キャンベラ天文台のガムさんが1955年に発表した星雲リストをExcelにまとめ直し、操作用と検索用のIpad2台使えば天体を導入できるところまで整備し終えました。

 

 午前零時半起床で午前5時までGumカタログから6つの天体を観望。

 機材を入れ替えたため、いつものように最初のセッティングで手間取り、1天体30分露光なので8天体くらいは観望できるはずが6天体のみ。

 チェックリスト作って指差し確認しようか悩んでいるところです。

 

 以下、140APO+0.8RD(L=760㎜) ASI183 MCP OP e-Xtreme

 gain270 30秒✕60枚 ASIAIRアプリ トリミング無し

 Gum11番 NGC2579  とも座   

 銀河系外縁部にある非常に遠い2つの電離発光領域だそうです

 最初の30秒露出でIpad画面に出てきた時から、非常に鮮やかに形が見えました。
 遠いから小さいわけですが、小さいわりに赤色が濃くさぞかし強力な紫外線を浴びて水素が電離して光っているのだろうなあと思います。

 こちらはGum10番 とも座


 非常に大きな淡い天体です。
 

 これでも今朝見た天体の中では、はっきりと写っている方です。
 雲が出ていましたので、雲を通してよく写ったものと思っています。

 Sharpless catalogはHⅡ領域のリストとしては貴重なものですが、アメリカのパロマー天文台の観測結果を取りまとめているので、南天についてはリスト化が不十分です。

 

 南天の輝線星雲についてのリストとしてGumとRCWがあり、Gumが1955年、 RCWが1960年とRCWの方が若干後出しになっています。

 オリジナル性はGumに軍配が上がるようで、RCWはGumの成果を取り込みつつ、Sh2とかCaldwellなどを包括する形態となっているようです。

 例えば「ほ座」のH Velorumは「Gum23」として登録されている一方で、

 RCWでも「RCW38」として登録されています。

 

 使う側としてはGum でもRCWでもイイのですが、問題点としてリスト化されているものが「ない」ということ。

 

 調べた限り以下のサイトがあるだけで、このサイトにはGumとRCWが掲載されていて、南天のHα系の天体を調べるには良さそうなものです

 

 ただしなぜかこのサイト、天体座標系として我々が通常用いる赤道座標系ではなくて、銀河座標系が用いられています。サイト内で座標を切り替えるボタン等がなく、どう扱っていこうか悩んでいるところです。

 

 調べたところ国立天文台の方で、個人的に赤道座標⇔銀河座標を変換するサイトを運営されている方がいて、これを使ってみようかと思っているところです。

 

 実際のところ一番の問題は、AISAIRで撮影する際、星図画像で「赤い領域」があってこれを撮影するわけですが、ASIAIR上では「FOV」としてしか表示されません。多分このうちのいくつかはGum天体なのですが、上記サイトで座標計算をし直しつつ検索するしかありません。

 

 ASIAIRの便利な点として、天体名がファイルに記載される点なのですが、どれもこれもFOVだと整理が大変です。

 ちなみにステラリウムでもこういった天体は名称が未登録になっています。

 

 手元にSkysafariが無いのですが、SkysafariにGumないしRCWが搭載されているか,,,多分搭載されているのでしょうが現時点で確認できていません。

 

 

 


 

 一夜明ければパタヤ湾に巨大客船

 調べると横浜発シンガポール行きのようです

 

 寄港地をみるとタイは通過のようですが、パタヤの隣にあるレムチャパン港に立寄りそうな雰囲気。

 月と金星 仰角があるので随分と久しぶりに望遠鏡による月面撮影

 

 こういう’パソコンで望遠鏡を制御する電視観望は、天文活動を再開した時のスタイルで、慣れているはずだったのにバタバタ。


 電源コードが途中で3回も抜け、そのたびに月を再導入し、しかも冷却カメラなので、30秒も通電が止まると20度くらいまで戻ってしまい、再度−10度まで冷えるのをひたすら待つ,,,という状態

 予定では惑星状星雲をこの手順で拡大撮影するつもりなので、その練習にはなったかも

   キリリと締まった端正な顔立ち


   この一枚をとるために1000枚の写真撮影。

 データは35Gバイト、良像50%で合成。
 

 久しぶりだったこともあり全作業2時間半くらい。

 これ一枚撮って、しぶんぎ座流星群に備えて就寝。

 ほ座のスハイルの下辺りに二つの気になる赤い箇所があって、右の矢印は前回撮影したもの。撮影した時点でステラリウム/ASIAIR上の表記はFZ Velorum。

 調べていくとGum23という星雲名らしい,,,。

 2回目の撮影成果。

 140APO ASI183MCP −10° gain270 30秒✕60枚 フラット/ダーク

 OP e-Xtremeフィルター

 

 ステラリウム上で確認するとGum23の斜め下にちょこっと、でも色濃く赤く光る天体があり(ステラリウムで左側の矢印)、これを導入したのですが,,,

 ステラリウム上ではTYC,,,という星の名称しか出て来ず、ASIAIRの星図上で赤く光る星雲を入れて導入したところ天体名称は「FOV」,,,「名無しの権兵衛」

 撮影条件は上掲と同じ

 割としっかり写ってくれました。

 ASI183 の画角で左右をカットしただけです。

 

 「FOV」だと後々の混乱のもとなので、結局、トータル6時間くらい探索に時間を掛けて、Gum25であると判明。

 実際はGumの中にあるだろうというところまでは直ぐ察しがついたのですが、Gum天体のリストや中身の分析に結構時間がかかりました。

 Gum天体については、わかったことを後々報告します,,,

 

 方向的に次の調達方針はRGB分光撮影だと思っています。
 モノクロ冷却カメラとフィルターセットで星団を色鮮やかに撮ってみたい,,,。
 作例を見ると都市域でも成功しそうです。
   手法的にはSHO同様ですが、当面は見た目きれいな散開星団,,,という方向。
 いつも新しいギアを紹介してくれるYoutube動画

    このセット邦貨約125千円。

 これがASIAIRで使えるのなら即買いです。

 

 こういうのZWOで出ますかね?

 

   現時点で585のカラーセンサーで92千円ほど。

 カラーをモノクロに換え、

 フィルターホイールを付けて枠無しフィルターをセット販売して欲しいなあ

 角型枠無しフィルターがついています

 フィルターホイールに付けるのはユーザーですが付けて出荷して欲しいけどな

 このホイールって汎用性があるのか?

 汎用性が無いのなら組み込んで販売してもらった方がお手軽です。

 55㎜バックフォーカスに合わせた延長筒がついています。

 カメラもフィルターホイールも決まっているので延長筒の長さも決め打ち。

 ちなみに日本でも533とフィルターホイール込みは販売されています。

 ただし見る限りフィルターは別売のようです

 これは533なのでセンサーサイズが大きいのでお値段高めですけどね。

++++

   ちなみにこちらも当該商品を扱った動画ですが、こちらの方が詳細構造がわかりやすいようです。仮にどちらか一本の動画を見るのならこちらの方がお勧めです。

 

 

 一晩に2-3程度、淡い惑星状星雲を狙っていますが、上手く写りません

 一つにはスッキリ晴れないので、汚れたガラス窓から外を見ている感じなのかな

 結局、タイ北部辺りに遠征しないとダメ?

 あるいは我慢が足りないのかあ,,,時間を掛ければ確かに写ってはいる,,,

 

 

 以下、140APO ASI183MCP −10° gain270 OP-eXtreme

 フラット/ダーク

くじら座 C56 惑星状星雲 Skull Nebula シャボン玉星雲 ブードゥー仮面星雲

30秒✕132枚

 

ほぼ1時間かけて撮影すると、よく写らないとはいえ、まあまあ写ったのかな?

みずがめ座 C63(NGC7293) らせん状星雲

30秒✕40枚

 これは写っていませんね、今シーズン3回目くらいのチャレンジです。

 日暮れの西の空にあり時期的にはせめて秋口に狙うべき対象なのかも

 

 

 流星なので放射点はしぶんぎ座で北天なので、ここは冒険を犯さず北天での観望を計画。

 

 流星観察をするにして、ぼんやりと空を眺めるだけでは辛いので、流星そのものは動画で撮影するとして、その横で北極星周りの天体を観望しようと、その練習も兼ねて昨晩、北天で観望を実施。

 明確な消灯時間は不明ですが、午前1時ごろまでは隣地にあるパタヤヒルトンの強烈な照明があります。

 

 この写真は27階で撮影していますが、目の前でこの明るさを受けるのは得策ではないので、20階あるいは18階くらいまで下がって観望するのが得策。

 ここは18階。

 18階だと手摺外側にある隣地センタンの屋根を越せるので、この辺りが妥当な線。

 ただし、見上げればヒルトンの照明があり、海側の青い照明は終夜灯されています。

 

 

 昨日の結果だと主鏡筒はよいにして、ヒルトンの照明がガイド鏡に入り、視野が真っ白になる状況。何らかの対応が必要と判断。


   シュミットオリジナルのガイド鏡先端はΦ42㎜となっていて、ここにΦ42/48の変換リングを入れてさらに先端側はΦ48㎜に拡孔しています。

 迷光は抑えるにして画像がケラレルのも嫌ですから。

 

 またガイド鏡の根元に360度回転可能なパノラマ雲台を入れました。

 手持ちのネジの寸法が合わないので、さらに一段アルカスイス台座を入れているので要改良。

 これにより、ガイド鏡の方向を振ることが可能になります。

 

 

 

 

 しぶんぎ座=四分儀座だからQuadがラテン語の頭にくるのだろうと星座早見を見てもQが頭につく星座略称はなし。

 この図を見ると、

 Booがありこれは牛飼い座だよな、、、 

 Herはヘルクレス座

 Draはドラゴンだからりゅう座

 UMaはウルサメジャーだからおおくま座

 この辺の知識は星座名を暗記した成果。

 

 でもしぶんぎ座の表示がない、、、、

 よく見ると上記Wikiの図では「指定されていた」と過去形。

 では四分儀座は今ないのか、、、と納得。

 さて、しぶんぎ座流星群。

 ふたご座流星群は曇天で空振りだったので、しぶんぎ座流星群は流星カメラで頑張ってみようと思います。

 

 北天側にはヒルトンホテルがありますが、これは真北から西側に建っているので、上図北東方向ではほぼ視界を邪魔するものはありません。

 放射点中心にカメラを構えて動画で撮って,,,と。 

 

 現時点で南天の惑星状星雲潰しをしています

 そのうち南天でのネタ切れになるので、北天の惑星状星雲観望とペアでスケジューリング

 さっそく、惑星状星雲のリストを若干手直して再度ソート。

 時間ごとに北天で見えそうなものをリストアップ。

 

 

 

 

 

 大晦日、午後11時45分にコンドミニアム屋上に向かい、ビーチ側手すり一角に陣取り花火撮影の体制。

 花火を見終わり自宅に戻った時点で南天は曇天。

 このところの傾向から午前2時には雲が切れるだろう、、、と予想して一旦就寝

 

 午前2時過ぎにベランダに出るとカノープスが見え望遠鏡セッティング。

 さて星見と思った段階でカノープスが雲に見え隠れする状況。

 その後も安定しませんでしたが、午前5時までベランダ観望。

 

 2時間ほど仮眠して朝8時起床,,,完璧な寝不足状態。

 

 以下の撮影条件

 103AP(L700) CBP+自作ソフトフィルター ASI585MCP

 −10°、gain450、ダーク/フラット、30秒✕9~40枚,,,曇天により適宜削除

 FZ Velorum Velorumは「ほ座」

 

 これよくわからない星雲で、FZ Velorumは上縁に見えている恒星の名前です

 ステラリウムでは星雲記号が付されていません

 

 wikiによれば、

 全体を示す名称として「RCW 38」

 この中にはGum22、Gum 23、Gum24が含まれているとしています

 

 面白そうな対象なので、次回以降、QBPⅢなりL-eXtremeで狙いたいと思います

 とも座 NGC2467  Sh2-311  Skull and Crossbones Nebula

 途中から雲が出てわずか9枚の合成

 

 赤い星雲にそれほど強くないCBPフィルターをQBPⅢに換えようかと逡巡しましたが、空模様があまりよくないのでCBPで強行,,,これも次回再挑戦

 りゅうこつ座 NGC3247 Whirling Dervish Nebula 渦巻くダービッシュ星雲

 

 右端はIC2581

 ソフトフィルターを使っているのは星団の星が幾らかでも目立つようにという意図 

 最後オマケで撮影したバラ星雲の一部。

 元の画像を見てもほとんど写っていません,,,スタック合成で無理やり赤くしたという感じです。

 パタヤは晦日大晦日と2夜連続でニューイヤーカウントダウンフェスがあり、会場はラン島に渡るバリハイ埠頭。ちょうど拙宅から西方向にあります。

 

 21世紀にもなってサーチライトで空を照らして何がうれしいの,,,と。

 

 以下のデータ

 103APO ASI585MCP CBPフィルター+KENKOソフトフィルター

 gain450 −10℃ 30秒✕20~40枚 フラット/ダーク ASIAIR/SI

NGC3532

 望遠鏡の設定が長焦点側となっていて、大きな散開星団だとすっぽりと入るくらいの画角

 

 カメラ用のソフトフィルターを望遠鏡に入れ込んで輝星を強調していますがちょっと味気ない絵柄になっています 

NGC2627

 中心部に小さな星が集まっています。
 散開星団として見えるのは天の川銀河内のものです。あくまでも数個~数100個程度の星の集まりなので、隣の銀河にあっても小さすぎて見えないからです。

 

 この散開星団は天の川銀河内にありながら太陽系から遠い場所にあるので、微かに見える感じです。

 バラ星雲の中心部にある散開星団を狙ったもの

 

 バラ星雲を撮影する場合、いつも全景を入れるようにしていますが、このような形で散開星団をメインに撮影して、赤い部分は彩としてみるというアングルもありそうです。

 朝6時まで。撮影記録を見ると12/15から連続的にベランダ観望をしています。
 天体観望だと月は大敵ですが、満月の日もベランダ観望していますから、熱心なことと自分のことながらあきれています。