Glastonbury | 大ぼら一代番外地

Glastonbury

先達て投宿せし糞Travelodgeが、この御時世に有料Wi-Fiなんぞナメくさり乍ら、許されざるまでに激遅ネットたれば、当拙ブログ記事「Margate(無実演販売)」執筆せし際、動画も投稿せんとすれど、ネット速度が激遅過ぎにて叶わねば、今回此処に投稿させて頂く次第、悪しからず。

鵞鳥闊歩之圖。

 

 

更に不覚にも投稿し忘れし1枚の写真もあれば、是亦好機とばかり此処に投稿させて頂かんとす。

愛して止まぬ家族を残し、我々が「遠洋漁業」と称する7週間余に及ぶ海外遠征へ旅立たれしNANI君なれば、愛妻なおちゃんこと山本初子Tシャツを携行、是を着て眠れば夫婦円満和合睦愛極まらんとは当然の理かな。

 

 

更にもう1枚写真投稿し忘れれば、先達て組合長宅に立ち寄り、預かり頂きし物販商品LP13箱受け取れば、それを積み込みしを証明する1枚なり。因みにこのLP箱の前には、我々のアンプ類やドラム一式等の機材全ても積載されるものなり。

 

 

朝飯食らわんとすれど、現在の備蓄食材とは、スパゲッティー、トマト、大蒜、青唐辛子のみにして、昨夜のケータリング残党たるオリーブ召喚、是等全て刻めば、耐熱容器にスパゲッティーを二つ折りに処しぶち込み、浸る程に注水、

 

 

此処の冷蔵庫にて発掘せしハバネロ入りBBQソース、卓上にあるオリーブオイルも投下、更に先達て麺のみ銷却せし即席麺に添付されし粉末スープ1/3投下、

 

 

攪拌すれば電子レンジへぶち込み11分加熱調理、

 

 

蓋を外更に1分電子レンジにて加熱、然ればリサイクル電子レンジクッキング「レンチン・スパゲッティー・オリジン ver.2」完成せり。昨夜のレシピと異なり、トマトとオリーブを予め加え調理すれば、こちらの方がトマトスパゲッティーとしての味わい濃厚なり。然りとて好みの問題なれば、どちらも秀逸にして大いに美味なり。

 

 

投宿させて会場に隣接するツアーバンド用宿泊施設、台所あれば自炊も叶い、下手なホテルやモーテルなんぞより遥かに快適至極にして、何とも素晴らしきかな。

 

 

因みに私は、常々「誰よりも遅く就寝し誰よりも早く起床する」生活サイクルなれば、先ず以て台所に寝床構える次第にして、今回もこのダイニングキッチンに鎮座するソファを寝床とせり。

 

 

いざGlastonbury目指し出発すれど、道すがら大型スーパーSainbury'sへ立ち寄り、各々この先必要な食材等を購入せんとす。本音云えばSainbury'sよりもTescoを好む次第なれど、未だ第1回目なれば已む得ぬか。

 

 

大英帝国のファーストフード産業に、大きな風穴開けしKatsu Curryなれば、様々な関連商品も棚に並べられし。

 

 

斯くして私が先ず購入せしは、鯖燻製 x2パック、玉子10個入り x1パック、骨付き鶏腿肉 x5本入り、人参、レタス、玉葱、トマト、葱、ブイヨン、スパイス各種、インスタントコーヒー、フード付きカーディガンなり。

 

 

嘗て米ツアー中に開催せし「不味い菓子選手権」にて、堂々の1位に輝きし「ポークスキンチップ」即ち豚皮揚げを、何故か購入されしジョンソンなれど、実はこのポークスキンチップには、伝説の「ブードゥーマジックパウダー」仕込まれれば、食らうや否やゾンビ化する効果あり。

 

 

約4時間のドライヴにてGlastonbury到着、コロナ狂騒勃発以前に「Glastonbury Festival 2019」出演せし以来か。

 

 

今宵の会場たる老舗The King Arthurへ到着せり。

 

 

 

屋号がThe King Arthurなれば、アーサー王と思しき壁画もあり。

 

 

サウンドチェックも速やかに完了するや、皆してGlastonbury市街へ繰り出せり。流石はGlastonburyなるかな、行き交う殆どの方々が、皆様そこそこ御年輩にして、まるでGong若しくはHawkwindファンの如き出立、正にオールドヒッピーの聖地か桃源郷か、髭&長髪が標準的ファッションなれば、私と東君如き若輩なんぞが発するオーラは希薄にして、完全に一般大衆云々に溶け込む有様。

 

 

新たなステージコスチューム等求めんと各々界隈徘徊、銀のスパンコール全面に施されしキャップ試着される祥三君之圖。

 

 

キリストが十字架へ磔刑に処されず、釈迦宜しく入滅之圖。

 

 

「見猿聞か猿言わ猿」ならぬ「見梟聞か梟言わ梟」なれば、何故「猿」たるべきかとは、凡そ御理解頂き得ねばこそか。

 

 

暫しツーリスト気分堪能、いと楽し。

 

 

今宵の晩飯は、久々に食らう「フィッシュ&チップス」なれど、嘗て90年代に食らいし超ベタベタギトギトな一品とは異なり、随分サクッと揚げられしかな。当時を知らぬAMT宗家ヤングお兄さんチームは、このレベルですら、驚かれ苦戦される御様子なれど、当時の代物は、温泉が湧き出るかの如く、衣から揚げ油たるラードが滲み出、仮令衣を剥がせし処で、中身の鱈をフライパンに乗せるや、その鱈から無尽蔵にラードが滲み出れば、リサイクルクッキングさえ許さぬ暴君覇力ぶりたりしかな。

これなんぞ諄さ緩和剤たるビネガーさえ添えられねば、余裕にて平らげ得し。然りとてMaorganのみハンバーガー所望されれど、バンズにパティのみ挟まれ、野菜やトッピングどころか、マスタードやケチャップ等の味付けさえ一切施されぬ様を見るや、哀れMorgan顔面蒼白、美食家なればこその蒼き怒りオーラ放射せられし。然ればビネガーも単に添え忘れか。

 

 

今宵は90分セットを披露せり。そもそも海外遠征に於いて、通常は90セットを演奏すれど、今回は此処まで120分、60分、75分と奇しくも未だ一度もあらざれば、久々の90分セットはペース配分も容易にして、況してそろそろ「ツアーの体」が仕上がり完成する頃合い、然れば本日も土石流の如き大汗流しつつ、怒涛の大疾走を以て高みの果ての高み目指し、況してやリアタイ世代のハイドパーク踊り炸裂する最前列のディープサイケオーラ照射も後押し下されば、遂に大団円へ至りて幕。

今回のツアーに於いて、実は初めてネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂かんとす。

 

 

 

 

セットリスト:

1. Blue Velvet Blues

2. Dark Star Blues

3. Santa Maria

4. Chinese Flying Saucer

5. Flying Tea Pot

6. Sparkling Pink Lady Lemonade 

7. OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O. 

8. Cometary Orbital Drive

 

今宵の投宿先は、亦しても忌まわしき糞Travelodgeにして、況して今宵は3人部屋なれば、私とNANI君なる夜更かし組に移籍されし東君に、中央クイーンサイズベッドを譲渡、夜更かし組両名は両サイドの仮設ベッドに着陣せり。

 

 

本日、スーパーにて米を購入すれば、遂に炊飯器を起動せんとす。然れば前回のツアーまで米奉行務められしジョンソンより、今回新たに米奉行に着任される祥三君へ「米奉行引継之儀及び炊飯器譲渡之儀」執り行わんとす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

禁断の夜食食らうべくケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ召喚、スパゲッティーを二つ折りに処しぶち込み、いざ起動。

 

 

欧州200Vの圧倒的電圧にて、一瞬にて湧き上がると知れば、こちらも手早く玉葱をスライスせんとすれど、如何せんこちらの刃物は鈍らの極み、結局調理挟みにて刻めば、

 

 

スパゲッティーは疾うに茹で上がりて、

 

 

笊にて湯切り、

 

 

容器へ移せば、刻みし玉葱とレタスもぶち込み、

 

 

英国版鯖燻製召喚、あの美味極まりなき独版に比べれば、可成り塩っぱめなるを念頭に、

 

 

日本より持参せし、果たしてそもそも何の粉末スープか既に不明なるを召喚、水に溶けば鰹出汁醤油の如きにして、

 

 

それをスパゲッティーに絡め攪拌、

 

 

仕上げに鯖燻製をON! 刻み葱投下、持参する擂り胡麻施せば、是にてインプロケトルクッキング「和風スモーク鯖スパゲッティー」堪能せり。

 

 

片や先達てホットプレート購入されしNANI君は、火災報知器対策としてホイル焼とされながらも、豚バラ肉を以て「サムギョプサル」に挑まれにければ、この満面の笑み御覧じられたし。

 

 

今回も有料Wi-Fi購入せざるを得ねど、激遅どころかネット接続が幾度も切断されるメガ激遅ぶりを露呈、これを以て24時間£3,00也とは詐欺行為かな。斯くなる上は糞Travelodgeを断罪せん。

 

NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。