この画像を見て、ふと「なぜ極地が抜けているの?」という疑問

 この片岡氏の過去投稿を調べましたが、確認できたものすべてで、極地がオーロラの範囲から外れていました=円状にオーロラが発生していないという図。

 ちなみにこちらは土星と木星のオーロラ。

 極地のみに発生

 AIに聞いたところ、「昼間だから見えない」とのこと。

 そんなことある? だっていま北半球は冬だから、一日中夜なんじゃない?

 いろいろと調べると「オーロラオーバル」というものがあるらしい。

 これを読むとオーロラオーバルができることはわかるものの、「なぜ、極地でオーロラが発生しないのか?」の説明にはなりません。

 

 ということで、本件については調査継続中

 

 ともあれ、ISSを離れる前に撮影された油井飛行士のISSからのオーロラ

 ドイツでもオーロラ見えるんだ,,,まあ高緯度ですからね。

 冬のヨーロッパは寒くて行きたくないなあ,,,防寒具も持っていないし。

 

 もし仮にオーロラを見に行くのなら、

 ・確実にみられる高緯度都市,,,北欧辺り

 ・ホテル引き籠りで、街の中からオーロラ見物

 ・古くからの都市なら、その街を観光する程度

 っていうところでしょうか。

 

 行っても北天の空だけですから、目新しい天体が見えるわけでもなく,,,

 と、ここまで考えて、夏冬入れ替えて南半球に行ったら。

 南天の星も見たいし。

 

 これはいいアイディアだと思ったものの、オーロラが出たら普通の星はどうなるの?せっかく南半球に行くのだったら南天の星を見たいですよね。

 

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 実は南半球遠征を色々と考えてみても、オーストラリアだとそこそこ街の大きさが大きくて、街から先の足などを考えるとちょっと大変。

 ニュージーランドだとタイからだと直行便はありません。

 それでも乗り継ぎで13時間,,,何とかなる?

 このテカポ湖だとクライストチャーチから3時間程度とのこと。

 レンタカーを1週間借りれば何とかなる?

 

 今ふと思ったのは、6月の試験受けたら行こうかな,,,

 合格しているのがベストだけども、まあ1週間程度、リフレッシュしても罰は当たらないはず。

 

 例によって過去問6回分から「電場と磁場」に関する問題の傾向分析

  過去問6回を総ざらいすると意外と少ない4問だけ

① 磁気圧勾配と磁場張力のイメージ図を選択する

② 磁場についての基本事項(磁力線、磁束管、磁束と磁束密度のSI単位)

③太陽表面で見られる磁気浮力不安定は何と呼ばれているか

④太陽系惑星の中で固有磁場を持たない惑星は?

 

①については磁力線の密度と磁気圧勾配の向き、磁気張力が発生する方向を選ぶもの,,, 

 国立天文台の方がフリーハンドで書かれた図がネットにあり、とりあえずどんなものかはこれを参考にしてください。

 

https://www.cfca.nao.ac.jp/~kiwasaki/Magnetohydrodynamics_KazunariIwasaki.pdf

 問題文の図そのものはテキストにそのまま載っているものを選ぶだけなので、勉強していれば簡単に答えられるもの

 

②磁場の基本事項について、テキスト本問に埋め込まれている文章から正誤を拾えばよいだけの問題

 

③磁気浮力不安定がこの中で一番難しそうな問題。

 アルヴェーン波ないしはアルヴェーン不安定を選ぶ問題。

 ただし4つ選択肢のうち、消していけばアルヴェーンだけ残るので、他の選択肢を確実に理解していれば選択できるという問題

 

④太陽系惑星はテキストの範囲外なので、独自に勉強しなければなりません。

 ただし水星だとべピコロンボ計画、火星だとMMX計画があり、また惑星本体と衛星の知識は水星から海王星まで何周かして仕込まないとダメなんでしょうね,,,

 その中で磁場は重要項目なので、参考図書周回時に磁場に気を付けていれば答えられる程度の問題です。

 

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 天体の磁気は、正式には磁気流体力学と呼ぶようですが、天文検定1級ではそこまでは勉強しなくてよいようです。

 このベクトルで繋いだ式を見ると、

 磁気圧勾配からはB^2/2μ0

 磁気張力からB^2/μ0

 が出てきます,,,なんだ随分と似ているなあ,,

 しかも磁気エネルギーはB^2/2μ0なんですよね。

 

 テキストでは磁気圧勾配と磁気張力、そして磁気エネルギーが名前が出て来る程度で、それ以上の記載はありません。

 だからというか、①~④程度の問題にしかならないのでしょう。

 

 第5節「天体の磁場とその性質」で5ページ分。逆に言えば5ページしか割かれていないので、そんなに詳しい説明はなされていません。

 

 今日は高校物理のクーロン力とローレンツ力を学び直しました。

 それぞれqE とかqvBなどの公式を覚えるわけですが、電子が受けるクーロン力は、電子が運動すると電流になり、という一本の式にまとまり、しかもよく見ると、F、E、v、Bは何気に太く書かれている,,,ベクトル表示。

 また「✕」という見慣れた記号がありますが、これは「かける」ではなくて外積記号。

 

 テキストではベクトルで表しても、今までに検定試験でベクトル表示の式は出たことはないので、「まあそのレベル」なんだということで、あまり深く突っ込んで勉強するのも、検定合格という意味ではやりすぎなんだ,,とちょっと磁界、否、自戒の念。

 

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 H3ロケット8号機の打ち上げ失敗経緯

 飛行状況がコンパクトにまとまった図

 上図部分拡大

 衛星と2段目本体を連結している部分、図ではギザギザ線になっていますが、この部分が損傷破壊。

 説明によるとフェアリングの分離開始直後に異常な加速度が観測されたようで、フェアリングに問題があったかどうかは別として、フェアリング分離が切っ掛けになったらしい。

 

 その後、1段目エンジンが停止し、2段目を押す加速度が無くなった時点で、衛星本体が2段目から離脱したという状況のようなので、最初の異常加速度が発生した時点で、衛星部と2段目は物理的に切断されていたようです。

 

 最初の図でギザギザになっていた場所

 具体的には衛星分離部とバルクヘッド部辺りが破壊の第一段階のようです。

 その後、衛星部が2段目側を押し込み、第2段LH2タンク上部に配管されていた「加圧配管」が破損し、2段目エンジンの推力が無くなったようです。

 

 ただし2段目エンジン推力停止は2次的な破壊によるものなので、あくまでも衛星分離部あるいはバルクヘッドが今後の焦点。

 衛星分離部(PAF)これについては、H3ロケットで経済性を追求した箇所。

 検定試験の問題にも出たところですが、上記の状況説明ではこの場所か、あるいはこのPAFと2段目本体を繋ぐバルクヘッドに問題があったようです。

 

 このPAFには小規模な爆薬が設置されていて、電源が入るとパチンと衛星との接合ピンが切れる構造になっているようです、、、詳細不明。

 

 フェアリングの分離も、小火薬で爆発して連結ピンを外す構造になっているようで、火薬を使うこと自体は一般的なもののようです。

 

 この衛星分離部は、従来だと衛星個々にオーダーメイド的に製造されていたものを数個に集約したようで、その過程でちょっと無理したのか,,,

 仮にそうであれば、従来品に置き換えればH3ロケット計画中断も短くなりそうですが,,,さて、どうなるか。

 

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 今日はタイ東部は曇り空,,,今日はゆっくり寝られそうです。

 ちなみに昨晩は数時間おきに空を眺め、徒労。

 

 

 

 

 

 メーザーについてはテキストであまり扱っていないのですが、過去問では何度か見ているので、まとめておきたいなと思う言葉,,

 

 以下は天文学辞典からの抜書き。

 試験問題としてはメーザーを発する分子は何か?というものがあり、答えは中段辺りある分子が選択肢に出てきます。

 

 ではそもそもメーザーとは何か?

 ちなみにレーザーはLight Amplification by Stimulated Emission of Radiationで、先頭の言葉が違うだけ。レーザーが光であるのに対してメーザーはマイクロウェーブということで波長が違うだけで物理現象としては同じもの。

 

 ここでのキーワードは誘導放射と反転分布。

 誘導放射を作り出す天体の構造があり、そこでは反転分布という現象が起きているようです。

 

 上下2本の線が書かれていて、これはエネルギー準位を示すもの、上の線がエネルギー準位の高いところ。

 

 左のaは上の準位に電子が少なく、下の準位に電子が多い状態で、これが通常の状態です,,,すなわちエネルギー準位の低い準位に電子があるのが通常状態。

 右のbは高いエネルギー準位に電子が多い状態。反転分布は別名逆転分布,,,まあ言葉の通りです。

 ここまで読んできて、「励起温度は負となる、このため反転分布は,,,吸収よりも誘導放射の効果が顕著となるため、メーザーやレーザーが発生する」とあります。

 単純に、エネルギー準位の高い位置に電子があるので、ちょっとした刺激で低い準位に移る自然放射が起こりやすい,,,ということで当面はいいのかな?

 

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 ここまで読んできて、メーザー放射はどういう天体で利用されているか?

 以下はAIに聞いたメーザーの天体観測での利用

 

 メーザー(Maser)は、天体から放出される非常に強い特定の周波数の電波で、主に若い星や年老いた星の周辺、活動銀河中心核などで観測され、天体までの距離測定(年周視差)、銀河系の地図作成、星や惑星系の起源(形成過程)解明、高温ガスの状態解析などに利用されます。特にVERAのような超長基線電波干渉計(VLBI)では、高い精度でメーザー源を観測し、天体の運動や銀河構造を詳細にマッピングするのに不可欠です。

 

・超長基線電波干渉計(VLBI)による高精度観測

 VERA(日本)などの施設で、地球規模の望遠鏡ネットワークを使い、大気の揺らぎを補正して、ミリ秒角レベルの非常に精密な位置測定を行います。これにより、地球の公転による年周視差を測定し、天体までの距離を正確に測定します。

・天の川銀河のマッピング

 数千個のメーザー源(水メーザー、SiOメーザーなど)を観測し、天の川銀河全体の構造や星の運動を精密に計測します

 

・星形成領域の研究

 生まれたばかりの若い星(原始星)の周辺で発生するメーザーを観測し、星がどのようにガスや塵を巻き込みながら成長していくのか、その形成過程(起源)を解明します。

・年老いた星(赤色巨星など)の研究

 年老いた星から放出されるメーザーを観測し、恒星の進化終盤の状態や、星間空間に物質を放出するメカニズムを研究します。

 

・活動銀河中心核(AGN)の研究

 銀河の中心にあるブラックホール周辺で発生するメーザーを観測し、高エネルギー現象や銀河の進化との関係を調べます。

・高温ガスの状態解析

 メーザーは特定の分子が非常に高いエネルギー状態にあるときに発生するため、その観測からガス温度(数千度以上)、密度、運動状態などを特定できます。

 

メーザー天体の特徴 

  ・レーザーのマイクロ波版であり通常の電波より桁違いに強い輝度を示す。

・ 水分子H2O、一酸化ケイ素SiO、水酸基OHなど、特定の分子が反転分布状態(エネルギー的に高い状態)になることで放出される。

 ・放射している分子の温度(数百~数千K)よりはるかに高い輝度温度(10^7 K=1千万度に達することも)になることもある

 

、、、、一生懸命につぎはぎしてまとめたけれども、AIの取りまとめでいいみたいです。

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 試験勉強的には

 ・メーザーの発生機構 例えば、誘導放射、反転分布など

 ・メーザーを発生する分子

 ・メーザーで何を見るか

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 新月なんですが、中国大陸の寒気団が弱まり、ビルマ方面からアンダマン海の湿潤な空気が入ってきてタイ中部東部は濃霧。

 今晩は,,,というか今晩も、ベランダからDWARF3で見るくらいかな,,,

 

 19時現在、ちょっと強めの風があるためか、靄なし。透明度あり。

 ただし雲があって星が見えない状況。

 これから仮眠して23時ごろにアラームを設定するのなか,,,という感じです

 自己採点では83点でしたが、どこか1点は最後に答えを変えたかな?

 ともあれ正味3週間の2級のお勉強にしてはまあまあでしょうか。

 

 これで私も晴れて「銀河博士」 

 なお1級合格者は「天文宇宙博士」なのでこれを目指します

 

 先週までの太陽系のお勉強を完了して、今日から新しいテキストの使い始め

 2級合格の知らせを待っていていたのですが待ちきれずに使い始め済み

 第4章まで完了した時点で合格の報

 

 試験は6月なので、あと5か月間、使い始めのタイミングとしてはいい頃合い

 

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 先週は、放送大学印刷教材2冊に目を通して、後半「太陽と太陽系の科学」を1度2度と目を通し、取り纏める必要を感じた項目のリストを作り、順次取り纏め

 

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 国立天文台からいただいた図

 

 いわゆる彗星の尾には、イオンの尾とダストの尾があります。

 

 以下私なりの理解なので、間違えていることもあるかとは思いますが,,,

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 分かりやすいのはイオンの尾。

 太陽方向から太陽風がやってきます

 太陽風は陽子、電子などの電荷をもった「風」

 いわゆる太陽風は秒速数百~千㎞/秒という高速

 彗星の核に衝突して、核の一部を破壊してプラズマとなってそのまま突き抜けます

 猛烈な速度なので、イオンの尾は太陽と彗星を結ぶ線上後方に出ていきます。

 

 一方、ダストの尾は…

 太陽風による破砕と太陽光による加熱により、微細成分が核後方に出ていきます

 彗星自体の速度は数十㎞/sなので、彗星本体から分かれた微細成分の初速も

 多分この程度の速度で彗星本体に追従すると思います。

 

 案① 相対論的効果によりやや前方から太陽光を受ける

 公転する粒子は仮に太陽中心の円運動をしていたとしても、光速は有限であるため、公転する粒子から見ると太陽からの放射は完全に動径方向(横方向)ではなく、やや前方から受けることになり、これにより太陽光は粒子にとって抵抗として働く。

 

 案②太陽光を受けた微細粒子は進行方向に光を放射してブレーキを掛ける

 微細成分は太陽光を浴び、加熱され発光する。発光は等方的,,,輻射になる。

 粒子が発光すると進行方向に放射される光は進行方向にブレーキを掛ける

 輻射抵抗といい、いわゆる逆噴射と同じようなもの

 

案①は天文学辞典によるもの 案②は今まで私が見聞してきたもの

 

 これはポインティングロバートソン効果といい、この効果により粒子は角運動量を失って軌道半径が徐々に減少し、やがて太陽に落ち込む。

 

 この度合いは粒子の大きさによって影響が異なり、大きな粒子はほとんど影響なし

 1μm~1㎜程度が顕著な影響を受け、角速度を失い太陽方向に落下していきます

 この際、粒子の大きさで受ける影響が異なるので、ダストの尾は幅広くなります

 極端に小さな粒子はそのまま太陽光に乗って、太陽系外に吹き飛ばされます。

 

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 太陽系最後の取りまとめとして、「衛星」についてざっくり取り纏め

 とりあえず、惑星の衛星についてはビジュアルな資料を見つけ、大きさに順序を付けたところ。さすがに1級なので衛星の大きさ比較問題は出ないにして、正誤問題に織り交ぜることはあるのなかと、とりあえずまとめました。

 多分数値を覚えるのではなく、月より大きい小さいとか、上表でいえば7番目くらいまでは大きさ順に言えるようにしておくんですかね,,,

 

+++衛星各論 

 火星にはフォボス と ダイモスの2つの小さな衛星があり、それぞれ「恐怖」と「混乱」を意味する

 小惑星帯から捕獲されたものか、火星形成時の巨大衝突で生まれたものか、起源はまだはっきりしていない。

 フォボス: 火星に最も近く、火星の赤道面を周回し、西から昇って約4時間で沈む。火星の重力でゆっくりと落下しており、数千万年後に破壊される可能性も。

 ダイモス: フォボスよりも遠くを周回し、月のようにゆっくりと昇り沈む。

 JAXAは、火星衛星の起源解明を目指すMMX(火星衛星探査計画)で、2026年に探査機の打ち上げを計画。フォボスに着陸してサンプルリターンを目指す

 

 木星は現在97個の衛星がある。ガリレオ衛星すべては木星の重力で内部が加熱されている

イオ: 最も木星に近い衛星で、火山活動が活発。

エウロパ: 氷の地殻の下に液体の海があるとされ、生命存在の可能性がある。

ガニメデ: 太陽系最大の衛星で、内部に海を持つと考えられている。唯一固有の磁場を持つ

カリスト: ガリレオ衛星の中で最も外側を周り、表面はクレーターで覆われている。

 ガニメデ以外の衛星は木星磁場との相互作用で誘導磁場が発生し、オーロラがある

 

 土星は現在、太陽系で最も多くの衛星を持つ惑星で、現在274個。

タイタン: 土星最大の衛星で、窒素の大気を持ち、地球の水循環に似たメタンの循環(雲、雨)がある。

エンケラドゥス: 氷の地殻の下に液体の海を持つ可能性があり、間欠泉を噴出。メタンの循環が見られる

 氷の微粒集を噴出し、これが土星E環の主要な材料となっている

イアペトゥス: 2色の表面が特徴的な衛星。

ヒペリオン: スポンジのような不規則な形。

 

 海王星には現在16個の衛星が発見されている。

トリトン:海王星最大の衛星で逆行軌道を持つ。窒素とメタンの氷に覆われ表面に氷火山やクレーターがある。

 

 衛星については、内部構造と磁場が頻出。また潮汐など惑星との相互作用もでます

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 左下M46、右下M47、右上NGC2423

 2時間目標でDWARF3が自動スタックしたものが88枚(44分)

 完全に雲に隠れたものはDWARF3が自分で判断して削除していますが、

 Fitsを見るとまだ雲が残っていたので、M47周りに雲がかかっているものを自力削除

 そして55枚(23分半)残ったものの再スタック(メガスタック)

 DWARF3天文スタジオ自動処理後、Googleフォト

 

 自力削除して仕上げたFitsを見るとぐっと締まったような感じはしますが、まあ、星を見たという記念写真レベルですね

 M47 正方トリミング

 

 右端のオレンジ色がワンポイント

 この星、ステラリウムでNGC2422 9という表示になっていて赤色超巨星

 ちなみにNGC2422はM47の意味

 見た目の離角が随分と離れていますが、M47星団の中の早熟な星が赤色超巨星になったもの,,,という感じ。M47が平均して1600lyの距離で、この赤い星が1638ly

 

 これはこれでいいかな

 M46 画角中央に惑星状星団NGC2438をいれましたがボヤボヤですね

 前掲M47と同じサイズでのトリミングですが、雲がかぶっている分クリアではないですね,,,もう1回全ファイルを見直して雲を削除するのもなあ,,,今日はこれまで

 午前1時半に目覚め、結局DWARF3のみ稼働

 この時点で天頂付近に星が見える程度、45度以下には明瞭な雲もあり、、、

 タイ北部の山の中に入ると、夜の雲は非常に明確に見えます。

 星が隠れますので,,,

 

 パタヤだと雲があっても雲とは認識できません,,,特にこの時期、靄が出ているので靄と雲は見分けがつかず、全体的に白っぽく見えるだけですので。

 

 写真は午前2時半のもの。

 結構色濃い白雲が見えていて、数秒前まで木星が黒っぽい部分、コンドミニアムの際に見えていました。靄は少なそう。

 

 雲の隙間を狙って自動導入し、雲が出れば削除、雲が明ければ撮影とDWARF3を稼働すれば、もうひと品ほどはできそうですが、あきらめて撤収

 

 昨朝、朝4時、クリスマスツリー星団のDWARF3を撤収して、一息ついたところでYoutubeのお勧めに出てきた動画のタイトルをちらりと見て、ふと「ああそうか」

 

 量子力学のシュレディンガー方程式ついての過去問 

 この問題の初見の時、「手に負えないなあ」という感触

 そして、天文宇宙検定に量子力学の知識も必要なのかと。

 以降、私がやったことは、シュレディンガー方程式を理解しようと努力したこと

 

 もう半年近く前のことですが、

 まずはシュレディンガー方程式の導出を理解。

 これ以降、方程式の使い方をアレヤコレヤ。

 

 で、結局思ったことは「この式で何が分かるの?」

 この疑問は過去問での問いの根幹にかかわることになります

 

 いろいろと読んだ解説書をつなぎ合わせると、方程式は水素原子周りの電子のエネルギーとか運動の様子しかわからないということで、量子力学は「場の量子力学」を学ばないと広がりのある世界は見えないようです。

 ネットで拾った言葉

 量子場の理論は、空虚な空間が真に空虚な空間ではないことを示しています。宇宙は至る所に、それぞれが粒子の種類に対応する基本的な量子場によって満たされています。電子や光子といった粒子と呼ばれるものは、実際にはその基礎となる場における局所的な励起、つまり小さな波紋です。電子場は至る所に存在し、電子は、その場が特定の方法で乱されたときに現れます。この枠組みは、なぜ同じ種類の粒子が完全に同一であるか、そしてなぜ相互作用が直接接触ではなく場を介した過程によって起こるのかを説明します。力はエネルギーと運動量を交換する場から生じ、真空でさえ量子ゆらぎや仮想粒子といった測定可能な効果を示します。量子場の理論は特殊相対論と量子力学を統合し、素粒子物理学の標準モデルの基盤となっています。粒子を場の励起として理解することで、物質そのものを固体ではなく動的な構造として捉え直すことができ、宇宙の最も基本的な実体は、目に見えない量子場の連続的で相互作用するネットワークであることが明らかになります。

出典Physical Review Letters、Nature Physics、量子場の理論、標準模型に関する文献

 

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 さて本題の、「あれ?これも天文宇宙検定の問題なの?」と思う問題の「対策」

 分かればそれでいいわけですが、だいたいこういう問題って、パッと見て答えが思い浮かぶことは、私の場合、少ないです。

 

 以前にも同様の「あれ?これも天文宇宙検定の問題なの?」問題の時にも書きましたが、選択肢に着目すべきなんでしょうね。。。

 着目点はどの選択肢が一番「天文宇宙検定」らしいかということ。

 

 この問題の選択肢をざっと見て、「Hα輝線」が一番天文宇宙検定的な言葉だと思います,,,これ以外の選択肢はそもそも意味の分からないポジトロニウムも含め、天文宇宙検定ではあまりお目にかからない言葉のように思えます。

 

 そして、正解は「② 水素原子がHα輝線を放出すること」

 

 作問者の目線に立った時、仮に正解が「電子と陽電子がつくるポジトロニウムのエネルギー準位」だったとしたら、「なぜこんな問題を天文宇宙検定に出すのだ」と苦情が来ることを恐れるのではないかと。

 

 そしてHα輝線云々という選択肢を正解枝としておけば、なるほど、天文学を学んでいくと、こういうことも知らないとダメなんだなと、教育的な内容にもなる。

 

 まあこれが今朝4時に気が付いたことでした。

 

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 今晩は2台体制。

 奥側AM5にはHAC125DXを載せる予定

 南面ベランダに置いていますが、空模様によっては北天に移動して銀河観望。

 あるいは午前3時ごろからΦ150㎜を載せて南天銀河の輝線星雲狙い

 ,,,要はまだ計画ができていません

 

 手前はDWARF3の赤道儀架台。

 深夜スタートであれば天頂方向で赤道儀仕様

 午前3時スタートであれば、昇る南天銀河で経緯台仕様

 ,,,こちらは空の状況次第

 とはいえ、余りスッキリとしていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 平均運動共鳴

 ある天体の周りを公転する2つの天体が互いに重力を及ぼし合う結果、両者の軌道が変化すること。

 

 まあよくわからない言葉ですが,,,

 これは火星と木星の間にある小惑星の位置を示したもので、中心に太陽があり、左下に木星があり、太陽と木星を結ぶ線がなす正三角形の頂点がL4とL5というラグランジュポイントになっていて、ここが安定した位置となるため、それぞれトロヤ群、ギリシア群と名付けられた小惑星群があり小惑星が集まっているというもの。

 

 木星の質量は大きく、これによる重力の影響が巨大なので、木星の近くを運行する小惑星は引き寄せられたり弾き飛ばされたりして、片寄せられ軌道が乱れます

 トロヤ群は木星の運行に先行するように動き、木星の軌道上にありながら木星と同じ公転角速度で回ることにより、木星との衝突が避けられているもの。同様にギリシア群は木星と同じ速度で後ろからついていく一群の小惑星のこと。

 トロヤ群もギリシア群も木星と同じ速度なので1:1の速度比率。

 

 またヒルダ群はL3ラグランジュポイントに位置し、木星から見て太陽と反対位置にありながら、公転半径が内側に寄せてあり、公転速度の比が、2:3(ヒルダ群が比率2)。これら3群は、「平均運動共鳴」により軌道が安定化したというもの。

 

 他方、平均運動共鳴によって不安定軌道になり、その領域に小惑星がない,,,という状況もあり、これは発見者の名前を取って、カークウッドギャップと呼ばれています

 これは軌道長半径ごとに小惑星の個数を計測してグラフ化したもの

 山と鋭い谷が見られます。

 一見、小惑星帯という宇宙空間に乱雑に廻っているようにみえる小惑星も、軌道長半径によっては木星の重力の影響を受け軌道が不安定化するため、共鳴する位置,,,4:1、3:1、5:2などの整数比となる長半径位置に小惑星が存在しない(弾き飛ばされて存在しなくなる、グラフの谷)という状況になるようです。

 

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 小惑星については、地球周辺の小惑星についてもいくつかの分類があり、

  イトカワ、リュウグウ、トリフネはアポロ群

 はやぶさ2の拡張ミッションが公表されているので、これにも注意

 以下、JAXA資料の要約

 

 「はやぶさ2」は2020年にC型小惑星リュウグウ から表面物質を地球に持ち帰ることに成功。元素や鉱物、アミノ酸を含む多種類の有機物が確認され液体の水も発見。

 現在「拡張ミッション」として継続して運用。

 2026年7月5日に小惑星トリフネ(2001 CC21)近くを通過して観測するフライバイ探査を予定。衝突しないギリギリの距離まで接近するPlanetary Defenseのための技術実証を計画

 最終目的地の小惑星1998 KY26に2031年に到着(ランデブー)して、探査を行うことを目指す。直径数10m自転周期10分という高速自転小惑星(Fast Rotator)

 

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 『天王星には「42年間の昼と42年間の夜」という極端な現象と、「約17時間ごとの通常の昼夜」という両方の昼夜サイクルが存在する』

 パッと読んでもよくわからず、ネットで画像検索すると下図が出てきました。

 天王星の自転軸は98度傾いています。

 

 この図を見るとよくわかり、

 3時方向は北極がずっと昼間、南極は夜

 9時方向は南極がずっと昼間、北極は夜

 12時と6時方向は自転に従って昼夜が交互に訪れる

 

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 DWARF3 赤道儀仕様

 30秒gain60デュオバンドフィルター

 4時間目標で実質2時間20分ほど

 後半は雲と地上景

 

 思いのほかというか、パタヤでクリスマスツリー星団(星雲)が撮れると思いませんでした。

 

 実は失敗というか、前回以前の不具合が発生していて、

 撮影段階の不具合と仕上げ段階の不首尾。 

 クリスマスツリー部分は赤い星雲にガーランドライトが付いていて、

 これがクリスマスツリー星団

 

 キツネの毛皮星雲は、このサイズではちょっと無理そうです

 

 

 まずはAIに聞いてバカにされたお話

 この解説によれば、太陽では「炭素や酸素」を作り出すことはない,,,水素がヘリウムに変換されるのみ、がとなっています。

 

 しかし、1級テキストの星の進化図では、

 「M<8太陽☉ではC+Oの核ができて、惑星状星雲に移る」という図になっています

 また、

 「M<0.46太陽☉ではHe中心核のまま外層が霧散して白色矮星になる」としています

 

 私ら受検生は「テキストが正解」で、テキストの図を信ずればいいわけですが、

 更問いするとこういう解説に変わります。

 無事に1級テキストが解説するように、太陽内部のヘリウムコアが炭素酸素に核融合されるとあり、まずは一安心。

 

 ただしこの辺は学説なのか研究の新旧なのかで次のような図も出てきます。

 この図を見ると太陽質量0.08-4倍,,,すなわち太陽も含まれますが、中心核はHeのままで赤色巨星→外層の流れだしと読み取れる図になっています。

 

 ともあれ、週末ではあり、2級合格?の通知もまだ来ず、太陽系絡みの整理を粛々としているところ,,,

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 小惑星は一番縁遠い太陽系の天体かも

 リュウグウとかイトカワは、私の場合、同時代性がないというか,,,

 多分、日本にいればTV視聴で盛り上がったのかもしれませんけども

 

 小惑星のスペクトル分類というのがあるらしく、C型小惑星リュウグウとかS型小惑星イトカワという表記がよくあり、上表を見るとスペクトルで物性も分かれるようなので、分類系は試験問題的に出そうなニオイ。

 

 ともあれ、小惑星については何が出るか,,,でない可能性の方が強いですが。

 また冥王星など準惑星も小惑星番号が付いていていますが、準惑星は別途取り纏め

 

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 第15回試験より、

 ちなみにこれは難問というか、一種の悪問でしょうね。

 文中、絶対等級の定義が書いてありますが、

 「半径」と「アルベド(反射能)」で比較するのでしょう、、、

 

 ケレスは1801年1月1日、19世紀最初の日に発見された「小惑星(当時)」

 冥王星は1930年、間違えて発見されてしまった,,,かつての惑星

 エリスが発見されたことで結果的に冥王星が準惑星に降格したもの

  エリスは一時第10惑星に擬せられた

 セドナもエリス前後で発見された小惑星

 

 多分ここまでは何となく一般常識なのかなとは思うものの、これ以上の知識は、私にはありませんでした。

 

 検討すると、

① ケレスは随分前に発見されながら惑星に推挙されなかったことを考えると

 あまり大きな星ではなさそう。

②エリスが第10惑星の候補になったということはエリス>セドナなのだろう。

 

 ということは、冥王星とエリスを比較すればよろしい,,,

 でも、どう考えてもここまでです。

 

 解答解説を見ると、

 冥王星の半径は1188.5㎞、、、冥王星は探査機が飛んでいるので半径は詳細までわかっています。対してエリスは1200㎞、遠くから見ているだけですから精度はこんなものでしょう。

 半径が同じならあとはアルベドの比較。

 

 同じく解答解説によれば、アルベドは冥王星が0.6程度、エリスは0.86。

 ここまで見ればアルベド(反射能)が高いエリスの方が絶対等級は明るそう。

 

 正解はエリスなんですが、この問題、分かる人いるのかな?

 

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 バンコク中心部で驟雨、強風とのこと

 

 現時点でのパタヤは目立った雲はないものの、すきっとした空ではない状況

 今晩も23時ごろまでは勉強をしながら待機。

 

 

 

  

 

 

 

 第18回、一昨年秋の試験は11月17日実施で、1月15日結果発送

 第20回、前回私が受けた2級試験は11月16日実施で、1月中旬発送予定とのこと

 何となく終末金曜日辺りには発送されたんじゃないかな,,,と結果心待ち

 

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 実はあまり太陽系天体について過去問総覧していなかったなと反省。

 

 一つには放送大学印刷教材「太陽と太陽系の科学」を読了して、ちょっと「惑星づいて」いて、ふと思うと惑星/小惑星に関する過去問分析をやっていなかったな,,,

 

 「やっていない」というのは、太陽系は1級テキスト範囲外であり、大した問題は出ていなかったなと、ちょっと軽視していました。

 

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 過去6回で計17問出題されているので、平均約3問/回

 問題数40問ですから、そこそこのボリュームであり、仮に簡単な問題とするのなら落としてはダメということ,,,

 

 出題は惑星から6問、月から4問、その他太陽系から4問、天文時事3問。

 個人的には下記を出題予想

 ・MMX絡みで火星の話題

 ・べピコロンボでのMPOとMIOの探査計画あるいは水星の磁気

 ・アルテミスが始動するので月の話題、特にアルテミス計画そのもの

 ・3I/ATLASで軌道偏心率、恒星間天体の特徴、3IやATLASの意味 

 

  上記「予想」はすべて「天文時事」絡みなので、ここ1年半程度は要チェック

 

 でもまあ、予想は予想として惑星と小惑星は「太陽と太陽系の科学」をベースに別途真面目に取り組むべきだなと思っているところです。

 

 過去6回分の分析

① 惑星に関する設問 6問

 MMXとかべピコロンボ絡みで水星/火星の話題が比較的多め

・固有磁場の有り無し 易

・磁場/磁場圏の特徴 易

・火星の軌道エレベータ 易

・火星と日本人の関わり 中

 sahekiクレータ、西郷星、日本の火星探査など

・惑星が形状を保つ理由 難

・各惑星の諸元 中

 問題ではグラフの横軸縦軸の諸元を問うもの

 自前で作成したもの

 絶対値を問われることは多分なく、地球との比較を問われると予想

 水星は小さいけれど密度は地球並み

 金星は地球との双子星で質量半径単重ともすべて若干地球より小さい

 火星は質量が地球の1割、半径半分、単重も地球型岩石惑星としては小さい方

 木星は地球の300倍以上の質量、半径は約10倍,,,ガス惑星だから単重が小さい

 土星は地球の100倍の質量、半径は約10倍、単重は小さく水に浮く

 

② 太陽系に関するいろいろ 4問

・スノーラインについて 易

・恒星間天体の名前 易

・ケレス、冥王星、エリス、セドナの絶対等級の一番明るいもの 難

・太陽周回塵に対するポインティングロバートソン効果 難

 ポインティングロバートソン効果は知らないと解けないようで正解率は5.9%

 私も初見では✕ 多分できた人も鉛筆コロコロでは?

 

③ 月に対する話題 4問

・アルテミス計画 易

・SLIMに関する正誤問題 易

・SLIMの正式名称 易

・インドは何番目の月面着陸国か 中 

 ,,,全て月探査計画絡み

 

④ その他、年号入りの「天文時事」 3問

・輪が発見された太陽系外縁天体名称 易

・JUICE/木星氷衛星探査計画の最終目的地 易

・土星の輪消失に関する正誤問題 中?

 

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 記事をここまで取りまとめてみて、やはり太陽についても見てみよう,,,と。

 

 太陽に関する問題は過去6回の試験で4回登場

・太陽風パーカー解のグラフ 易

・太陽表面近くの温度分布グラフ 易

・太陽コロナの記述正誤 易

・太陽表面磁気浮上 中~難

 「中~難」としたものはテキスト不掲載。

 4択なので絞れるといえば絞れまけども。

 

 テキスト中心+天文時事の従来の試験勉強方針の方が、合格するということならいいんでしょうね。

 大学受験などで参考書をとっかえひっかえやるよりも、一冊集中の方が確実とされますが、それに近いのかもしれず、新しい教材に手を伸ばすのは悩ましいところ。

 

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 結局昨晩の機材設置は失敗で、カリフォルニア星雲は最初の30分は撮影できたものの、その後約1時間は廂を写していたようです

 60枚30分は写真として残っていたものの、星が随分とずれ、結局10数分の成果

 それでも星大き目です

 こちらは午前2時過ぎからのバラ星雲

 FRA400+レデューサ,,,全くダメですね。

 途中から雲が出て撤収したのが正解。

 高さがちょっと足りない ここで撤収

 放送大学印刷教材を読了

 今回、2冊を購入して読みましたが、最初の本はほとんどが天文宇宙検定1級のテキストの範囲と被るので、「別の言葉で勉強し直す」というという感じでした。

 啓発されるところは幾多もありましたが、再読するとしてもしばらく先かな,,,

 

 今回の太陽,,,は、太陽はテキストと被りますが、太陽系はテキストにない内容。

 ある面、新鮮でした,,,

 というのも、今は1級の勉強をしていますが、11月の試験前は2級の勉強をしていて、2級テキストには太陽系が出てきます。

 これは火星にある太陽系最大の火山、オリンポス山

 高さ22-25㎞(22000~25000m)、すそ野の直径550㎞

 

 2級のテキストを見ていたのは試験2週間前だったので、惑星の地形の名前を覚える程度でした,,,そして今はほとんど忘れていますが、今回の「太陽と太陽系の科学」を読んでみて考えると、なぜオリンポス山のような巨大な山ができるのか、よくわかりました。

 ひと言でいうとプルームテクトニクスで噴火口が動かないからなんですかね。プルームだから高い火山ができるとは書いてはいませんが、まあそうなんでしょう。

 

 惑星や小惑星も面白いなあ,,,と。

 より深く調べてみたいとすると、Newtonとかサイエンス、あるいは「シリーズ現代の天文学」などの最先端の本を読むくらいしかないのですが、結構大変だな,,,

 購入するとすると、Kindleで買える「現代の天文学」になりそうです。

 

 いろいろ考えた結果、一番手っ取り早いのは昨日読了したこの本を再読すること,,

 メモしながら「太陽と太陽系の科学」を再読。

 当面これを深掘りしようと思います。

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 しばらくぶりに夕方時点で雲無し

 といって、夕方からだと南天-西天方向にめぼしい天体はないので

 北天展望台で組んで赤い星雲

 このまま24時ごろまで赤い天体を撮影して、その後、HAC125DXで銀河を狙う予定

 

 何日か振り、かつ機材を変えてセッティングすると写真を見ると問題点多数

 現地だと組むのに忙しく、一旦組むと「マッ、いいか」としてしまうのが人間として弱いところ。

 写真を見ると、三脚高すぎ。手すりを回避すればよいのに30㎝ほど高め

 DWARF3の位置が高いと庇との干渉が増えるので、DWARF3は手すりギリギリで設置すべき,,,でした。

 また三脚を縮めればそれだけ手すり側に寄れますし。

 

https://www.astro-testorg/other/6020/

 

 問題の詳細は上記から見てください。

 私の質問はHα線の自発遷移(自発放射)に関するもの

 

 私の質問をちょっと改変したものになっています

【質問】
① 問題文ではHα線とあるが、図がライマン系列のように思える
② Hαの遷移確率であればの10の7乗オーダーでないか?
③仮に回答のように10の8乗であるとすれば、これはライマン系列の2⇒1の確率ではないか?
 Atomic Transition Probabilities Volumeを参考にしました

(補注、Atomic、、、はエネルギ準位に関する権威あるデータ集です。ここに10の7乗オーダーの数値が記載されています)

 一級テキストを読み込んでいるという点において、日本広しと言えど私以上の人間はいないと自負しています,,,

 またエネルギー準位は、ちょうど「ライマンαの森」を勉強していたころなので、ちょっとした書き方のズレも気になってしまいました。

 

 さらに言えば、私が天文を再開してから、天文学を勉強し始めたきっかけが、この「Hα線の自発遷移(自発放射)」でした。

 

 オリオン大星雲のHⅡ領域が紫外線で上の準位に遷移するのは理解できる。

 しかし赤く光るのは下の準位に戻る時のこと(問題文での自発遷移)。

 どのくらいのタイミングで下の準位に戻るのか?が。私が抱いた疑問でした。

 

 本問の回答だと③ 108 s-1

 1秒あたり10の8乗回、すなわち1秒あたり1億回という確率なので、

 紫外線照射を受けて上の準位に行っても、瞬時に低い準位に戻るということです。

 それだけ上位の準位が不安定であるということになります。

 

 低い準位に戻れば、いつでも紫外線でまた上の準位に飛び出せますので、

 結果として、赤いHαの光が連続的に発せられることになります。

 

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 ちなみに、シンクロトロン放射の問題は全問正解になったようです。

 私も問題一読、この問題おかしい,,,でもこれはすぐ間違いだとわかったので、わざわざ確認する意味もないとして放置していたと、実際に1級を受検した人が質問したようです。

 

 問題は「シンクロトロン放射についての正しい記述」を選ぶというもの。

 1級テキストを読んでいれば選択肢1番の

 「 シンクロトロン放射はべき乗スペクトルにならないこともある」は間違えで、「シンクロトロン放射はべき乗スペクトルにしかならない」はずですが、解答はこれが正しいとのこと。他の選択肢は明らかに間違っていそう、,,

 

 結局、検定委員会の判断としては、「1級テキストが間違えている」ということで、テキストは正誤表で対応し、「受検者全員を正解とする」とのこと。

 

 潔さは評価しますが、問題を出すのなら、自分たちがまとめたテキストと齟齬がないかくらい確認してもらいたいものです。

 複数の著者でテキストは出来上がっていて、その著者が試験問題を作っているわけではないはずなので。

 

 今回はみっともない誤字脱字はなかったようですが、受検する側は高い金を支払って、半年1年それ以上と時間をかけて勉強しているわけですから、もうちょっとまともな体制で試験問題は作ってほしいものです。

 

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 昨晩も靄が強く、夕方段階で見える星はゼロ

 23時まで惑星の勉強をして、その時点で天頂に見えていたオリオン大星雲

 ちょっとベタな対象ですが、一昨晩、バラ星雲でちょっと失敗気味だった点がどれだけ改善できるかの確認作業を実施。

 ちなみにバラが出て来るのはまだ2時間以上先。

 M42 オリオン大星雲 15秒✕862枚(3時間35分) 目標は4時間10分

 工夫した点として、

 ・風が少々あったため揺れの影響を防ぐため昨日来の30秒/枚を15秒に短縮

 ・通常電離水素をより際立たせるためHα線フィルターを使いますが、

  昨晩は幅広い領域の光を透過させるフィルター(天文フィルター)に切り替え

 ・赤道儀はこれ以上にないくらい、ビシッと精度よく合わせました

 

 結果、一昨晩バラ星雲で生じた星ズレは端の方まで見てもなし

 赤道儀のズレで四周がザワザワになりますがこれもなし。

 仕上げの差

 冒頭の写真と同じ画角です。

 星雲の広さを際立たせる形の仕上げ。

 一度このように仕上げてしまうと、これが「正」のような感じになります。

 望遠鏡の画面はあくまでも前の写真なので、ここまで仕上げていいのか

 ,,,という反省も少々

 ちょっと中心部が白飛びしていますが、今回はこれが目いっぱい。