入射角と反射角
水滴と結晶
配置と角度
知覚と認識
見る人がいて初めて虹は存在する
空間が生まれ
動きが生まれ
時間が生まれる
空間を旅しながら
残されるDNAの刻印が
記憶となる
記憶する私たちがいて初めて時間は認識される
上昇と下降
内側と外側
遠心と求心
相反する2つは
ひとつに繋がっている
背中合わせに空を見上げる
双子のようであり
向かい合わせにお互いを映し合う
鏡のようでもある
それぞれが見るものは反対のベクトル
それを統合するのは
水滴が作り出す球体の魔法
鏡と鏡の間には
どんな真実が存在するんだろう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この作品は仕上げにむっちゃ時間かかったんですが、テーマを理解するのに時間がかかったせいかもしれません。
今回は作品からのメッセージというより
私の理解そのものを詩にしました。
虹については過去に何度か書いていますが…
虹は必ず主虹と副虹が出ます。
副虹は薄いので気付けないことが多いようです。
水滴に反射し屈折した太陽光線が
主虹は40~42度
副虹は50~54度
この範囲で人間の目に光が届いたとき、初めて虹として認識されます。
限られた角度で人間が認識しないと虹も存在しない。
昔から不思議でしゃあない。
でも、
よく考えたらすべてのものは虹と同じで
物体に当たった可視光線の中で
吸収されずに反射した光の光子が網膜に当たって
その刺激が視神経を伝い脳に伝達されて
脳内の視覚野で像を結ぶ…
ので、人間が認識しなければ見えない=存在しないってことになるのです。
わかりにくいですかね…
光ピカー
反射シュパー
目キャッチ!
脳オッケー!
で、目キャッチ脳オッケーが出ないとき…
つまり感覚器と脳が認識できなかったら
人間にとっては
『ない』
ってことになってしまう。
え、あるやん!!!
と宇宙的存在はさぞかしびっくりしてることでしょう。笑
真空にぎっしりエネルギーが詰まっているというのに
なんで使わへんの!?
叡智を降り注いでいるのに
なんで分からんの!?
って…。
ヒトの感覚器で受け取れる範囲はむっちゃ狭いですからね。
…
ここからは詩の内容の補足です。
私たちの感情や言動は空間に刻印されるそうな。
DNAがその役割を担っているってことが分子生物学的にも証明されています。
だからね、
心と言葉と行動を一致させよ
なんですよ。
(前記事参照)
これがズレてると刻印の模様がバランス悪いと思ってください。
左右非対称でズレまくりの曼荼羅みたいなもんです。
それを音に変換したらとても聞いてられない。
きっと気持ち悪い。
どうせならバランスよく美しく描き、奏でたいと思いません?
そんで、感情も言動も永久に空間に刻印され続けるんですよ。
中学生の頃の黒歴史とかも…笑
せめて今から刻印するものは
ハズカシいセコいイキった言動でなく
心口意を一致させた、
愛ある誇れる言動を刻印したいと思いません?
さて、詩中にある
『反対のベクトルを統合する球体の魔法』
をお見せしましょう。
私は
"白い魔法使い"
らしいんでね(マヤ暦で)
魔法使いますよ!!!
◇×?○●◎@#_%&△=▼ー!!!
分かりました?
同じ向きに剥いたりんごの皮は、赤道面で反転するんです。
逆に言うと、
向きが違うように見えるものも球体になると同じ向きになります。
これが全てを貫く真理。
陰陽を統合するトーラス構造。
立体の思考が可能になったとき、
相反するものが一つだったと気付ける。
次元を上げるのと同じ効果です。
イメージ力と俯瞰の視点って大事ですねー。
トーラス構造についてはまたこんど。
(書く氣合いが入ったときに)
製作過程が面白かったので紹介動画つくりました。