Cardigan
午前4時半起床。
テレビにて可成りサイケデリックな映像が延々流されしを発見、テレビが家具と化す仕様なり。
備蓄食材、特に野菜類も第1次購入分は概ね銷却、僅かに残る残党も銷却せんとす。然れば人参と玉葱を刻みチンマシーンへ、蓮司に3分委ねるや、
刻みし大蒜、生姜、昨朝ブレックファーストより失敬せしバター投下、再び蓮司に委ねる事3分、
スパイス各種、カレーペースト、ブイヨン、塩あらざれば必要分の塩含有する塩胡椒を相当量、而してバター再び投下、再び蓮司に委ねる事3分、
青唐辛子も投下、注水すれば、亦しても蓮司に委ねる事3分、
仕上げに例の白き粉こと味の素投下、今一度蓮司に委ねる事3分、
然れば此処にカレールー完成、
其処へ先達て贖いし常温保存紙パック豆腐召喚、ぶち込むや、
ホテル自室内のティーコーナーに常備されるミルク投下、
蓮司に詫するファイナルラウンド3分加熱、是を以てレンチンクッキング「豆腐カレー」完成、
「ごはん渋滞」もこの残党平らげれば解消、然ればごはん残党も添え、斯くして「豆腐カレー」堪能せり。
昨日ガソリンスタンド内売店にて購入せしスコッチエッグ召喚、トッピングとすれば美味なり。
今朝も例の「that's 70s」BGVとして流せば、あの10ccの全身バンドたるHotlegsの大ヒット曲「Neanderthal Man」PVに初遭遇、そもそも楽曲も奇妙奇天烈なれど、そのB級映画魂全開なるこのPVに、思わず目が釘付け、こりゃ堪りませんな。
道中弁当レンチンスパゲッティー拵えるべく、耐熱容器に2つ折りに処せしスパゲッティーぶち込み、大蒜、玉葱、青唐辛子、ブイヨン、バター纏めて投下、スパゲッティーが浸る程に注水、然れば蓮司に委ねる事11分、
海外にても安価にて販売される蟹蒲召喚、
日本製より目も荒く蒲鉾感拭えねど、
レタス共々ぶち込み和えれば、これにてレンチンクッキング道中弁当「サラダスパゲッティー」完成せり。
いざウェールズはCardigan目指し爆走せり。
途中立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、2L容器入りの何某かを発見、これなら2kgのダンベル代わりになると思えば、先日楽屋の冷蔵庫に、2L容器入り牛乳が2本あれど、自分含め誰も所望せねば放置せしを思い出し、能く能く考えればあの2L容器こそ2kgのダンベル代わりに最適たるべし。ついぞ牛乳にしか意識行かねど、容器にも注目すべきたりしかと、己れの迂闊さに後悔しれば、次に出会いし際には必ず確保せん。
5時間のドライヴにて海辺の街Cardiganへ、
今宵の会場たるThe Cellarへ到着せり。
心地良き田舎街なればこそか、全てのんびり進行すれば、サウンドチェックまでも随分時間余す様子にして、界隈散策するや、リサイクルショップにてダンベルセット発見、然りとて斯くも様々なサイズ不要、そもそも1個でええねん。然れど斯くなる好機稀かと思えば、大した額面にあらざる故、ほなら纏めて購入せん。斯くして1kg、1.5kg、2kgなる3種を各々2個、計9kg 6個のダンベル確保せり。
サウンドチェックまで時間余せば、先に晩餐と相成る辺りも、田舎街なればこそのフレックスぶりか。主菜はピザなれば、原則として私はイタリア以外にてピザは食さぬ主義、加えて斯様なパンピザ系形状を成すピザこそ邪道と、特に厭えば申し訳なくも拒否、
道中弁当「サラダスパゲッティー」召喚、キッチンの電子レンジにて加熱、其処へ副菜として用意されしハム各種、オリーブ、チーズ等を投下、然ればリサイクルレンチンクッキング「antipasto spaghetthi (前菜スパゲッティ)」完成せり。そもそもパスタ料理は、イタリアに於いて主菜ならぬ前菜なれど、これは「前菜 (antipasto)」をトッピングせしスパゲッティの意なり。
更に「サラダ」も添えれば、
是にて私のみ「前菜スパゲッティセット」堪能せん。
追いオリーブ投下、芳しさ増幅されれば、美味至極かな。
ピザ堪能されし皆様、沈黙されれば、典型的な「21世紀のツアー風景」たるネットカフェ状態へ。全員が此処に顔突き合わせ乍ら、此処におらぬ御家族や何某かと接触中之圖。何れ自らが赴かずとも、アバター派遣若しくはVR世界にてのツアーなんぞ実現するや否や。
サウンドチェックも終了すれば、今宵の投宿先ゲストハウスへ。ジョンソンとMorganのみ別宅、残る4人は同宿なり。
城壁を周り、
こちらが今宵の投宿先ゲストハウスなり。
先鋒務め下さる地元重鎮サイケバンドSENDELICA熱演中、狭き地下会場内は既に満員御礼、階上のエントランスホール&カフェに鎮座する巨大モニターにて、ステージ前方の様子伺い知れば、詰め掛けしオールドヒッピーの御歴々が踊り狂われ、時間は70年代初頭まで巻き戻されしか。
今宵は90分セットを披露。此処は凡そBearsやHelluva Loungen程度の大きさなれば、マイクにて拾われるはボーカル、シンセ、バスドラムのみにて、後は生音なるパンキッシュなスタイルにして、斯様な仕様は久々なれば、私のパンク魂も点火、況して自分の親に近き世代のオールドヒッピー御歴々が結集され満員御礼、ド初っ端のファズ起動時に限り、その爆音ぶりに一瞬たじろがれしかと思われれど、次の瞬間その爆音の中を踊り狂われる御歴々、いやはやあの時代を生き抜かれしパワー襲来、然ればとこちらも当時宜しくサイケデリックジャムセッション的展開を根幹に、兎に角全員踊り狂われる果てに極楽浄土まで御案内せんと、90分ノンストップ・サイケデリックトリップ絵巻御開帳。天井低き会場内の室温湿度急上昇、遂には御歴々もそのサウナ状態に悲鳴上げられ始めれば、遂に大団円たるサイケデリック浄土へ至り幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。
セットリスト:
1. Blue Velvet Blues
2. La Novia ~ Black Summer Song
3. Pink Lady Lemonade ~ Spakling Pink Lady Lemonade ~ OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.
4. Flying Teapot
5. Cometary Orbital Drive
地元なれば偉大なるサイケデリックオリジネーターNik Turner (ex. Hawkwind)が顔出して下さり、2013年「LA Psych Fest 2013」Los Angeles以来なる9年ぶりの再会果たせり。Nikも齢82歳にして、先達てもCharlie Parkerの曲等演奏されにけりと伺えど、今や介添え人伴う状態なれば、いつまでも息災たらん事祈るばかり。
投宿先ゲストハウスへ帰還、晩餐の「antipasto spaghetthi (前菜スパゲッティ)」残党に、プチトマト、オリーブ、ハム追加せし「antipasto」度数高めな一品召喚、禁断の夜食として堪能せり。
今回AMT宗家欧州遠征に参加するに際し、自炊器具としてツアー序盤にスロークッカー購入されし祥三君、日々あれこれ調理しては失敗と成功繰り返されにけると伺えど、今晩もライヴ会場へ出動前に仕込み完了、スロークッカー起動されれば、終演し帰還せし今、丁度調理完了される見事な作戦を展開。今宵は「煮込みハンバーグ」にして、満足の行く出来栄えなりけりか、満面の笑顔なり。
腹ペコNANI君は、超速クッキング可能なればこそケトルクッキングにて「焼そば」拵え、ペロリ平らげられし。
NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。