人工衛星等をロケットに載せる際、ロケットに固定しつつ宇宙空間で衛星を切り離せる装置が必要で、衛星分離部といい英語だとPayload Attach Fitting、PAFというようです。

 ネットで調べると上記のような画像が出てきます。

 上面にボルト孔が付いていて、ここで衛星と緊結し、側面にコチャコチャした部品が付いていますが、宇宙空間の所定の場所に到達した時点でこれを操作してロケットから切り離すようです。

 この問題を見た時、なんてマニアックな問題なのだ,,と思ったものです。

 「衛星分離部」なんていう部品の寸法を問う問題。

 

 実際、「衛星分離部」で検索して出てきたのが冒頭の写真/関連記事で、寸法的には問題文のものよりも随分と小径で、Hロケットに関するものは出てこず、小1日、ネット検索作業は進みませんでした。

 しばらくして、試しに「HⅡ-Aロケット 衛星分離部」で検索したもの。

 wikiの記事がヒットして、これによると50号機で打ち止めになった先代のHⅡ-Aロケットでは、十数種類ものPAFが用意されていたようで、「いかなるご要望にも対応できます」というものだったようです。

 前記記事に勇気づけられて、「H3ロケット 衛星分離部」で検索したもの

 ,,,初めからこのキーワードで検索すればよかった,,,

 

 H3ロケットでは標準的なクランプバンド径である,,,以下三種を用意しており,,,と、わずか3種のPAFで柔軟に対応できるようにしているとのこと。

 

 今振り返ると、最初にH3の記事を探したら「ああここに書いてある」というだけだったと思います。

 HⅡ-Aの記事を見てからH3を見ると、「H3は使いやすいロケットを目指して低価格」を実現したというJAXA側の思いとして、部品点数を絞りなるべく規格化することで低価格を実現していくという設計思想が読み取れます。

 これはH3ロケットの姿図です。

 ①フェアリング(先端部)の大きさが違う

 ②固体補助ロケット(根本部)で、有無/本数が違う

 ③メインエンジンが2基or3基(外見からは見えません)

 

 ロケットの下にH3-30S(最左)とかH3-24 L(最右)があり、この型式番号をみると①~③の組合せが分かり、お値段も変わります。

 

 私自身、公共部門の計画/設計を担当していましたが、最適化を目指すんですよね。

 そうすると細かいことにまで対応して結果、一品生産になってしまう。

 

 役所の積算は工数の積み上げなので、材料を絞った方が安くなるのですが、受注サイドからすれば、請負ごとに図面が変わってそのたびに生産ラインを検討するより、「前回と同じね」という受注なら、多少材料費はかかるかもしれないけども管理コストが減らせる,,,可能性があるわけです。

 

 JAXAのエンジニアとしては、H3ではこんな感じで低価格を追求し、競争力をつけて多くの事業者からの受注を目指します,,,と言いたいのでしょうね。

 

 

 

 

 

 さて,,,と。

 私は何を手始めに行わなければならないのでしょう,,,

 

 実は、天文検定の勉強を始める前時点では。「宇宙の夜明け」とか「宇宙の再電離」についての知識は皆無、言葉があることさえ知りませんでした。

 もちろん、「宇宙の晴れ上がり」は承知していました。

 

 宇宙の晴れ上がりは、高温高圧のビッグバン直後の宇宙はすべての粒子(あるいは素粒子)がプラズマ状態で、ビッグバン内で発生した光子はプラズマに阻止されて、外に出てこれませんでした。これが宇宙誕生38万年後に宇宙の温度が低下して粒子は陽子中性子電子等に結合できるようになり、これ以降、進行方向に障害物が減ったため、光子が外に飛び出した、、、これが宇宙の晴れ上がりで、この時の光が宇宙背景放射である,,,

 

 この時、水素でいえば中性水素の状態にはなったのですが、現在の宇宙には電離した水素が大量にあり、いつの時点かで再電離されたことになります。

 推定によってばらつきますが、宇宙誕生後数億年あるいは10億年後まで「宇宙の暗黒時代」が続きます。この間、原始星ができ、これから発せられたX線/紫外線により、中性水素は再電離されたのだ,,,というのが「宇宙の再電離」。

 

 問題に戻って4つの選択肢ですが、

 ①のマイケルソンモーリーは光速一定の実験なので、✕

 実は②のカシミール効果は以前調べたことがあります。

 

 カシミール効果は、2枚の金属板を極限まで近づけると引力が発生する、または金属板を振動させると光子が発生するという量子的な現象です,,,今回学び直しました。

    豊田中央研究所さんの画像です。真空中にも揺らぎがあって仮想光子なるものが存在できるのですが、金属板の狭めると光子の波長に制限ができて金属板の外側に比べると仮想光子の「密度」が少なくなり、圧力が低下し引力が生じることになる,,,

 カシミール効果の意味は分かりましたが、宇宙再電離には関係ないので ✕。

 

 残るのは③か④で、答えを見ると③が正解。

 「ガン=ピーターソン効果とは、宇宙の初期に電離していない水素原子が輝線を強く吸収するために、遠方の天体のスペクトルに現れる特定の波長の光が弱くなる現象のことで、宇宙の電離度を推定するために用いられます」

 要は遠方天体(クェーサー)からの輝線の強度と赤方偏移を調べれば、中性水素の量が推定でき再電離の時期も推定できるというもの,,,

 この図が一番わかりやすいです。

 ・遠方天体クェーサーでライマン系列α輝線が発生

 ・途中に中性水素ガスの塊があり、そこでα線が吸収される。

 ・各場所は観測者からの距離が違うので、

  吸収線にはそれぞれの距離に応じた赤方偏移で波長がズレた形で観測される

 

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 問題を解くということであればここで作業終わりですが、最後に残った「アハラノフ・ボーム効果」ってなに?

 一言でいうと「磁場を消しても電子はベクトルポテンシャルAの影響を受ける」。

 

 wikiで調べて要約したものを示すと、

 「磁場のない系におけるゲージ関数はベクトルポテンシャルの線積分によって表される。ここで、異なる経路を通る粒子に対する波動関数を考えると、ゲージ関数はそれらの経路に依存するから、はじめにそれぞれの波動関数の位相が揃っているものとすれば、それぞれの波動関数の間には経路上のベクトルポテンシャルに依存した位相差が生じることになる。重ね合わせの原理によって、系全体の波動関数はそれぞれの経路を通る波動関数の足し合わせとして表されるから、経路が重なり合う場所においては波動関数の干渉が生じる。これは実際に観測され得ることであり、量子力学に特有な現象である」

 何を書いているの?と思われるかもしれませんね。

 

 で、ここでYoutube。

 このYoutubeは、以前視聴したことのあるものです。当時は「すごく量子っぽく」て全く理解できませんでした。

 実はその後、電磁気学を学び直したので、今回は5回くらい見て「ざっくり理解」。

 

 完全理解は絶対にできない領域ですが、一言でいえば、電場や磁場の影響を受けなくても、量子はベクトルポテンシャルAによって影響を受けるというもの。

 マックスウェルの電磁気学を学ぶと最後にベクトルポテンシャルAというものを学びます。このベクトルポテンシャルAの変化が電場磁場となります。

 ただしベクトルポテンシャルAは、計算の都合で設定した方が便利な量であって、物理量的な実態としては依然として電場なり磁場なんだ,,,というのが一般的な理解。

 

 アハラノフ=ボーム効果には、目で見える形で示した実験があります。この実験方法を考案したのは日立製作所の外村さんという方。

 

 多分、これだけ集中的にアハラノフ=ボーム効果を勉強したので、「なんとなくあんなもの」という程度には今後とも覚えていそう、,,です。

 

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 結局、宇宙の再電離を示す観測的証拠は「ガン=ピーターソン効果」なので、今後ともこういう天文用語は覚えていかなければならないのですが、現時点では時間的に余裕があるので、相対論とか量子論の領域にも踏み込んで、周辺知識を増やしているところ。

 

 

 

 Xを見ていたら流れてきた投稿。

  英語のLuminous Blue Variableは明るい青色変光星となります。

 

 天文業界で青色というのは高温/巨大という意味で、変光星は一般には年老いた不安定な星を私はイメージします。青い星は明るい星でもあります。

 

 「りゅうこつ座AG星」は星の中では最も巨大な部類に分類される「超巨星」です

 4日前から取り組んでいる第16回の検定問題に、LBVが出ていました。

 問題文では「高輝度」となっていますが、「高光度」と同じ意味で、正解も①です。

 

 1600年に急に増光したため、当時の分類では「新星」とされましたが、現代では高光度青色変光星に分類しているようで、青色超巨星が質量放出を起こして突発的に増光したものと解釈されています。

 

 青色超巨星の寿命は100万年から300万年程度とされています。太陽の寿命が100億年以上なので、非常に短命です。

 寿命末期にはさらに巨大な「極超巨星」になって、超新星爆発して寿命を終えます。

    高光度青色変光星として最も有名なのが、多分、りゅうこつ座η星です。

 太陽の400万倍明るい星です。人形星雲ともいわれています。

 

 このほかにも高光度青色変光星は20個近く発見されていますが、試験対策として代表的なものの名前は覚えておくべきかなと思います。

 

 ただし棒暗記しなくても、高光度青色変光星研究で天文学が進歩しているので、天文系の記事を読んでいるとLBVはよく目にするので、その都度、記憶を新たにすればいいのかな、とも。

   これは今年4月に撮影したりゅうこつ座イータカリーナ星雲です。

 この中に、前掲の高光度青色変光星「りゅうこつ座η星」があります。

 イータカリーナ、すなわちりゅうこつ座イータ(orエータ)の意味になります

   

 この星雲は見かけの大きさとしてオリオン大星雲4倍ほどの星雲で、パタヤ自宅からでも撮れるものなので機会があるごとに観望するわけですが、高光度青色変光星を勉強するとなお一層、親しみがわくというものです。

 依然として数学をやっています。

  朝4時ごろ寒くなって天井ファンを止める折にちょっとXを見たところ、数学書の案内。

 汚れた?汚した?ところの数字を解明せよという問い

 カツサンド72個分の領収書。

 

 79⊡という下三桁を見て、72✕11=792だな、、、と。

 

 この発想はいったん正解に近づいたのですが、なにぶんベッドの中の検討なのでペンもノートもなし。

 

 同じ発想で72に何を掛ければ下一桁が0、あるいは下二桁が60になるかを考えればよかったのですが,,,

 

 この時は「解ければいい」のではなく、唯一無二の解なのか?ということにこだわってしまい、一旦この方向での検討をやめて、算数的に取り組んで取りあえず解は出しました。

 

  上記は新版本の案内で発行はまだ先。

 2021年に前の版が出ているようです

 BookOffで安くなっていたのと、いずれは買わなければならない本があったので、2冊まとめてポチリ

 多分慣れしかないというか、知識が溜まっていけば「ナニコレ?こんな簡単でいいの」という感じになるのだろうな、、、

 そうなるぐらい基礎的知識を身に着けていかなければならないのだと最近は達観

 

 現在、第16回の検定問題を分析しているところ。

 例えばこの問題ですが、「図のソフト成分を放射している高温プラズマの温度は?」というもの。横軸を見ると2keVの値となっています。

 このエネルギーから温度を求める問題です。 

 

 さて,,,解説文を読むと、

 「ウィーンの変位則などからおよそ10-7 Kの高温プラズマの熱放射と考えてよい」とあり、あたかも「ウィーンの変位則から計算で求めろ」と言っているかの如く読み取れます。

 

 わたし、ウィーンの変位則からの計算をしました。

 ウィーンの変位則は温度と波長は反比例する、λT=b(比例定数)というもの。

 これとE=hc/λ

 この二つの式を組み合わせて、計算は掛け算割り算のみ。必要な数値は、

 ・光速度

 ・1eVをJ(ジュールに変換する係数)

 ・フランク定数

 ・ウィーンの比例定数

 

 私3回計算して、3回とも全然合わないので諦めました。

 

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 ということでそもそも、はくちょう座X-1とは,,,に戻ってみることに。

 wikiによれば、はくちょう座X-1は「ブラックホールに関わるものとして広く認められた最初のX線源である」とのこと。ブラックホール周りの膠着円盤からX線が出ているようです。

 

 改めて選択肢に戻ると、

 選択肢①は1000kすなわち、700℃くらい,,,これでX線は出ないよね。

 となると、②は10万度、③は1000万度、④10億度

 

 wikiによれば「数百万ケルビン (K) に加熱された降着円盤の内側から強いX線が放出されている」とあり、オーダー的には③ですかね、、、

 

 協会の解説の後半には、

「10-3 Kだと“低温”すぎてほとんどX線はでない。高温度星などで10-5 Kぐらいになると少しぐらいはX線も放射される。ブラックホール近傍ではガスの状態によっては10-9 Kもの高温になることもあって、図のハード成分がそれに近い。」

 とあり、正解は③としています。

 

 結局、ブラックホールの膠着円盤付近は数百万度から数億度のプラズマ状態になっているという知識があれば、そのうちの「ソフト」か「ハード」かを問われている問題だと認識して、ウィーンの変位式など使わずにソフトなら③か,,,と正解に辿り着くようで、これが合格者に求められる解答例なのでしょう。

 

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 これもね、、、受験生を悩ます問題だよな,,,というもの

 これもX線に関する問題。

 グラフを見せて、これがX線強度変化のグラフだと,,,

 強度変化の時間スケールが3000秒だとすると、X線放射領域の広がりはいかほど?

 

 とりあえずグラフがあるから、横軸3000秒のところ見ると、単位がちょっと違い過ぎる、グラフの横軸中央は50000秒。3000秒はグラフの端の方、Y軸の際あたり。

 それ以上に縦軸を見るとX線強度とあり、単位が1秒当たりのカウント数とあります。これからX線放射領域の広がりってどう求めるの,,,

 何か知らない公式があるのではないかと、思ってしまうわけです。

 

 そしてまたしても解答を見ると、「3000秒に光速度を掛けろ」とあります。

 要は領域の広がりとは、3000秒でX線が広がる範囲というか到達する距離をいうようです。

 っていうか、これじゃあグラフ全く関係ないじゃない。

 

 こういうのって、場数なんでしょうね。

 X線の強度変化図をみても、領域の広がりなんてわかるはずがないと思えば、単純に一定時間でのX線の到達距離を求めろというだけの問題であると看破できるわけです。

 

 こういう問題ばかりではないのですが、問題をこなしていくと、「ああアレね」となっていくから不思議なものです。

 

 

 

 

 知り合いに量子力学を使って仕事をしている人がいて、この前、理科年表の話をしたら、「それ何?」と言われてちょっとショックでした。

 

 理科年表って、意外と知られていないみたいですね

 天文に関わっていると、「理科年表によれば,,,」という形で、ごく普通に過去の天文現象とか、これから起こる天文事象についての説明にお目にかかります、

 でも手に取ったのは昔々の高校時代くらいで、実際に購入したのは1回,,,かな。

 

 基本毎年更新されるのですが、日食がいつ起きたとかみたいな過去データを調べるために使うことが多かったので、1回買うと数年もつようなもので、学生時代なら図書館で見ればいいか,,,今はネットがありますからね

 理科年表が発行されて100年たつとのこと。創刊は1925年。

 丸善が発行しているものですが、昔は東大・東京天文台、今は国立天文台が編纂していて、天文宇宙検定を目指して勉強しているので、最新版を手元に置いていてもいいかな、、、、

 

 何で理科年表という話になったのか,,,

 天文宇宙検定の設問で「今年は〇〇で100年ですが,,,」という設問がたまに出るので、1925年と1926年分を調べたところ。

 

1925年

2月20日 丸善『理科年表』創刊

7月 ハイゼンベルクが量子力学の行列表示を行う行列力学に到達

日付不明 シリウスの伴星として白色矮星が発見

 

1926年

2月東北帝国大学の八木秀次と宇田新太郎によって、八木・宇田アンテナが考案

3月5日 世界初のサイエンス・フィクション専門誌。

 『アメージング・ストーリーズ』(Amazing Stories)発刊

3月16日 ロバート・ゴダードが最初の液体燃料ロケットを米国で発射

9月3日 量子力学の基礎方程式としてシュレーディンガーの波動方程式が確立

12月25日 浜松高等工業の高柳健次郎、電子式テレビ受像機(ブラウン管式)を開発

 

 日本の天文学は国立天文台中心に回っているので、理科年表ネタはありそうだな,,,

    シリウスBの発見の経緯や量子力学成立過程、この辺も調べておかない,,,

 宇宙ネタならゴダードの液体燃料ロケットか,,,

 

 ちなみに理科年表に戻ると、

+++wikiより

理科年表は国立天文台が編纂し丸善出版が発行する自然科学に関するデータ集。

概要

 理科年表には、机上版とポケット版、プレミアム版。毎年発行される。

 19252月20日創刊。

 1988年までは東京大学東京天文台編纂となっていた。

 1944年~1946年度版は発行されなかった。

 2008年度版からWeb版ができ、購入後、登録してから1年間は理科年表プレミアム、及び60頁のマニュアルにアクセスできる。

 2005年度版までの累計売上は約250万部(書籍版)。

 1986年度版は約9万部を売り上げた(ハレー彗星接近に伴う関心の高まり)。

 近年の売上は年間3~4万部程度。

 関連書籍として『理科年表ジュニア』

構成

 暦部、天文部、気象部、物理/化学部、地学部、生物部、環境部、附録により構成される。生物部は1984年度版から、環境部は2005年度版から追加された。 

 

 上記内容からだと、

 誤った選択肢として、

 ・毎年発行されてきた

 ・紙媒体のみである

 ・「航空宇宙部」がある など

 これは国内での移動荷姿,,,

 白い鏡筒が見えるので鏡筒短縮しないDOB6かDOB8のようです。

 興味深いのは、架台の回転底部を取り外しているところです。

 

 以前、下落合シュミットさんで、架台はどういう荷姿で配達されるのか?と聞いたところ、組んだ形で配達される,,,とのこと。

 

 架台側面に黒い固定具の頭が見えます。

 木ネジなのかボルト/ナットなのか不明ですが、出荷前に工場内で組み立てるとして、固定度を高めるために接着剤を塗布していたら、軽々にばらすことはできなくなります,,,

 また冒頭写真を見てふと思ったところですが、冒頭機材は手動導入だと思われますが、仮に上掲のような自動導入を選択すると、最下部の土台と望遠鏡を支える架台の間に回転機構が入り込む形になり、簡単にはばらせないし、ばらせたところで元に戻る保証もないなあ、、、と。

 

 以前、写真のような自動導入タイプのドブ,,,例えば「DOB GOTO 10Wi-Fi」をタイに持ち込もうと考えた時に、

 鏡筒重量15㎏、鏡筒伸縮長は800㎜、架台重量19㎏なので、

 鏡筒は鏡筒バッグに入れて運び、架台はばらして積み重ねてスーツケースに入れてタイに持ち帰ろうか,,,などと夢想していましたが、手動導入であれば可能でも自動導入では無理そうだなと、あらためて思ったところ。

 

 例えばこれはΦ10inch,,,Φ254㎜鏡筒。

 タイで購入しようとすると9万バーツ、約40万円,,,

 

 ちなみにこのセットをシュミットで購入すれば20万円。

 鏡筒は機内預けにして、架台は船便かな。

 

++++

 国際線の預け荷物は縦横高さ203㎝までOKのところが多いです。

 DOB GOTO 10Wi-Fiだと鏡筒外径は380㎜とのこと。

 仮に大甘な見積もりとして、回転台座の直径が60㎝としたとして、底面が60+60㎝となり、高さ方向に80㎝程度しか振り分けられないので,,,無理か,,,

 

++++

 内容的にここで1記事だったのですが、Xに心を惑わす投稿があったので,,,

 

   高校大学と2本の反射望遠鏡を自作で作った者として、常に自作ドブには関心があります。

 ただし自作ドブをであれば、お手軽な手動ドブを買えばよいと、思い直しました。

 手動ドブなら記事の先頭に戻って、架台をバラせば機内預けにできますからね。

 

 この問題を見た時に、なんと無茶な問題,,,と思ったものですが、出題者の立場になって考えると、意外と簡単に正解にたどり着けるのかな,,,と。

 ①ハレー彗星

 ハレー彗星は76年周期で再帰しています。

 この表の中で、

 ・1607年はケプラーが見た記録が残っている

 ・1759年はハレーが出現を予言した

 みたいなことは覚えておくのでしょうね,,,

 

 家康の生涯と重ね合わせれば、直近の出現1986年から減算していくと該当する再帰は1607年に当たり、関ヶ原が1600年でその後大阪の陣があったわけで、当然1607年は家康存命,,,と分かるはず。

 なおこの年、NHK大河ドラマで「どうする家康」が放映されたそうなので、まあその辺は押さえておけということなのかもしれません。

 

 ②肉眼超新星

 肉眼超新星の出現頻度は稀で、「ティコの星」「ケプラーの星」は押さえておくべきなんでしょう。どちらの超新星も家康存命中に日本から見えたはず。

 ①と②は候補から外れるということになります。

++++

 問題は残った二つ金環日食か金星の太陽面通過になります

 

 ③金環日食

 これは国立天文台資料を作り替えたもの。日本近くで見られた/見える日食です。

 日食についてはサロスの周期、「18年10日ごとにほぼ同じ地域で日食が起きる」があります。

 2012年と2030年で金環日食が日本周辺で起きます。まさにサロスの周期です

 サロスの周期を考えれば、金環食もほぼ18年に一度起きるとすれば、長命であった家康なら3回くらいは日本国内のどこかで金環食が起こっていたのでは,,,と想像がつきます。

 

 ④金星の太陽面通過

 これは不定期な事象ではありますが、非常にまれな現象であるとされ、近年だと、8年、106年、8年、122年間隔で起きています。

 家康生涯近傍だと、1518年と1631年だそうで、生涯と重なっていません。実際のことを言えば、1518なり1631年の太陽面通過なんて、誰も知らないでしょうが、①でも②でも③でもなければ、④が消去法で残ります。

 

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 結局、この問題の作問者の意図は、

 ・ハレー彗星の周期性

 ・著名な肉眼超新星の記録

 ・サロスの周期

  この辺にあるのでしょう。

 

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 第19回には大河ドラマ「光る君」で花山天皇退位が問題になりました。

 今年は蔦屋重三郎と重なる江戸時代の天文の話題かな?

 ・岩橋善兵衛

 ・宝暦の改暦(1755年)、寛政の改暦(1798年)

 ・ハレーが予言したハレー彗星の出現

 

 ちなみに2026年は豊臣兄弟だそうで家康と被りますが、今回の問題は第15回なので、再度出てもいいころかな,,,

 

 

 

 昨晩はどんよりとした空で月も厚い雲の下で重そう、,,

     今朝の状況。幾分か空が青いという感じ。正面にラン島が見えていて島の向こうが旅行先でした,,,今回は断念します。まあそもそも満月なので星見に行くのもね、、 

   

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 原始惑星系円盤なんてつい数か月前までは聞き流していた言葉です。

 天文を再開して4年?

 望遠鏡で天体写真を撮っている分にはお目に掛からない言葉です。

 

 天文宇宙検定を目指す中で、目が開かれたとつくづく思います

 まず聞きなれない名前は「原始惑星系円盤」だと思います。

 

 宇宙空間に星間物質と呼ばれる水素を主体とした雲があったとします

 それらが微妙な揺らぎで近づくことでお互いの重力でさらに凝縮度が高くなっていきます

 中心部はガス球となり自然回転していきます。

 ガス球の周辺にはガス球に凝縮されずに残った物質が円盤状に廻っています。

 あるものはガス球に引き寄せられ、あるものは周辺の物質同士で寄り集まっていきます。

 

 そんな状態,,,太陽系(惑星系)が生まれる頃の状態を「原始惑星系円盤」といいます。

 

 原始惑星系円盤は何もなければ中心部が厚い球状になって、周辺はレコード盤のような形になっていますが、上掲想像図では表面が青いベールにかぶったようになり、さらに円状/球状に押し曲げられています。

アタカマ砂漠に設置されたアルマ電波望遠鏡(ALMAの観測データを使用して、へびつかい座の方向・約440光年先にある原始惑星系円盤に囲まれた若い星「WSB 52」(10番の図で一番明るくなった辺り)の前面側を距離に応じて輪切りにして構造を見たもの

 10番の図を説明した概念図

 恒星&円盤と書いてあるのが原始惑星系円盤で、その前方に「泡」の中心があり、泡が衝撃波として伝わって、原始惑星系円盤に衝突、円盤を押し曲げているという説明図。

 

 15秒の動画ですが、これを見ると非常にわかりやすいです

・原始惑星系円盤から宇宙ジェットが放出

・ジェット前面側に星間物質があり、ジェットが衝突することにより、ジェット背面側すなわち原始惑星系円盤側に衝撃波面が伝達

・原始惑星系円盤はその衝撃波を受けて湾曲している,,,という状況

 

 

 

 9日24時間降雨量図

 今日一日だけ雨が少なくなるようです。

 

 ただし前提は24時間の図なので、8日深夜24時というか9日午前零時から深夜24時までの降雨情報なので、ハレのメインが8日深夜9日早朝になっている場合もあり、また雨が少ないかもしれませんが晴れることは担保していません。

 実はここ3カ月ほど、パタヤに籠っているので小旅行したいなあ,,,と。

   とはいえ雨季なので、手近なラン島の東岸(パタヤと反対側)にでも行こうかと考えたところ。

 行くのならDWARF3を持っていき、一晩中、星を観たい,,,

 鞄はどうしよう、三脚は,,,などとしばし夢想。

 

 ただし問題点として、

 ① 雨が降らないのは8/9の1日のみ

 ② 8/9は「満月」

 

 たまには家を離れたいと思いながら、満月の晩に星見旅行に行くのはちょっとなあ,,,

 

 1週間あるいは10日置きに、数日間は雨季とはいえ雨が少ない日々があるようなので、今回は見送って次回かな,,,

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ちなみにこれは8/8の午後2時の状態

 失敗したかな,,,今晩は晴れそうだな,,,と思ったところ

 海上10㎞のラン島もくっきり見えています。

 パタヤの都市光があるので、滞在するのは島の反対側。

 直線距離だと12㎞くらいですが、ソンテウ+徒歩+船+ソンテウと交通機関を乗り継ぐので2時間くらいかかります,,,

 ちなみにソンテウはピックアップトラックの後方荷台に屋根を付けて、向かい合わせで客が座る乗り合いトラックです,,,今朝の買い物での風景。後ろは開放されているので、降りるときはブザーを押して後ろから車外に出ます。

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ただし、8日夕方から曇りだし星なし。変な意味で安心。