冬を前に(寝室の快適性) | An Ulterior Weblog

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朝の気温が下がってきた。7℃を最近の実測で確認している。晩秋に向かっている。


一方、屋内は22~24℃といった範囲に全部屋が収まっている。湿度も浴室除き60%前半。

暖房器具の準備はまだしていない。今年は例年より遅い。

この時期はLDKで電気ヒーターの最小の200W運転が始まる頃だが、夏からの冷房の工夫はそのまま冬の暖房へと繋がっているのがこの冬は違う点で、はたして効果はどうかがポイントになる。


涼しくなってからは採光を積極的に取り入れ、25℃は超えない範囲で家の中を温めるようにしてきた。

それが徐々に下がっていくわけだが、今回は工夫でこれまでの冬より光熱費が楽になるのではないかと期待している。が、こればかりは何とも言えない。暖冬との長期予測もあり、その場合は工夫の結果なのか、暖冬のせいかはわからなくなる。


ただ、どっちにしてもエネルギーを使わないに越したことはないので、適切な室温へ持っていきたい。さて、これまで何度か快適な室温は19℃、せいぜい20℃という体験に基づいた話を書いた。

今回、冬の望ましい室温として、寝るときの温度はどうかということを気にした。外から戻ってきたときに気分が悪くならないだけでなく、寝るときに快適な温度はどうなのだろうかと。これまでの生活からして、決して高くない、22℃とかそんな温度のようには思えなかった。調べるとそういう記事が存在した。

 冬の理想的な寝室の作り方

これによれば、16~19℃で50%前後が目標範囲となっている。我が家はまさしくこの範囲である。


主暖房のガス温風ヒーターは1Fにあり、19℃、最大でも20℃にとどまるようにしている。そうすると2Fの方が少し低い。大体、15~17℃の範囲が多い。もちろん、昼間は日差しをよく入れて調整する。

当初、これでは寒いのではないかと思ったが、意外に不満なく、夏布団程度でよく眠れるように変わった。以前のアパートのように分厚い羽毛布団は不要になっている。

湿度は壁材などの関係で何もしなくても上記の範囲になっている。

なお、以前に書いたとおり、我が家は輻射暖房を積極的に取り入れている。よって室温より体感温度は高い。

より高温にして、Tシャツで過ごすという考えもあるだろう。まず、エネルギーの無駄であることと、真冬には-10℃ほどの外に新聞を取りに出たり、ゴミ捨てに行ったりと意外と出入りがあるなかでは服装のバランスが大変になる。厚手のパジャマでぱっと出られるなら、それでよく、何もTシャツにする必要はない。それに、災害などで飛び出すこともあり得るわけで、薄着では大変だ。すると適温は前述のような範囲に自然となる。


記事の温度からすると、床暖房を積極的に扱っているお宅は布団では暑くてたまらないだろう。ベッドがその点有利と思う。

それぞれの家の作りを熟知して、冬支度で工夫して快適に光熱費を抑えて過ごすことを考えられてはいかかだろうか?



有名ブログ(と書いてある)の「ストックホルムの空を見上げて」(現在は見れない模様)では

http://ameblo.jp/famousbloggerinterview/entry-10294580717.html

日本の家に対して散々に書いていた記事があった(「日本の住宅が、あまりにもアレすぎる件」)。断熱の薄さ、窓の貧弱さ、暖房の方法などである。そしてお子さんが夏のような格好で家の中で遊ぶ様子も画像がアップされていた。コメントなどで激論がかわされていたが、そこはほとんど読んでいない。

ブログ主は日本の建築には詳しくないと思われた。スウェーデンでの快適な暮らしはいいとして、それが家の作りから来ることもたしかだし、それで快適でない日本の家と比較することも悪くはない。しかし、ピントがずれていることに気がついていないようだった。

日本と欧米の決定的な違いは何か。年間を通しての高い湿度。梅雨や台風といった風雨の規模の違い、温帯のようでいながら冬はヒマラヤから届く偏西風による寒さと積雪の多さ。スウェーデンといっても多くは北海道と同じぐらいで、それほど厳しくはない(最新の北海道の家ならスウェーデンと大差ないはず。札幌では壁厚み200mm基準とし500mm以上まで段階的補助金制度あり)。そして何より地震が無い。壁を厚くすれば耐震力は上がるが、それでも震度7を何度受けてもヒビひとつ入れないようにするのは容易ではない(一度入ればもう次は耐えられない)。最近の日本の家では内壁を組んだあとは丸ごと転がしてもほとんど変形しないような強い構造体もできている。

壁を厚くすればすべて解決というのは日本ではありえない。水蒸気の通気性をどうするかは他のどの国よりも難しいといってよい。北欧やドイツで標準の熱交換型換気ダクトのカビ対策はかなり難しい。地震で停電になり復旧に時間がかかると梅雨時期にはたぶんその日から内部でのカビ増殖が始まるだろう。住人の気管の健康被害にいずれなる。台風などは雨は上からだけでなく下からも吹込み、軒先を傷めつける。もし、仮に地震か何かで壁などのシーリングに弱い部分ができ、内部まで雨水がしみ込んだ場合、壁が厚い分、それが仇となって、おいそれとは乾かない。それは今年あった常総市の水害でも明白だ。そのままでは内部で腐敗し続け、建て替えないと無理というケースが少なくないだろう。そういうことも考慮して構造を作る必要があり、冷暖房だけでとらえても仕方がない。もちろん、日本の家はこれからも壁が厚くなっていくと思うが、欧米よりは薄いだろう。それが技術やケチっての話ではなく風土や地勢上仕方のない面がある。何より、東京や大阪では土地が狭く、壁を300mmや400mmと取ったら居住空間が大きく削られるし、お金もかかる。どこかで妥協する以外ない。感覚的には北海道で300~400mm、雪国を除いて本州では200mmあたりが適切な厚みではないかと思っているが、それはこれからの住宅例が答えてくれるだろう。北海道でもパッシブハウスの600mmは夏はさすがに暑くて行き過ぎのように思う。

ちなみにドイツの窓の収まりは日本の台風に対応できないというのがあった。屋内に水が入った。今は改善されていると思うが、日本の窓は別の意味では強いのである。

何かと欧米でよいことがあると礼賛する意見が上がるが、日本はやはり風土的に特殊であり、その結果文化的にも特殊であることを考慮していないように見受けられる。