これは前回のメーホンソン星見遠征での写真
SE120鏡筒+AM5赤道儀+PE200ピラー+インノーレルRT90CG
見た目の懸念点として
・高さ200㎜の延長筒が重心を上げている
・カメラ用三脚ゆえに足の広がりが少ない
現地ではウェイトバックにバッテリーを入れていますが、バッテリー自体はちょっと軽め、、、ウェイトバックをもう少し下側に付けられれば安心度も増すような感じ
という中、既報の通り、2代目のAM5を購入済み(日本留守宅に到着済み)
これはメーカの写真を並べたもの、見るからに安定度は右側のZWO純正の方がありそう。ちなみにZWOもウェイトバックはin the Boxです。
現時点でEdgeHD800が最重量鏡筒で込々6.5㎏前後。
現在発注中の140APOだと重量が10kgを越える形になり、冒頭の写真だと大いに不安になります。
ということで、AM5-2台体制時の運用案として、
① 140APO(EdgeHD800など)+AM5赤道儀+PE200延長筒+ZWO標準三脚
② SE120(FRA400など)+AM5赤道儀+PE160延長筒+RT90CG
なお自動車での移動で遠征に向かう場合にはSA-GTi用に2㎏のカウンターウェイトを2個持参しているので、これをウェイトバックに入れることも考えています。
インノーレルのカメラ三脚の不利な点を書いていますが、バルコニーでの観望では三脚の開きが狭い方が有利なので、水ペットボトルを三脚に括り付けるなどして耐転倒性を高めた運用は行っていくつもりです。
なお安定性の計算ですが、鏡筒と100%バランスするカウンターウェイトを用いない限り左右でのアンバランスが生じ、脚が張る底面の正三角形に対して鏡筒がどの位置に来るかという平面的な問題になるわけです。
概略計算では仮にインノーレル三脚を用いたとしても、140APOの転倒安定性は問題ないという計算結果になっています。ただしここでいう「問題ない」はあくまでも私が想定する使用状態での静的なお話で、望遠鏡に寄り掛かるなど水平力を掛けた場合の安定性とは異なるので、実際にはZWO三脚+補強型ピラー+AM5に140APOを載せて、水平的にどの程度不安定なのかを確認し、必要であればカウンターウェイトを増設するとか、ストーンバックに荷を載せるなどの対応が私の場合においても必要となります。
補)望遠鏡の転倒安定性は各人の使用状況でOKにもなりOUTにもなるので、上記私の検討はあくまでも私が想定する条件ではというもので一般化できるものではありません