Margate（無実演販売）

今回のAMT宗家欧州ツアーは、度初っ端の移動から「待ち」に明け暮れる様なれば、時間経過が牛歩の如く、況して既に持病の腰痛＆坐骨神経痛も発症、何とか速やかに千秋楽迎えたしと思えども、未だ欧州上陸3日目の朝とは信じ難きかな。当然時差ぼけたりしか、僅か1時間睡眠にて、午前2時起床。投宿するMagasin4内ツアーミュージシャン用宿泊施設は、会場の2階なれば、階下にて未だ宴盛り上がる声も聞こえ、MacBook広げ雑務あれこれ勤しむや、痛飲されにけるジョンソンが帰還せしも、横目に見届けし。

昨夜Peterが拵え下さりし「ジャガイモと挽肉の何某」やら「アンティーブの何某」やら「芽キャベツの何某」やら残党総員召喚、其処へ厨房にて物色せしスパイス等投下、

全て刻み砕き攪拌、更に卓上に放置されしスナック菓子ひと掴みを粉砕投下、

再び豪快に攪拌すれば、リサイクルインプロクッキング「スパイシーカオスポテトサラダ」完成、いざ食らえばマッシュポテトと粉砕されしスナック菓子の食感コントラスト芳しきかな。

道中弁当拵えんと、私が呼ぶ処の「チンマシーン」に、日本より持参せし即席麺ぶち込み、電気ケトルにて沸かせし熱湯注入、蓋を閉じ電子レンジにて2分半加熱、中子にて湯切り、

卓上に並ぶトッピング各種は勿論、

「芽キャベツの何某」も投下、刻みイタリアンパセリ施せば、

添付されし粉末スープを1/4投入、更に厨房にて物色せしスパイスあれこれ投下、芽キャベツ等は刻み豪快に攪拌、

モッツァレーラ少々と刻みイタリアンパセリ投下、仕上げに大蒜入りオリーブオイル少々失敬し垂らせば、これにてインプロクッキング道中弁当「オリエンタル混ぜ麺」完成せり。

本日は欧州より大英帝国へ上陸せんとすれば、午前10時出発せり。聖堂撮影されんとするジョンソンを激写之圖。

フェリー乗り場到着すれど、此処にてフランスより出国、大英帝国へ入国手続きあり。我々のWork Permit確認に毎度随分待たされれど、今や待合所にフリーWi-Fi完備されれば、退屈する間もなく無事入国果たせり。

然りとてフェリー乗り場広大なれど案内不親切にして、そもそも入国に随分時間費やせば、案の定予定せしフェリーに乗船間に合わず、1時間後の次便へと相成りし。

免税店へ赴くや、ワイン試飲コーナーあり。

然れば立ち飲み状態となるは当然、

昨夜ハイパー痛飲されしジョンソンは、体調不良にて石と化されし。

恒例NANI君と2ショット撮影之圖。

調子良く試飲用ワインの杯重ねれば御機嫌至極。因みに試飲に明け暮れしのみならず、東君は赤ワイン1本御買い上げ、流石は酒飲みの礼儀弁える土佐者なり。

バンへ戻るや、道中弁当たる「オリエンタル混ぜ麺」堪能せり。

愈々乗船、

乗船果たせば、明日にBandcamp Friday控える故、私はその音源制作に勤しむ次第。

1時間半の船旅の末、大英帝国はDoverの白き崖臨めば、

斯くして大英帝国へ上陸果たせり。

今宵はMargateにてライヴ予定されれど、直前にキャンセルとなれば、

Morganの妙案にて、そのライヴ会場にて物販のみ行わんと、今宵の会場たりしElsewhereへ到着せり。

キャンセルされし幻のMargate公演ポスターなり。

店内に出店せられしElsewhere Recordsは、残念乍ら既に閉店セール中。

本日午後6時より7時までの1時間限定にて、ACID MOTHERS TEMPLE SHOPZONE出店営業すれば、常々ライヴの事を「実演販売」と称せど、今宵に限れば「無実演販売」なるかな。ライヴこそあらざれど、店側よりビールも振る舞われれば、いざ開店せんとす。

恒例NANI君と2ショット撮影之圖。

ライヴあらざれど客足好調、

御買い上げどうも有り難う御座います。

予定せし営業時間も終了せんとすれば、東君とMorganはビリヤードに興じられし。

本来ならばライヴキャンセルにて、本日は物販の売り上げなんぞある筈なけれど、Morganの妙案の御陰にて、英国ポンドも確保し得れば、正に何事も「Better than nothing」なり。

Margateを後にし、一路Londonは組合長宅へ。コロナ狂騒にて海外遠征中止余儀なくされしこの3年間、いつ如何なる時にも遠征再開し得るべく、新譜や旧譜復刻に勤しめば、結果その在庫膨大となり、組合長の御厚意にて些か御預かり頂きし次第。

先ずは駆け付け一杯とばかりウイスキー頂戴するや、

暫し歓談。

AMT宗家＠組合長宅訪問記念撮影之圖。

組合長宅に御預かり頂きしレコード箱13個口を回収積み込めば、今宵の投宿先たるLondon郊外のチェーン安宿Travelodgeへチェックイン果たせり。

欧州到着初日、機材一式及び商品積み込みし際、3年前に置き去りにせし私とNANI君の電気ケトル発掘されれば、今宵テスト登板させてみるべく召喚せり。懐かしきこのスタイリッシュなブラックボディと青く光るスリット窓、当時は未だ平成ウルトラマンにハマれば「ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ」と命名せしも今は昔。

煮沸消毒も兼ね試運転すれば、流石は220Vかな、驚異的なパワーにて瞬く間に煮え滾りし。

試運転＆煮沸消毒も完了するや、日本より持参せし乾麺を茹でるべく、ケトルに1/3程注水、乾麺投下するやスイッチON! 

瞬殺にて麺ごと煮え滾れば、携行するシリコン笊を以て湯切り、

生憎他の食材一切皆無、然れば茹で上がりし麺に、携行する粉末焼そばソース施し、青唐辛子添えれば、此れにてケトルクッキング入門編「プロト焼そば」完成、野菜等のトッピングあらざれば、粉末ソース1袋は多過ぎ、半分にて充分と知れ。

午前6時よりBandcamp Fridayと知れば、AMT公式Bandcampにて2作品公開せんと、昨夜よりフェリー船内に至るまでに音源完成、後はネット接続果たしアップロードするばかり。然りとて矢張り厭い余るTravelodge、この御時世にて未だ「Wi-Fi 有料」掲げれば、24時間£3,00也。然りとて背に腹は替えられねば課金、是にてネット接続果たせど、いざ音源アップロードせんとすれば、その激遅ぶりは明日香の深山を凌駕し余りある程、御陰にてアルバム2枚分をアップロードするに際し、5時間も費やす羽目となり午前5時と相成れば、Bandcamp Fridayには間に合えど、SNSへの情宣投稿や拙ブログへの執筆投稿行うや、結局一睡も叶わざる儘に朝を迎えし。

勿論朝飯もあらざれば、厭い余るは糞Travelodgeなり。個人的にはPremire Innへの投宿を希望して止まぬ次第。

NANI君のブログも並走更新されれば、御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中、

祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿されにけり。