地方の街では大型店舗が郊外に進出して小規模な商店街が経営的に苦しくなり閉店に追い込まれる…その結果、中心部にシャッター街ができ中心部に人が集まらなくなる、そんな光景がよく見られます
郊外に進出した大型店も実は安泰というわけではなく、同じようなライバル大型店が次々に郊外に進出して客が分散し共倒れになることもよくある
そうなると大型店も結果的に閉鎖に追い込まれ街の機能が大きなダメージを受ける
大型店の進出は校外の活性化、雇用の確保など大きな利点もありますが、状況によっては大きなマイナスになることもあります
そんな中、同じような状況に悩まされてきたある地域で面白い取り組みを行っている街があります
それは…地域密着型の大型店
大型店といえば、圧倒的な物流で安い価格や小型店には真似できない商品を数多く取り揃えて客を呼び込む店が多いですが、この街ではある工夫をして共存共栄しているみたいです。
それが地元の店、地元の物を取り入れる…
具体的には、大型店のテナントとして地元の商店街に入ってもらったり、商店街の商品を多く取り入れたりして共に共存できる取り組みをしています。
地元を大切にする、そして小規模店にない部分を大型店の強力な物流システムで揃えることにより街が活性化することができる
大型店の出店も遠い校外ではなく、中心部からあまり離れてない地域に出店したり、商店街だった地域を再開発してそこに出店するケースもあります
地元との共存共栄をいかにできるか…
この地域の取り組みは始まったばかりですが、うまくいっているみたいです。大型店内に出店しているため客も集まりやすく、商店街側の経営も昔以上に順調で売上も良い…商店街だった地域は再開発され今の時代にあった開発がなされており、中心部も活性化されているみたいです。
大型店との利点と小型店の利点を活かすことができる街こそ、これからの時代は必要になってくるのかもしれません。
郊外の大型店だけ、今までと同じような商店街だけの街では少子化問題、過疎化に悩まされている今の街を復活させることはなかなか難しい…
大型店、商店街、行政や地元に住む人々全てが共存共栄できる街を長期的に考えることが必要なのかもしれません。
簡単な問題ではありませんが、小規模の店だけを保護したり、大きな企業だけが生き残るような状況では街が衰退してしまうことは間違いないと私は思います。
これは店だけではなく、他の大企業、中小企業にも共通する問題のような気がします。
大企業だけを優遇したり、中小企業を強く保護するような状況では逆に衰退してしまう…
大企業、中小企業どちらも国には必要だと思います
本当に難しいことだと思いますが、繁栄のヒントはやはり地域に適した地域密着だと思います。
地域には、その地域の良さがある、大きな企業が進出したりすると地域の良さが企業の力の影響で見えにくくなる時もありますが、その地域の良さを取り入れることにより大きな企業はますます成長し、地域も活性化し世界との競争に対する大きな武器にもなると思います。
グローバル化で世界と競争していくためにも足元である地域を大切にし活性化させていくことが今後の日本が生き残る大きな方法だと思います。
地域密着…もしかしたらこの言葉が日本を飛躍させるキーワードになるかもしれません