今日で1月も終わり
今年は例年にないぐらい忙しかったなぁ
まぁこの流れだと2月も忙しくなりそうです
どうも池上です
本日は
ベンツ Bクラス W246
オーバーヒートでの入庫です
あたりまえですけど 冬でもオーバーヒート
しますw 早速原因追及やっていきましょ
まず漏れがないか 目視にて点検
特段 じゃばじゃばと漏れてくる箇所はなく
とりあえずクーラント補充して
各部機能しているか点検
ほぼ見えませんが
ウォーターポンプの不良が疑われます
水をうまく循環できていませんね
同じエンジンの W176 Aクラスもそうですけどよくポンプから漏れ跡が見られます
でもこの漏れもオーバーヒートに直結するような漏れでもなく この車両も漏れ跡ありで
ポンプの不良に出くわすのは初めて
ここでオーナーさんにご提案
このエンジンでの定番のサーモ不良
どうせ水回りやるなら 同時に作業しませんかと金額的には少しかかってしまいますが ポンプ直してまた…ってなるような
気がして 私の提案を了承いただけましたので 今回はウォーターポンプ&サーモ
一緒にやっつけていきます
同時にと言いましたが ウォーターポンプは
エンジン前側 サーモは後側 インマニ下
ついで作業ではないので 先ずはポンプから
行きます
初めてこの作業をやった時は
悩みながら無駄に色々外してやってました
タービンも外してやっと
アクセスできるスペース確保
ここまでくればゴールは目の前
外れました
今回の原因がこの漏れを起こしていた所
このロッド負圧で動いて
ロッドの先にフラップがついており
通路を変化させてます
参考までにバラしてみました
ここが固着
水路を閉じた状態で動かなくなっており
水が回らずオーバーヒート
水路を制御してるのってサーモだけじゃないのって 違うんです
わざわざポンプにまでフラップ付けて
メーカーはいち早く水温を上げて暖気を
こちら新品
取り付けて
すべてを組み上げる前に
次はエンジン後側に回って
この奥底に隠れている サーモASSYを
目指しましょ
つねにエンジンに覆いかぶさっての作業
私にはけっこうキツイですw
インマニ摘出
なんかデカ物を外すと 達成感w
たくんさんのホースが刺さり
なんといっても
すべてのホースバンドの向きよ
これやったことある人しか伝わらない
やらしい方向むいてらっしゃる
今回は不具合でてないけど
予防整備で気持ちよく
組付け時の方が圧倒的に時間がかかる
ことが多いですブログでは一瞬なんだけどw
慎重に組付けして
かなりのホース類を外したので
各部漏れがないか確認
クーラントエア抜き
もちろん すべての機能が作動して
最後に診断機(THINKCAR)つないで
システムチェックして
色々なカプラーも外しましたので
残ったDTC(故障コード)を消去
ポンプとサーモ同時作業で
そこそこの高額修理になってしまいましたが
これで定番の水回り故障からは解放され
スッキリ安心して乗れますね
ありがとうございました
最後に忘れずにいいねお願いします