いわゆる星景写真について各方面で議論があることは承知していて、大きな旗頭である「日本星景写真協会」がどういったものを「星景写真」と考えているのかを規定しているようなので、文責は100%私ということで、協会文章を基本的には変えずに、不要なところを削除する形で以下のように整理してみました。
星空と地上風景を写し撮ることによって、星空を見上げたときの感動を表現し、それを永く後世に伝えることを基本理念としています。そのためには、写真家が星空や自然風景と真摯に対峙し、自然をありのままに表現した作品こそが、その役割を担うにふさわしいものであると考えます。
そのことから、協会の事業においては基本的に次のような写真作品を対象とします。
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☆ワンショット・一枚撮りで星空の風景を切り取った作品
☆撮影時の自然環境に改変を加えず、また、オリジナル画像と大きく印象が変わるような画像処理を行っていない作品
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具体的なガイドライン
上記の理念をもとに、「協会の事業で扱う星景写真」について、具体的なガイドラインをいくつか例示します。
協会の理念から逸脱すると考えられる/あるいは推奨されない作品
★撮影時の指針
・自然の環境を破壊・改変するなどして撮影された作品。
たとえば、本来その場所にないものを持ち込んだり、人為的に固定したり、人物に指示を与えて撮影した作品など。
ただし、被写体への照明については、別途定めます。
・立ち入り禁止の場所に入るなど、公序良俗に反する撮影を行った作品。
・カラーフィルターを使用するなど、見たままの自然環境を大きく変えるような特殊な効果を演出した作品。
★合成・画像処理について
・複数の異なる場面を重ねて合成したり、つなぎ合わせた作品。
ただし、同一構図で比較明合成した作品については、別途定めます。
・レタッチソフトなどによる後処理で、特殊なフィルター効果や加工を加えた作品。
・写っているものを消去したり、部分的に塗りつぶした作品。
ただし、レンズや受光素子のホコリの写り込みを除去する場合を除きます。
・通常の画像調整の範囲を超え、部分的にあるいは全体的に、オリジナル画像と大幅に印象が違うほどに色調や明るさの変更を行った作品。
★被写体への照明について
・恣意的なライト照射やストロボ使用など、作為的な照明を行った作品。
・あまりにも不自然なライティングの作品。
★比較明合成(同一カメラ位置での撮影に限る)について
・比較明合成の技法は広く一般的に行われるようになってきましたが、当協会では、現時点では写真とは区別し、画像(写したものではなく、作ったもの)と判断しています。(すなわち協会は作品として扱わない)
・「風景写真/ネイチャーフォト」の範囲から逸脱しないものに限ります。
たとえば、不都合なコマだけを恣意的に取り除いた作品、大量の星の軌跡を恣意的に描き出したグラフィックアート的な作品。


































