋なってるハウスをマルチ録音、其処へ私がオーバーダブ施し、最終的に藤掛君が編集され完成せし作品なり。アルバム内容の詳細は、当時のブログ記事参照頂きたし。

 

 

若干枚数なれど、奇跡的にデッドストック発見されしナカタニタツヤ君とのデュオ第1弾「Live in Oita 2016」音源自体は既にデジタルリリース済みたれど、今回初めてBandcampに於いてフィジカルリリース行いし。アルバム内容の詳細は、当時のブログ記事参照頂きたし。

 

 

仏女性映像作家Audrey Genestet監督作品「Spring Yes Yes Yes」のライヴサウンドトラックを、2012年3月に高知Chaotic Noiseにて披露すれば、其のライヴを完全収録せし「Shade Of Burning Snow」をChaotic Noise  RecordingsよりCDリリース、Bandcampにてフィジカルリリース行うや、瞬殺ソールドアウトと相成れば、今回再入荷叶い再びフィジカルリリースさせて頂く次第。そもそもこの「Spring Yes Yes Yes」は、Audreyと助手Saulの2人が、雪積もる明日香の深山に1ヶ月滞在し撮影されし短編映画なり。

 

 

Audreyは、1998年に仏Toulouseにて知り合いし以来の旧友にして親友、女性映像作家にして、仏プログレバンドaquasergeのベーシスト、現在は1児の母でもあり、2022年に公開されしドキュメンタリー作品「Relaxe」にて、数々の賞も受賞されにけり。

 

 

上記の他にも、現在Bandcamp上にて販売中なるCDやカセット、在庫あるものに限り、在庫追加させて頂きし。

 

更には先月のBandcamp Frtidayにてデジタルリリースせしソロライヴアルバム「Message To You Who Are No Longer Anywhere」今一度ミックスし直せば、音質的に大きく向上せし故、人知れぬ内に差し替えさせて頂きし次第。

 

 

デジタルリリースの利点として、斯様に内容をアップグレード叶う事が挙げられれば、実はジャケットを秘密裏に刷新せしも少なからじ。悪しからず。

 

Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」今や毎週更新は無理なれど、Bandcamp Fridayを中心に、気紛れに更新せんと思えば、引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。

 

 

既にリリースも遂に300タイトル突破、302タイトルに至れば、リストページ「Speed Guru's Timeも併せて更新中、こちらは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分かれ、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。

 

 

AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め110作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。

 

 

更に「Acid Mothers Temple Bandcamp アルバムリスト」も設営、バンド毎に「Unreleased live & rare recordings」と「Reissue」2項目に分け、リリース年次にて並べ分類整理、リスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。

 

 

インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、ライヴ音源「Floating Flower Live @Tokuzo Japan Tour 2021」も公開中。

 

 

Bandcampアプリ入手はこちらから。