太陽が上り沈む。
そこから時間という概念が生まれました。
地球が自転するのが1日
地球が公転するのが1年
時計を止めても時間は止まらない。
・・・
あ、おひさしぶりです。
HELIXです。
オーダーの品が何一つ完成しておりませんが
こないだ、妙な夢を見たので「時間」をテーマに記事を書きます。
グリニッジはローマ帝国のなごりで長いこと世界の標準時でしたが
今では協定世界時に変更されています。
今、どうやって時間を測定しているかご存知でしょうか?
原子で測定してるんです。
原子時計で原子時を計ってるの。
すべての原子は固有振動数を持っています。
一定の周期で振動する原子は何でも時計として利用できるのですが、
現在、世界の時間を決めているのはセシウム原子の振動数です。
セシウム原子が9192631770回振動する時間=1秒
なんですってよ。
で、この時間ってのは一定ではないということに気付いたのがアインシュタインさん。
かの有名な相対性理論ですね。
物質が速く移動しているとき、時間の流れはゆっくりになります。
これ、実証済なんですよ。
この世界でもっとも速く移動するものは光です。
光の速度に近づくにつれ、時間はゆっくりになり、
光と同じ速度で時間は止まります。
計算上、光の速度を超えると時間を遡るからタイムマシンが可能ではないのか、という話が出てきたわけですが今は置いといて。
ニュートリノは光と同じ速さで進むと思われていました。
光と同じ速さってことは時間が止まっているはず。
時間が止まっているということは変化しないはず。
ところがニュートリノには微細な変化(フレーバー)を確認できたのです。
変化するってことは時間が流れている。
ってことは光よりちょっと速度が遅いのね、と分かったということです。
何が言いたいかというと、
時間=変化
だということ。
そしてこの世界の変化は
エントロピーが増大する
(角砂糖が溶けるように、理路整然としていたものが乱雑に変化してゆくこと)
s=k.log w エントロピーを示すボルツマンの公式です。
以前も書きましたが、アインシュタインによると過去・現在・未来は同時に存在します。
そういう考えをブロック宇宙というそうな。
過去・現在・未来に区別するのは人間の脳の性能の問題なんだそうです。
人間はブロックの塊をザクっと切った、面を”現在”として認識する。
えーっと
これはブロックじゃなくて魚肉ソーセージですけどね。
左端が宇宙のはじまり、右端が宇宙の終わり。
とすると、
過去・現在・未来は同時に存在しております。
人間の脳の性能では、すべての時間を同時に認識することができません。
ザクっと切ったこの面が現在。今ってことです。
人間が認識できるのはこの面だけ。
みんな大好きシリウスは8.7光年ですから、
8.7年前の光、つまり過去のシリウスと私たちの現在が同時に存在するってことです。
8.7年前と今を結ぶ線で
ギョニソをナナメに切った感じですね。
ナナメの面を人間は現在として認識している。
このカットする面、個人によっても異なるそうな。
小学校低学年ぐらいまで私はソーダアイスが好きでした。
高校生になった私にも、おばあちゃんは
「あんたの好きなソーダアイス買っといたで」
と言いました。
高校生のときはラムレーズンにはまっていたのですが・・・
おばあちゃんの現在と私の現在にズレが生じたってことですかね。
私は一応、ヒプノセラピストなのでその視点からも言いますと
変性意識状態で見る年齢退行や過去世、未来巡行のビジョンは
ギョニソを自由自在にカットし”現在”として認識する脳の性能のひとつなのかもしれません。
こうやって、塊として時間を捉えてみると、
時間はひとつの次元だという考え方に馴染める気がします。
「奴らは坂を登るように時間を進み、坂を下るように時間を戻る」
ちょっとうろ覚えですけど
『インターステラー』という映画で5次元世界の住人のことをそんな感じで説明していました。
次元が上の世界では時間は流れるものではないんだろうと、
過去・現在・未来ではない存在の仕方をしているようだと、
物理学・哲学・認知科学・脳科学の各分野でそのことに気が付きつつあるようです。
時間を一方向への流れとして感じるのはこの世界にはエントロピー増大のシステムがあるせいだと。
過去・現在・未来に識別する脳の性能は人間の生存に必要な進化だったからだと。
↑このへんまだ理解途中なのでまた詳しくなったら書きます。
長文お疲れ様です。
次の記事こそ新作紹介にしたい。
これは過去作品の「シリウスと相似形」です。