story5

 

ガラガラガラガーン

 

また、あの道を戻るのかい??

天井の照明がいくつも過ぎて行く〜

 

またカテーテル検査〜ガーン

ビビりまくったけど、今回はそんなに

痛くなかった。うん、これなら大丈夫。ショボーン

 

 

結局のところ、

心臓の血管が破れていたのですが、

乖離って言うやつ。

 

なかなか本当に珍しい病気らしく、

何とま、34万人に一人の産褥性心筋症。

 

そしてさらに珍しい冠状動脈乖離。

初めて聞いた冠状動脈。

 

環状線なら知ってるけど、、、❓

 

先生達は更にバタバタし始め、、、

 

どうやら一刻を争う緊急事態、

 

連絡つく?

連絡して!と先生がまな板の上の私に、、

 

いやいや、先生、私今携帯持って無いし、

病院の電話貸してくれる??

 

私まだ台車の上ですよ〜、、、

 

しかも、

平日夕方だし、子供も幼稚園だし、

実家の母が家で赤ちゃんのお世話しているし、

パパ出張で子供幼稚園に迎えに行ってから

夕方来る予定だし、、、

 

色々言って見るが、

 

向こうでは、「同意書!同意書!」

 

あんまり聞いてないや〜ん!

 

で、同意書にサインして!って言うけど、

 

私もうペン持てないっす。

 

あれ?  先生が言ってる事がボヤンボヤン

って聞こえます〜。

 

先生〜、何言ってるかわからないっす。

 

力が出な〜いっ、、、

 

アンパンマンの顔がくしゃくしゃになった

時のように力がでなーい。

みたいな感じ。

 

何書いてるか分からない字で同意書にサイン。 

 

後数分しか待てない!

っと先生同士で話してる。

 

パパに連絡ついたのかい?

 

待ってるのかい?? 

 

声は出ない…

そこへファインプレーで主人と

息子がやって来た!!お願い

 

1分くらいだったけど、その顔を見て、

泣けた。 笑い泣き

 

あー、まじでヤバイんだ。

 

君たちに、赤ちゃんに、

もう会えないかもしれないのかい?えーん

 

「頑張って!」と送り出されたけど、

やっぱりまな板の鯉だった。

 

手術前でも出産後すぐだったので

ママホルモンが出まくり。

 

手術をする際に、邪魔な母乳を絞り出す

作業。

 

これをされている間がこれまた辛かった。

 

「オッパイあげれるの?」と聞くと、

 

「薬を体に入れるから諦めてもらわないと

あかんかな。」って。

 

 ガーーン・・・ ガーン

まだ1週間もあげてないんだけど、、、涙。

 

そうなんだよね。そんな場合やない。

死ぬるかも知れないのよ〜わたち。

 

だけど、ホルモンがーそうさせるのよ~!!

 

漫画みたいに手術のライトが眩しくて、

言われた通りに数を数えてたら、、、

 

落ちた。

 

Story6へ、、、つづくのだ。

 

Story6 入院生活