天文を再開した時に最初に購入した天体カメラは非冷却でした。

 熱帯に位置するパタヤなので月面や太陽面ではそれなりにOKなものの、夜に星雲とかを撮るとジワジワがでて、ダークを撮ればいいのかなとは思いつつ、ちょっと面倒そうなので冷却カメラを買ってしまい今に至るという状況です。

 今回、DWARF3を勢いで買ってしまいましたが、これってカメラは非冷却で基本的にはダークを利用してノイズ除去をする形になっています。

 ダークは自分で撮ればよろしいのですが、買ってすぐ使えるようにと、

  15秒、gain60、4K、26℃

  30秒、gain60、4K、36℃

  60秒、gain60、4K、20℃

 と3パターンは事前に用意されているようです。

 

 設定温度と気温が8度以上ズレる場合は、ダークを撮り直すよう指示画面が出るそうです。

 またダークは100枚程度は保存できるようで、撮影条件に合わせて自分で撮りためておけるようです。

 

 パタヤでベランダ観望するのであれば、気温としては24℃~31℃程度なので、仮に気温が合ったとして、一コマの撮影秒数がズレた場合にも、ダークを撮り直せと指示が出るのかどうかなどは不明。

 

 撮影秒数、gain、撮影画素数(4KかフルHD)、気温の4つのパラメータがあるわけです。

 基本的に赤道儀モードで運用したいと考えているので、

  撮影秒数は長め

  Gainは低め

 の撮影プランを考えています。またメモリーが許す限り4Kで。

 

 ・気温は30℃前後と25℃前後の2パターンを考えればいいのかな、、、

   あるいは27℃ですべて兼用?

 ・月面や太陽面撮影用にもダークが必要なのかな、、、

 ・「8度ズレたら撮り直し」ということは、

   気温差8度程度までは使いまわしできるということなのか、、、

 など楽しい夢想が続きます。

 

 また、非冷却-ダーク減算が自分の作業としてルーティン化するのなら、高感度の惑星カメラで惑星状星雲はもとより銀河を撮るという選択肢も生じるので、いろいろと広がりがあるな、、、と思っているところ。

 

 ところで冷却カメラではごく普通の3分とか5分の長時間露光って、非冷却カメラでどうなんでしょう?

 ダークを撮るとはいえちょっと不安になります。

 

 タイの春先、もしくは初夏は野焼きによるPM2.5 で星見場所が制限されます

 前回遠征地のチェンライは120で健康被害が出るレベル。

 

 ということでタイ東北部で、

 ①ウボンラチャタニ県

 ②ルーイ県チェンカーン

 で遠征先を検討中。

 

 最終的には新月期の天気予報で決めたいと思っていて、2案並列で考えているところ

 前回チェンライと同様に夜行バスで移動できるルーイ県方面。

 具体的にはメコン川を境にラオスと接するチェンカーンの町。

 自動車で直行すると12時間弱

 パタヤを夕方~夜にたつと、翌朝にルーイのバスターミナルに到着予定。

 バンコク発便だとチェンカーン到着便もありますが、パタヤ発だと50㎞手前のルーイまでしかバスはいきません。

 ルーイからはソンテウでチェンカーンまで。

 

 トラック横腹にある行先表示を見ると、ムアンルーイ ⇔ チェンカーンとあります。

 県庁所在地は、一般にムアン+県名。ムアンは町という意味。

 チェンカーンのバス乗降場から徒歩圏にあるレンタルバイク屋。

 

 垂れ幕を見ると1日250バーツとあります,,,安い。

 実際、チェンカーンまで来てしまうと、ほとんど遠出することもないので、安く設定しないと客も少ないのかな?

 現時点で想定しているホテル。

 ホテル自体メコン川河岸に接しているので開けた場所にあり、望遠鏡を広げる場所はありそうです。

 空の暗さを示すSQMも21.88、最良が22.00ですから空もok

 400バーツ、邦貨1800円くらい。悩んでいるところ。

 次回の星遠征地、ウボンラチャタニ県。

 

 ウボンラチャタニーまで夜行バスで行って、レンタルバイクを借りて星見ホテルまで移動予定。

 星見のホテルは十分に暗く、望遠鏡を広げるスペースもあると思われ、基本的にホテル敷地内で星見をする予定です。

 

 気になっている場所は「パーテム国立公園」

 今回の星見遠征地を決定する前から、一度行きたいと思っていた場所。

 (googleマップから借用、下記も同様)

 

 パーテム国立公園はメコン川の河岸段丘にある国立公園。

 メコン川もそうですし、対岸はラオスであり、夜になったら真の闇に近いはず

   空の暗さの指標SQMは21.95(最高値22)。

 

 国立公園ではありますが、特に宿泊施設はなさそうなので、仮にここで星見をするのであれば、ホテルから30㎞程度なので夕方に出かけ、星見をして夜が明けてからホテルに戻る,,,という行程になりそうです。

 こういう浸食され残った奇岩があります。

星空と風景を一緒に写し込んだ写真もよさげ。

 

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 問題は、外国人入園料が400バーツである点。

 タイ人だと40バーツ。

 悪名高い外国人価格です。

 

 タイに居住する外国人としては甘受しなければならないのかもしれませんが、それにしても10倍の料金,,,施設なんて何もないんですよ。まあだから暗い空なのですが。

 

 

 天文機材をそろえ始めたごくごく最初のころ、シュミットの渡邊さんから教授を受ける機会があり、UV/IRカットフィルターがHα線を透過するということを教えてもらいました。

 

 これはZWOのUV/IRカットフィルターですが、確かに656.3nmのHα線を透過しています。今回、ZWO、PlayerOne、SVBonyを調べましたが、すべてHα線は透過させていました。

 

 実は長らく疑問に思っていたのは、一眼カメラの内臓フィルターをとり除いて天体専用に切り替える場合がありますが、この時に除かれる内蔵されていたフィルターって、UV/IRカットなんじゃないの?という点。Hαを透過するのなら取り除く必要ないじゃん,,,と。

 

 一般カメラで使っているフィルターの透過図というものが探せませんでした。

 DWARF3にはVISフィルターという地上風景撮影用のUV/IRカットフィルターとアストロフィルターという近赤外側に透過波長をずらしたUV/IRカットの2枚が内蔵されています。

 これは地上景色用のVISフィルターの透過図ですが、コメントにあるようにUV/IRカットフィルターとしていながら、656.3nmのHα線を大幅にカットしていることが分かります。

 こちらはアストロフィルターというもので、700nm程度までは透過している天文業界でいう「UV/IRカットフィルター」になっています。

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 DWARF3とSeeStar S50/S30を並べて、野鳥や地上風景を比較している動画が出回っています。

 比べてみると、拡大率とかが違うので同じようには見えないのですが、SeeStarの方は色合いが変なんですよね。多分、近赤外域を取り込んだ天体用UV/IRカットフィルターを地上景用にも使っているためだと思われます。

 動画で見ているので変に感じるだけで、写真として出力して画像処理すればまともな色になるのかもしれません。

 ちなみにS30販売HPの野鳥写真はまともな色合いになっています。

 

 DWARF3のプロモーション動画では、野生動物とか飛行機とか、昼間にも使えますと積極的にアピールしています。動物とか野鳥の動いている姿を動画で見たいなら、地上景色用フィルターが付いているDWARF3なんでしょうね。

 

 

 

 

 

 Youtubeのお勧めにUSBケーブルチェッカーというものの紹介が出ていて、多くの種類があるUSBケーブルの断線の有無、機能の確認ができるというものらしいです。

 

 USBケーブルは月に1本ぐらい増えている感じです。

 また同じ端子形状でありながら、こちらでは充電ができる、こちらはダメと断線なのか機能違いなのかよく分からない状況です。

 

 そもそも「おまけ」で付いてくるケーブルがあって自らしっかりと機能を調べて購入しているケーブルが少なく、またケーブル自体に機能表示がないのですぐに甲乙がわからなくなってしまいます。

 合わせてパタヤの電脳街で出所のよくわからないケーブルも購入しているので、星見現場に行って「あれ繋がらない」ということも多々。

 

 自己防衛的には、

 ・同じ電源アダプターに刺してみて、充電できる/できないで選別する

 ・機能を満足したケーブルをそのまま使い続ける

 ・不良と思われるケーブルはそのまま廃棄する

 

 というなか、今朝の動画。

 まずはお値段はAmazonで2500円くらい,,,ちょっと遊ぶには手ごろな値段。

 

 組み立ては見た目簡単。

 基盤に保護カバーを取り付けるだけで、保護カバー無しも販売されているとのこと,,,すなわち機能的には不要なものなので組み立ても気楽。

 左右で光のつき方が違うようで、正直一度見ただけではよくわかりませんでした。

 また何度も見て理解できないかも。

 解説を聞く限り、指定されている場所がすべて点灯していればいいようです

 接触不良は点滅するのでわかりやすいとも。

 

とりあえずamazonの「カート」の中に入れましたが、最終的に買うかどうかは?

 

 

 

 

 

 現在、ベランダの手すりを乗り越えてDwarf3を設置する架台を考えているところ

 ベランダから外側に張り出して設置すれば、ベランダ庇に煩わされることなしで天頂方向の星空も含めた観望が可能になります。

 

  細かい関連部品は日本帰国の際にタイに持ち帰らないとまずいので、今、頭の中で機材を組み立て中です。


   このnote記事によると、細かい手順はあとで読むとして、赤道儀モード設定でのざっくりとした流れはASIAIRで北極星が見えないとき(見える時も含め)に用いる手法と同じみたいです。

 上下水平方向のズレを度数で教えてくれるようで、何度か繰り返せばそれなりの精度に赤道儀として用に供せるようです。

 Dwarf3との接続は当初、カメラ用自由雲台で対応しようと思っていました。これだと手持ちがあるので。

 水平方向は根元で回せば、雲台を水平に設置している限り水平方向に廻るので、東西方向のズレは調整できます。仰角方向も球座になっているので調整はできます。

 ただし球座なので回転もしてしまうので調整が難しそうです。

 こんな感じの仰角-水平方向に分離して動かせる架台が必要なようです。

 ただしこれだと手持ち機材がありません。

 ちょっとごついですがケンコーの微動雲台が倉庫内で遊んでいるのでこれを使おうか。上下水平方向に動かせます。

 ただしこれだとレベルに置かれていることが前提となるので、台座基面との間に以下のレベラーを挿入するのか。

 これは手持ち機材なので、赤道儀化に必要なものはパタヤ自宅にありそうです。

 ,,, もちろん、三脚脚長の調整で済めば不要です。

 

 あとは手すり外側に張り出す構造ですが、これはパタヤでも手に入る材料で組み立てる予定なので、これ以上の検討はDwarf3がパタヤについてからのお話。

 

 

 

 次回新月期星見遠征を考えると、3/29が新月なのでその前後。

 候補日としては3/27~4/1辺りとなります。

 これは3/16の予報画面。

 前回遠征地のチェンライ付近は白ぬけしていますが、次回想定のタイ東北部は薄い雨雲が覆っています。

 現在の雨雲が晴れるのは3/19ごろから。

  現時点で予報が出ているのは3/27までで、

 3/19 から3/27までタイ東北部(赤丸枠)は雨雲無し。

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 タイ気象庁の長期予報は向こう10日間なので、行程を決めるのは3/20過ぎになります。新月辺りでまた雨雲が来るのなら多少の月光は甘受して行程前倒しで出るのかなとも。

 

 ただし現時点では3/19からパタヤでも好天が続くようなので、まずはパタヤで頑張って、、

 いずれにしても空模様が気になります。

 

,,,SONYユーザーでEマウントレンズを持っている者にとっては、ZWOの天体カメラに接続できるありがたいアダプターなのですが,,,

 

 とあり、構造図は下記のようになっています

 図だと42㎜のメスになっていてかみ合い長は不明です。

 冷却カメラだと噛み合い長4㎜でΦ42㎜のオスになっているのでこれにねじ込む形であり、フィルターを挿入する余裕はなさそうです。

 

 販売店コメントの「別途工夫が必要な点にご注意ください」とあり、これは各販売店横並び共通の記載となっています,,,どうしろとは書いてありません。

 別途工夫って何? 前面側に取り付けろと,,,確かに前面ねじ込みのUV/IRカットフィルターは販売されています

 ちなみにUV/IRカットフィルターの透過波長は各社ばらついています。

 上記のKANIフィルターの場合、656nmのHα線は透過するので天の川の中の輝線星雲は写せるようです。

 メーカーによってはHαもカットしてしまうものもあるようです。

 

 手持ちレンズだと77㎜と67㎜のフィルター径なので、77㎜を買ってステップダウンリングで共用する?

 2万円弱の投資でSONYレンズが活用できるのだからよしとすべきなのか、、、

 ただし惜しむらくはASI2600MCProにはバックフォーカスが合わず接続できません

 

 

 

 前回までの経過案。

 この状態でほぼほぼバランスが取れていて、例えばレデューサーを除いたり、カメラが軽量化した場合でも、白いウェイトを上にずらせば調整可能。

 ただし針金で括ったバッテリーは風で揺れちょっとね、、、。

 自宅にあった硬質ゴムの板をくりぬいてウェイトの留めボルトを貫通させたもの

 ウェイト棒と留めボルトの間に硬質ゴムを挟み込んで締め込み

 硬質ゴムを弾性変形させた状態でマジックテープでゴム取り付け

 硬質ゴムがばねとして挙動するので、マジックテープで止めると全くズレません

 今回の完成形

 ① オートガイダー鏡筒の取り付け位置を変更して鏡筒前後/上下バランスを改善

 ② 鏡筒側アリガタを長物に交換しガイダーケーブルとの干渉を避ける

 ③ 追加ウェイト無し、40000mAhバッテリーをウェイトとして流用

 ④ バッテリーはウェイト棒端部に取り付け交換も容易な構造を採用