Glastonbury「Glastonbury Festival 2019」 | 大ぼら一代番外地

Glastonbury「Glastonbury Festival 2019」

本日は、大英帝国最大フェスティバルなりける「Glastonbury Festival 2019」へ出演すべく、午前7時15分出発とMorganよりの下知あれど、昨夜は迂闊にもベッドに潜り込めば快適安眠にて、目覚めるや均かの午前5時半、いきなり寝坊やがな。

 

 

ブレックファースト付きと知らされれど、所詮ショボさの極みコンチネンタルブレックファースト、精々イングリッシュブレックファーストと思えば、矢張り自炊すべくトラベルマルチクッカーこと通称「ポコポコ」を以て、大慌てにて炊飯、

 

 

炊き上がりしごはんを別容器へ移すや、少量の水に、粉末出汁と小袋入り醤油召喚投入、これを一旦沸かせば、玉葱スライスをぶち込み再び煮立たせ、

 

 

更に昨日購入せし「英式鳥天」召喚、刻みて投入、いざ煮るべし。この「英式鳥天」実は半生にして、加熱調理が前提なる代物たれば、昨日は電子レンジにて加熱すれば食し得れど、決して其の儘食し得る所謂「御惣菜」にあらざりし。

 

 

刻まれし「英式鳥天」も煮られれば、溶き玉子投下し素早く攪拌、

 

 

刻み葱投下し、ごはんへON! すれば、ポコポコクッキングの新たな可能性の扉開きし「親子丼」完成せり。いざ食らえば大いに美味なり。

 

 

午前7時、ブレックファースト如何なる塩梅かと覗きに行けば、案の定簡易型イングリッシュブレックファーストにして、ベーコンとソーセージを自炊用食材として僅かばかり失敬、ダブルエスプレッソ×4杯=事実上エスプレッソ8杯分を紙コップに仕込み、いざ出発せり。

 

2時間余のドライヴにて「Glastonbury Festival 2019」会場界隈へ到着せり。我々が出演する「West Holts」なるステージへ赴くには先ず「Blue Gate」へ赴かねばならねけれど、その場所が全く以て不明、広大過ぎな会場敷地内を右往左往、Morganがあちこちにて待機勤務される案内係の方々に場所尋ねれど、それでも誤情報も錯綜すれば未だ辿り着けず、やっとの事にて漸くその「Blue Gate」駐車場へ漂着せり。

 

 

此処にてバンを駐車、これよりはフェス公式マイクロバスにて、出演者及び機材一式が、ステージ&楽屋へ運ばれる段取りなり。

迎えのマイクロバス到着までの間、突如ヨガに興じられるMorgan先生と、生弟子NANI君とウルフ之圖。

 

 

マイクロバスにていざステージ&楽屋へ案内頂く次第。

 

 

楽屋スペースに到着せり。

 

 

充てがわれし楽屋の壁にて。

 

 

広大なフェス会場へ繰り出すまでもなく、魅惑のネット世界へ旅立つ我々なり。

 

 

 

楽屋スペースには、公式ポストカード各種も常備され、何とカード1枚につき£2.00也を、此処に設置されしポストへ共に投函すれば、英国内外問わず発送下さるサービスなり。

 

 

我々が出演する予定なる「West Holts」なるステージを覗きに伺いし。聞く処に由れば3番目のデカさなるステージなりけりて、然りとてメインステージ含め他のステージは何処、その片鱗さえも伺い得ぬ広大さか。

 

 

楽屋スペースのバックヤード、庭園を愛する大英帝国なればこそか。

 

 

 

こちらはこの「West Holts」出演者及び関係者用キャンプスペースなり。

 

 

無料マッサージサービスもあれば、Morganは早速施術して頂き、曰く「サイコー!」

 

 

パンストにて拵えられし蝶のオブジェ越しに、コーヒー片手にされる東君を臨めど、残念乍らピンボケなれば、悪しからず。

 

 

メイク中のジョンソン之圖。

 

 

御家族へポストカード出さんとするウルフなれど、いきなり文章綴るべき場所に住所を記入、更に宛名を書き忘れる大体たらくぶりを露呈、己れの余りの愚かさに苦笑せざるを得じ様なり。

 

 

バックステージにてドラムセッティング中なるNANI君之圖。背凭れ付きドラム椅子に注目。

 

 

我々の出番は午後1時からの60分セットにして、前のバンド終了と共に機材撤収搬出/搬入&セッティングが、スタッフ御一同の尽力にて壮絶なスピードにて敢行されれば、セットチェンジ30分間用意されれど、サウンドチェック済ませるや未だ5分も余すプロフェッショナルぶりかな。サウンドチェックに際し、私が「自分はモニター一切不要」と伝えれば、モニターエンジニアの方が、大いに驚かれし様なれど、そもそもモニタースピーカーより発せらるる音が耳に痛くして、況んやステージ上にて生音にて各楽器モニターし得る距離に各々陣取れば問題あらざりし。仮令斯くも広きステージたれど、スタジアムバンドの如くステージ目一杯に広がりセッティングするなんぞ愚の骨頂と知れ。ZEPの映画「狂熱のライブ(原題:The Song Remains The Same)」にて伺い得る通り、仮令マディソン・スクエア・ガーデンのステージ上であれ、ステージ中央に寄せ集まるが如くにセッティングされしを見れば、あれこそが良き手本の一例なり。

フェス側が用意されしアンプとは、忌まわしきFeder Twin Reverb2台にして、私は己れの通称「地獄セット」たる3段積みを運び入れさせて頂きし次第。

 

 

サウンドチェック中なるNANI君之圖。

 

 

而して60分のセットを披露。毎度乍ら怒涛の大暴走を以て一気に駆け抜ければ、ウルフのアピールプレイも炸裂、大団円へ至るや幕。

 

1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues 

2. chaos ~ Disco Pink Lady Lemonade ~ OM Riff ~ Pink Lady Lemonade coda

3. Cometary Orbital Drive

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

タイムテーブルの定刻通り終演するや、ステージの傍らに設営される物販ブースへ突撃、次のバンド演奏開始までの30分間、我々AMTの真骨頂なる「実演販売」励行せんとす。今回は本来「機材班」たる私とNANI君もSHOPZONEに顔並べれば、即ち商品購入するやメンバー全員にサイン求め得るサービス、今や「史上最強」の呼び声高き我が「AMT物販部隊」の御三方、素晴らしき連携プレイにて、長蛇の列の客を捌き乍ら、且つ記念撮影にも応ずる余裕さえあり、更にはサインにも応じられれば、流石は我がD.I.Y.精神の礎を支える実動精鋭部隊なるかな。

 

 

物販テーブル片隅に座す私に、何やら怪し気な男性迫り来れば、

 

 

何を隠そう我々の欧州及び豪州のブッキングエージェントたるTomなり。一昨夜に自身のバンド「Tomaga」アイルランドツアーより帰還果たせしばかりなれど、御兄弟勢揃いにて「Glastonbury Festival 2019」へ参戦中なりけり。而して2ショット記念撮影に興じし。

 

 

 

物販ブースにて販売し得る商品は、計50点に限られれど、この僅か30分弱にて目出度く完売、御買い上げ有り難う御座いました。

 

而して漸く機材も撤収&パッキング済ませれば、昼飯食らうべく食堂へ出撃せり。

 

 

美女スタッフに由る配膳、

 

 

私は「ステーキ+フライドポテト+マッシュ豌豆豆+サラダ+カレー」盛り合わせ所望せり。フェス飯とは、そのフェスの規模の大小問わず、十中八九不味き代物とは世の常なれど、此処のフェス飯は充分に美味なれば、有り難き限りかな。

 

 

今宵はBristolにてライヴ控えれば、フェス会場滞在6時間を以て、いざBristolへ向け出撃せんとす。5日間に及ぶ超大型フェスたる「Glastonbury Festival 2019」に、僅か6時間のみ滞在とは凡そ稀なるか、各ポイントに勤務されるセキュリティー及び案内係の皆様に「えっ?もう帰るの?」と些か驚かれつつも、斯くして「Glastonbury Festival 2019」を後にせり。

 

 

今宵はメインステージに「Cat Power」出演予定されれば、ギタリスト務められるAdelineは、盟友Jasso(最近は「High Rise」成田さんの新バンド「Psychedelic Speed Freaks」のヴォーカル&ベースを担当)の愛妻にして、彼女より「会場での再会楽しみにしてます」とのメッセージ頂戴すれど、彼女達の会場入りは午後5時と聞けば、午後3時に会場を後にせし我々、残念乍ら再会果たせずして、悪しからず。

 

斯くして一路Bristol目指し爆走せり。流石に既に60分のセット疾走済みなれば、皆様大いに疲労困憊は当然にして車内爆睡中之圖。

 

 

斯様な中、生来の燥ぎ好きなるウルフのみ無駄に覚醒されれば、何とフェス会場が余りに広大過ぎにて、そもそもメインステージが何処かさえ判らぬ儘、会場内散策堪能も儘ならず、得意のフレーズを以て「俺は今、Glastonburyの風を感じてる!」SNSへの投稿果たせねば、そもそもフェス会場にて燥ぎ捲らんと土石流の如く分泌されしアドレナリン余し捲り、眼光鋭く瞳孔大きく開きっ放しなる有様。エイメン。

 

 

斯くしてGlastonburyの昼下がりは更け行きし。而して今日が己れの誕生日たりしも、今朝NANI君より御祝の言葉頂きしにも関わらず、すっかり忘却の彼方。(つづく)

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。