たわむれにストローを噛んでみる
氷はからりと音をたてている

長袖でもあつくないのは
風もそろそろつめたいから

もうすぐいっしょに毛布にもぐって
甘い夢をみるでしょう
考えるだけでため息
つめたい指先をはやく
やさしく暖めてください

たわむれに首を噛んでみる
きみはすこしうろたえている

すこしあつく感じるのは
冷房ももうきえているから

もうすぐいっしょに枕をならべて
甘い夢をみるでしょう
横からきこえるは寝息
ぬるいつま先はしあわせ
やさしく抱きしめてください
やわらかいクリームを
しぼりとったような
きれいな きれいなきみの体

白くて まぶしくて
めが眩んでしまうんだ
肌にのせたらもしかして
熱でとろけてしまうのでは?

春っぽい風がぼくらを撫でて
季節を教えてくれたよ
クリームのような体は離れて
孤独を教えてくれたよ

ねえ、君は消えてしまったの?
それとも、溶けてしまったの?

異国のガラス細工を
うめこんだような
きれいな きれいなきみの瞳

見つめて 見つめられると
頭がくらくらするんだ
いっそのこと目玉を取り上げて
指輪にしてきみにあげたい

渡り鳥が飛んでいって
季節がうつりかわってゆく
ガラス細工のような瞳はにごり
うつろう未来がきえてゆく
ねえ、君は溶けてしまったの?
それとも、割れてしまったの?

おいかけたら逃げられた
ただそれだけのことだったんだけど
逃げたのがきみだったから
僕はこんなに悲しいのかな

気持ちはとてもまえむきで
でも体はうしろむきで
あとからあとから溢れてくる粒には
きみの名前が沢山かいてあったよ

おいかけたら逃げられた
ただそれだけのはずだったんだけど
逃げたのがきみだったから
僕はこんなに悲しいのかな

自分の気持ちはまえむきだ
でも涙はうしろむきだ
あとからあとからでてくるきみの荷物
この部屋はきみの跡がありすぎるよ

きみどり色のカーテンが朝をつげた
きみどり色のぼくはひどくまえむきだ
きみどり色のこころはまだ
カーテンを選んだきみのこと考えてる

おいかけたら逃げられた
ただそれだけのことだったんだけど
逃げたのがきみだったから
僕はこんなに悲しいのかな

自分の気持ちはまえむきで
でも涙はうしろむきで
あとからあとから溢れてくる粒は
朝日に照らされてきみどりだったよ