昨晩は21時ごろから北天で銀河観望

 

 パタヤの難点は緯度が低いこと

 21時過ぎでもまだ主要な銀河たちは昇ってきません。

 ボーデの銀河辺りが最初なんですが、毎晩、これを撮るのもと。

 

 結局、仰角20度程度の低空域を狙うしかなく写真の成果としてしょぼくなります

 また、オートガイダーも照準星が見当たらないという状況。 

 RDを入れて画角を広げ明るくしたオートガイダー鏡筒ですが、パタヤの低空域だとバックグランドが明るくて星が見えません。ちなみにこの「明るくて,,,」はRDを入れる前からも課題でした。

 

 自宅ベランダからだとパタヤ郊外は海/住宅街が広がるだけですが、昨晩の北天だと正面に工業港や工業団地があるので、見えない頻度も高まります。

 撮影対象はプレートソルブできてもガイド星が見えないので,,,という状況が頻発。

 

 昨晩はIRカットフィルターをQBPⅢに変更してようやっと星がチラリ。

 Φ31.7のQBPⅢは主鏡筒の方でも使うので、次回帰国で買い増しするのかな。

 

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 ちなみに今晩は比較の意味も含めIR640Proフィルターでも確認する予定です

 幸い、IR640Proは2枚所持していますので、本体と別枠で用意できますので。

かみのけ座M98
春の銀河の主役は「おとめ座銀河群」なので、そのそばにあるのが「かみのけ座」

しし座M105
 中央にあるのがM105
 上寄りがNGC3384
 その左に微かにぼやっとしているのがNGC3389
 実は見た目の構造としては3389が一番おもしろそう。

 でも低空+PM2.5 ではっきりしませんね。

おおぐま座M108 別名サーフボード銀河
 スターバースト銀河と呼ばれる銀河で、銀河内で大量の大質量星が短期間に生成しているようです。短期間といっても1億年くらいなんですが。
 大質量星は超新星爆発で短期間に消滅します,,,この場合の短期間は数億年で、巨大大質量星だと200万年くらいで爆発して消え去ります

 

 これなどはより仰角がある時間帯で再チャレンジですね。

 

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 それにしても昨晩も空は最悪,,,北天で観望開始時点では火星が見えましたが、撤収時点の零時頃に肉眼で見える星はゼロ。それでも望遠鏡で見れば星は見えるのでほそぼそ望遠鏡を向ける気持ちはつながっているのですけれども,,,

 

 今晩も北天で銀河を見るつもりですが、零時過ぎ開始にしようと思います。

 それであれば仮眠もできますし。

 

 今晩はまだ銀河観望体制を取る予定で、今晩の観望成果はあると思いますが、

夕方、月面Xが見えたので取りまとめ。

 

 日本だと18時ぐらいがピークで20時ごろまで見えるとのことでした。

 パタヤ自宅だと18時にはまだ月は天頂にありコンドミニアムの屋上から出てきません。

 以下は19時40分前後、屋上から顔を出したお月さまです。

 

 月面Xとしてはちょっと好機を過ぎてしまった感があります。

 NIKON CoolPix P950 

 手持ち一枚撮り。

 上掲写真拡大

 欠け際中央に月面X

 あと10分か15分早い方がよかったかも

 

 オートガイダーでガイド星が画面に写らないという窮状に答えるサイトがあって、その中に、「画角の中に星がない」というものがあり、そうなのかな?

 

 比較したことがないのでオートガイダーと主鏡筒の画角がどれくらい違うか画角サイトで比較したのが下記。

 この画角は現時点で北天銀河を見ている103APOのもの

 馬頭星雲が見えます 

 こちらがシュミットオリジナルのガイド鏡筒

 Φ32㎜ L126㎜ F4.0鏡筒にASI120 MM miniのもの

 

 オートガイダー鏡筒は

  ・焦点距離が短い

  ・センサーは小さい

 結果、焦点距離が短い方が影響大で、両画角を比較する限り、オートガイダーは十分広角な画角になっているようです。

 

 とはいえ、実は私が使うガイド鏡筒も「ガイド星がない」場合がよくあります。

 多くは曇り空/PM2.5 が影響しているものと思われますが、より広角でより明るければガイド星も拾いやすいのかも,,,

 

 現時点でサイトロンジャパンのΦ31.7㎜0.75倍レデューサーが余っているので、ガイド鏡筒につけてみたらどうなるかと検討。

 カメラの前に手持ちのΦ31.7㎜の延長筒を繋いでいますが、RDの推奨バックフォーカスに5㎜程足りずとりあえず画像を見てみることに。

 こういう簡単な検証作業にSharpCapは手軽ですね、、、

 合焦スピードもASIAIRに比べると爆速。

 上段が0.75倍レデューサーあり。下段がレデューサーなし。

 サイトロンレデューサーはF5~F6鏡筒用とのことであり、使用ガイダー鏡筒はF4なのでどうなるかちょっと不安でしたが、画像を見る限り問題なさそう。

 

 上の写真は同じ露出条件で撮影されていますが、上段のRDアリの方が見た目明るくなってもいます。

 

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    日暮れ後、金星が出たので星像で確認

 金星は露出オーバーですが、画面右下辺りの恒星はしっかりと見えているので、まあ成功かと。

 月は3センチで精緻とは言えませんね

 

 

   北天から見えるエリアの状況

 北側正面にタイ最大の工業港レムチャパン港があって、これがほぼ24時間稼働/夜間照明がある施設で、最大の難点。

 北天からの観望風景 

 左に見えるヒルトンホテルの際に北極星が見えます

 地平線近くが白っぽくなっているのがレムチャパンの影響。

 手前側は隣のセンタンデパートの屋根です。

 

 この写真を思ってちょっと思ったのは、屋根って室内温度の発散場所ですよね、、、

 ということは赤外線で写真を撮っているので、センタンが発する赤外線の影響がありそうだな、、、と。ここは18階なのですが、もうちょっと上階で観望すべきなのかな。

 観望用具一式

 自宅との往復2回、準備は20分かかるかどうか。

 ピントは合わせたまま日を越すので北天だと火星に向けてピントを確認する程度。

 自宅から離れて星を見る場合の最大の留意点は電源。
 このセットで電源が必要なのは、①赤道儀、②冷却カメラ、③ASIAIRであり、昨晩は①+③で1台、②で1台の電源を使用。
 
 各電源は多少のばらつきはあるものの40000mAh程度の容量。
 タイ北部だと気温が低いのでうまく組み合わせると切り替え不要なのですが、現時点だと摂氏25度を下回らないので、バッテリーがなくなって途中切替え前提になります。まだ一晩通しての観望はありませんが、そのあたりが今後の課題。

 

 

 

 昨晩は午後8時から出動

 一昨晩は午後7時からgoしてしまい適切な銀河がない状態だったので調整

 

 日本との違いは北緯であり、パタヤは北緯13度なので、「北天が低い」んですよね

 おおぐま座は見えますが、主要な銀河はおおぐま座の下側にあるので,,,

 

 空の影響なんでしょうが、「星が少ない」ように見えます。多分PM2.5の影響。

 結局、24時まで粘って全面的に薄曇り状態になって肉眼で星は見えず,,,

 望遠鏡で見えるのですがコントラストが落ちて薄い銀河が見えなくなったので撤収

 

 このところ、1天体1時間をベースに時間割していますが、昨晩は前半でケーブル不調で途中でカメラが停止する不具合があり、後半からはケーブルを交換して無事正常状態になった,,,という感じ。

 結局、北天の場合はポータブル電源でこれに関する不具合が出たわけですが、不具合をつぶしていけば、次回は正常?

 

 

共通撮影条件)

103APO+0.8RD=560㎜ AM5赤道儀 オートガイド

IR640Pro(近赤外フィルター) ASI585MCP gain252 -10℃ 

ASIDeepStackでコンポジット ダークフラットあり  原寸 or 正方カットのみ

 M81(右)とM82(左) 60秒✕29枚 

 

 こうやって比べるとエッジオンのM82 (葉巻銀河)の方がディテールがでているので、口径の大きな望遠鏡で再挑戦したいですね。

NGC2683 60秒✕36枚

 

UFO銀河という別名を持つ銀河なんですが、103APOだと力不足ですね。

M95 60秒✕29枚

 

棒渦巻銀河です

元画像を拡大してみると腕と渦が見え、渦は腕から出て反対側の棒の先端付近にまで達しています。

 

 

 前回一時帰国で持ち帰った巻き付けフード。

 以前のVixen製をとある事情で手放した結果の買い直し。

 

 今回意識していませんでしたが、セレストロンのロゴがあるもの。

 心なしかごつい感じがします。

 口径がΦ203で外形がΦ232なので、15㎜程の余裕があるとはいえ、前面形状が真円になりません。

 また、フードの自重で使用中に垂れ下がり気味になり、この影響って?といつも考えています。

 

 気になる人は米国からアルミニウム製のカチッとしたフードを手に入れるのでしょうが、私はそこまでの根性はないので,,,

 

 私はASI183 とかASI535くらいの天体カメラを常用しているので、四隅が気になることはあまりないのですが、光学系のごみ?起因の画面の滲み?とかくすみなど不均一があるので、フラットは取るようにしています。

 

 「フラットの撮り方」みたいな先達たちのウェブ記事を読むと、撮影時のフードなどは変えることなくフラットを撮影するように,,,とあります。

 

 でもフニャフニャのフードで、真円でなくかつ自重で垂れ下がっているフードってどうすればいいの?

 

 こちらの記事を参照すると、フード有りでも無しでもフラットに「重大な影響を感じなかった」とのこと。

 RS200SS とEdgeHD800の違いはあるのでしょうが、日々、フードの変形に悩んでいる私としては心強い検証結果。

 

 次回の撮影の時に自分でも確認してみようかな、、、と思っているところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久しぶりの北天で、2回往復で準備できるところ4回往復

 ケーブル類があれもないこれもない,,,

 

 また電源切れが続出,,,準備不足の一言なんですが、電源の減りが異常。

 気温が29℃なので身軽な格好で観望できますが、ノイズを減らすためにマイナス10度設定だったのでバッテリー残存ゼロ続出。

 

 バッテリーゲージも%表示とバー表示があり、%が必ずしもリニアーに減るわけではないもののバーだと残ゼロになるタイミングが分からず、バタバタ。

 

 1天体1時間1セットで、Autorunボタンを押して自宅で待機,,,という繰り返し 

 時間的には深夜零時前に撤収。

 

 初日だからこのくらいでいいかという気持ち半分、雲が出たので気が萎えたのと、実際はバッテリーのやりくりが効かなくなったため。

 

撮影共通データ)

103APO+0.8RD L=540mm  AM5赤道儀 オートガイド ASIAIR

ASI585MCP IR640Pro −10℃ gain252 ダーク/フラット

ASIDeepStackでコンポジット 原寸 or 正方カットのみ

1分✕60枚

しし座M95(右)とM96(左)

 

 棒渦巻銀河で、先端から反時計回りに渦が見えています。

Φ103でこれなので、同じF値のΦ140ならいい写真が撮れそうという感触

 

 昨晩はタイムマネジメントが全然できていず、ステラリウムで表示された銀河を手順を考えずに撮影,,,

 

 最初ボーデの銀河が表示されたので導入して撮影を開始

 でも仰角15度じゃあ無理。

 

 北天正面に見えるタイ最大の工業港レムチャパンの光で、バックの色が青白く途中で断念。やっぱり順番を考えないと,,,

きりん座 NGC2403 Caldwall7

 撮影中にどんどんとガイドがずれていき、途中で気が付いて直しましたけども

星が微妙に流れています。

 

 赤外フィルターなので光量が少なく、やはり時間をかけなければならないわけですが、最近のベランダ観望を考えると、1時間でも全く無理なく,,,じゃあ2時間だと?などと思ってしまいます。

 ただし頑張るところはここではなく、当面、Φ103でざっくりと掃天して、その後140APOなりEdgeHD800で頑張るのだろうな、、、と思っています。

おおぐま座 NGC2841 虎の目銀河,,,虎の目かな?

 

 今晩に向けて、

 ・十分な睡眠,,,昼食後の昼寝

 ・十分なバッテリー

 ・十分な予備調査,,,撮影時間割の作成

 

 

 

 

 

 

 従前だと3Dプリンターの図面?が出ていて、自作するしかなかったものが、「With Fully buit optical kit」として販売されるようです。

 880ドルだからそのまま邦貨換算で14万円弱。輸送料が加わるから,,,

  

   上記はメカニカルな部分の解説記事です,,,エタロンとの違いが記載されています

 

   この機器を使用した太陽面を見るの必要な機材は

 ・適切な焦点の望遠鏡(解説文では最大700㎜としています)

 ・天体カメラ

 ・本体とカメラを繋ぐT2 (M42) から 1.25 インチへのアダプター

 ・望遠鏡と本体を繋ぐ1.25 インチから M42 へのノーズピース

  ,,,だけだそうです。

 

 通常、太陽面をHαで見る場合、エタロンフィルターを使用するわけですが、個体による差とかエタロンの劣化があり扱いずらいところですが、本機だと、

 ・2x MLAstro 75mm フラット フィールド複合レンズ
 ・1x 2400 l/mm、25x25x6mm ホログラフィック グレーティング
 ・1x 7mm 長さ、7 ミクロン幅の石英スリット

 という構成。

 パッと見た感じ簡単に経年劣化しそうにないものなので、一安心。

 

 この構成で最大 730mm の焦点距離の望遠鏡で 1 回のパスで太陽ディスク全体をスキャンでき、視野全体にわたって極から極まで鮮明な画像が得られるとのこと。

 

   解説文を見ると、動画で撮って専用ソフトで太陽面画像として「再構築」するそうです,,,眼視はできません。

 

 原理的には1890年代からあるもので、本機は一連の作業をデジタル化したもの、、、とのこと。天文台だとごく普通に使っている機材みたいです。

 

 昨晩は日没直後から3天体、それぞれ1時間づつ写真撮影。

 PM2.5 なのか金星が没すると北西に木星が見えるという程度の空。

 

 一旦仮眠して何度か空を確認しましたが、状況は改善せず3天体のみ

 

撮影条件)

 103APO+0.8RD=560㎜ AM5赤道儀 オートガイダー

 ASI585MCP IR640Pro マイナス10℃ gain252 60秒✕60枚

 ASIAIR制御 ASIDeepStack 

 

 最初に1時間かけて撮影したNGC300 は影も形もなし,,,周辺の星は写っています

 Caldwell70の渦巻銀河で、フェイスオンだと写しずらいですね

 

ろ座

大きく見えるのがNGC1316 

ろ座A 電波銀河1400MHzで全天で4番目明るい,,,

 

その上にちょっと滲んだ明るい恒星に見えるものがNGC1317

右端のぼやっとしたのがNGC1310

 

レンズ状銀河で周りの淡い部分が1時間かけても写っていません

,,,空の状況も悪いのですけども

エリダヌス座NGC1291

背景が不明ですが、NGC1269 でもあるとのこと

Snow Collar Galaxy

 

 ベランダから見える南東~西方面の銀河はあらかた見たので、状況が許せば北天の銀河に移ります

 

 

 今となっては出典が明らかではないのですが、巨大銀河のリストが手元にあり、いろいろと自分なりに加工しています。

 

 趣旨としては「見かけの大きな銀河ベスト30」といったもの。

 

 このところ、前回の日本一時帰国で「銀河用」として持ち帰ったSV240を使ってみて、手持ちのIR640Proと比較すると、系外銀河だけ見るとIR640Proの方がよさそうな感触,,,手持ちのIR640Proはアメリカンサイズで枠によりケラレが生じるというもののようです。現時点でASI585MCPと組み合わせていますが、センサーが小さいためかケラレの影響はあまり気になりません

 

 現時点ではシュミットさんから、大幅に値段改定されたProⅡが出ていて、2インチサイズを次回一時帰国で持ち帰ろうか,,,と。

 

 ともあれ、103APOはF5.4 と比較的明るい鏡筒でまた小回りが利くので、コンドミニアム内をあちこち持ち歩いても大した手間でもなく、サクッとこのリストの銀河を一通り見てしまおうと考えています。

 

 自宅ベランダは緑色、北天展望台は青色、廊下北西端がオレンジ色、黄色は現時点で観望困難なもの。

 

 このところ空はよくないのですが、「見えないというわけではない」という感じなので、2週間程度で上表をサーっと見終わればいいなと思っているところ。

 

 その後、140APO+0.8RDで行くか、EdgeHD800+0.7DRにするか、