太陽アイピースを購入した米販売店からのメール

 スカイウォッチャーの新しい赤道儀がプレオーダー可能とのこと

 値段は✖150すると日本円ですが、価格はZWOに寄せているように見えます。

 

 最左は重量5.8㎏でカウンターウェイト無しのペイロード容量は15㎏とのこと

 

 謳い文句は

 HIGH TORQUE. HIGH PRECISION. HIGH PORTABILITY.

 高トルク、高精度、高い携帯性

 だそうです。

 

 仮にカウンターウェイトを考えたとしても、従来型の赤道儀に比べれば高トルク、高精度、高い携帯性であるわけで、世の中の趨勢なんでしょうね

 

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冒頭写真の右上 Pegasus Astro SmartEye

The World’s First Smart Eyepiece for Telescopes とのこと

 

ライブスタッキングと書いてあるので、アプリ込みの天体カメラで画像をスマホで見えるというもののようです、、、解説文を読んでも仕組み不明

 

一番気になるのはお値段で「1ドル」とあります、、、??

 

 

 

 

 

 実は今、来シーズンに向けて新しい望遠鏡を発注中です。
 次回の一時帰国でタイに持ち帰る予定でしたが販売店側の告知ミスで、当初6月入荷とい情報だったところ、現時点で7月入荷も確約できないという状況。

 

 このまま待つかキャンセルするかという状況で、現時点では今年11月までに間に合えばよいのだからと、待っている状況。

 

 このAramisさんの投稿は、VixenのVSD90SS鏡筒(Φ90㎜、焦点距離495mm(F5.5))という非常に評判の良い鏡筒についてのコメントです。

 

 3枚目の元画像に小さく写っている星雲を拡大したら、そのままでも高度な画像処理であるBXTを使ったものとほぼ同様だった
 、、、、すなわち拡大に耐えるよい画像だったということ

 

 VSD90SSは口径90㎜
 他方、私が購入しようとしているものは口径140㎜
 単純に比較して断面積比で2.4倍
 理屈としてはより緻密(=分解能が高い、極限等級がより暗い)ということで、額面上の性能的には購入予定品の方が大幅上回ります。

 

 ただし、VSD90SSのF値は5.5であるのに対し、Φ140はF7.0.
  F値は明るさを示す指標なので、購入予定品の方が暗く淡い天体が写りずらくなります

 

 そして重量はΦ140 vs Φ90で当然といえば当然で、VSD90SSの重量が半分程度。
 重量が軽くなれば取り回しも楽になります。対して重いΦ140は扱いずらい、、、

 

   この際だからΦ140をキャンセルして、即納可能なVSD90SSに乗り換えるという手もないわけではないのですが、この対抗馬の金額は現時点での購入予定額の倍近いお値段。
 高性能なので高い、、、わけでしばらく思案のしどころ。

 

 

 4月の星見遠征で次回は早くても10月以降としていた星見遠征、、、

 実は5月初旬、3日間程度の短期の星見遠征をしようかと検討をしていました

 星見が3日程度なので移動はパタヤから1日で行けるところ。

 以前から検討している場所の中から3カ所を予備選定。

 

 SQMは空の暗さ

 「%」は過去データからの「快晴+ほぼ晴れ」の比率

 

 4月段階でのメーホンソンが、快晴だけで20%確保できていたのに比べて、空の状況は良くありません。

 5月でもメーホンソンまで行けばソレなりの快晴は期待できますが、往復に時間を掛けたくないので手近なところで場所を探すと空の条件は諦めなければなりません。

 

 「空振り」になることも予想され、その場合の代替えも考えなければなりません。

 シーサッチャナライは世界遺産スコータイの中にあります。

 カオコーはすぐそばに鳥見好地の国立公園があります

 カオヤイは世界自然遺産カオヤイに隣接しています

 

 ここまで用意して状況を見ていたのですが、

① 現時点ではとても暑い

 これは昼間の最高気温ですが、実は夜もとても暑く、昨夜のパタヤは深夜でも30度以下になりませんでした、、、夜星見をしていて熱中症になる天候です

 

 高原に行けばいいのですが、天候を見ると上記候補地ではシーサッチャナライが晴れ間が多く第一候補でしたがここは平地なので暑さひとしお。

 

② 5月初旬は雨

 いつまでも暑いわけではないのですが、遠征を予定している5月初旬の予報が発表され、タイ全土は強雨に見舞われる予報。
 雨が降れば涼しくはなるのですが、当然のこと星は見えません。

 

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 ということで、現時点では5月星見遠征は中止。

 

 ただし、
 ・移動は1日なので準備は少ない
 ・現時点でホテルは閑散期、、、暑くて雨の多い「酷暑期」に旅行をする人は少ない

 

 ということで天気予報が改善されれば、、、という気持ちも20%程度。

 

 既投稿の状況では、140APOをAM5赤道儀で運用する場合、安全側の運用としてウェイトを取付けるという案が浮上しています。

 これを読む限りビクセンのウェイトは使えそう、、、

 

 現時点で2㎏相当のウェイトを2つ所持していて、FRA400をSA-Gtiに載せるために2個使用しています。レデューサを取付けると2個必要かなという感じです。

 

 今後、AM5赤道儀2台体制になれば、SA-GTiではちょっと荷が重いFRA400はAM5で運用することになります。

 

 FMA180とかの軽量鏡筒であればウェイトは1つで十分なのでウェイト1個が余り、これを140APOに流用すればいいかなとという流れ。

 ビクセンのウェイトが使えるのならビクセンのウェイト棒も使えるのでは?と試したもの。無事に使えそうですね。

 

 写真では手持ちの2個のウェイトを付けていますが、全体重量で4.5㎏程度増えるので、鉛直荷重が増え全体安定性(転倒)が増した感じがします。

 (もちろん写真の状態では鏡筒が載っていないのでバランスが取れていませんが)

 

 ただこうしてしまうとSA-GTi用のウェイト棒がなくなってしまいます。

 

 実はAZ-GTiの赤道儀化を目論んでいた時期があり、それ用に購入したウェイト棒が遊んでいます。

 これをAM5赤道儀にねじ込んだところ無事装着可能だったので、いずれのウェイト棒を使うかは決めていませんが、現時点でAM5赤道儀のカウンターウェイト問題は解消したことになります。

 

 

 

 これは前回のメーホンソン星見遠征での写真

 SE120鏡筒+AM5赤道儀+PE200ピラー+インノーレルRT90CG 

 

 見た目の懸念点として

・高さ200㎜の延長筒が重心を上げている

・カメラ用三脚ゆえに足の広がりが少ない

 

 現地ではウェイトバックにバッテリーを入れていますが、バッテリー自体はちょっと軽め、、、ウェイトバックをもう少し下側に付けられれば安心度も増すような感じ

 

 という中、既報の通り、2代目のAM5を購入済み(日本留守宅に到着済み)

 これはメーカの写真を並べたもの、見るからに安定度は右側のZWO純正の方がありそう。ちなみにZWOもウェイトバックはin the Boxです。

 

 現時点でEdgeHD800が最重量鏡筒で込々6.5㎏前後。

 現在発注中の140APOだと重量が10kgを越える形になり、冒頭の写真だと大いに不安になります。

 

 ということで、AM5-2台体制時の運用案として、

① 140APO(EdgeHD800など)+AM5赤道儀+PE200延長筒+ZWO標準三脚 

② SE120(FRA400など)+AM5赤道儀+PE160延長筒+RT90CG

 

 なお自動車での移動で遠征に向かう場合にはSA-GTi用に2㎏のカウンターウェイトを2個持参しているので、これをウェイトバックに入れることも考えています。

 

 インノーレルのカメラ三脚の不利な点を書いていますが、バルコニーでの観望では三脚の開きが狭い方が有利なので、水ペットボトルを三脚に括り付けるなどして耐転倒性を高めた運用は行っていくつもりです。

 

 なお安定性の計算ですが、鏡筒と100%バランスするカウンターウェイトを用いない限り左右でのアンバランスが生じ、脚が張る底面の正三角形に対して鏡筒がどの位置に来るかという平面的な問題になるわけです。

 

 概略計算では仮にインノーレル三脚を用いたとしても、140APOの転倒安定性は問題ないという計算結果になっています。ただしここでいう「問題ない」はあくまでも私が想定する使用状態での静的なお話で、望遠鏡に寄り掛かるなど水平力を掛けた場合の安定性とは異なるので、実際にはZWO三脚+補強型ピラー+AM5に140APOを載せて、水平的にどの程度不安定なのかを確認し、必要であればカウンターウェイトを増設するとか、ストーンバックに荷を載せるなどの対応が私の場合においても必要となります。

 

補)望遠鏡の転倒安定性は各人の使用状況でOKにもなりOUTにもなるので、上記私の検討はあくまでも私が想定する条件ではというもので一般化できるものではありません