スピーカー修理日記 -80ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

LE8T-1

le8t13 20cm

先日からのユニット、LE8Tとはかなり違いがあるのがハッキリしてきた。

まず興味深いのはコーンの違い、左下の写真でわかるようにサンドブラストも無い紙コーン2115に近い。コーン重量がLE8T(15g)に対して8gと非常に軽い。(重症はコーン・ダンパー・ボイスコイル総重量)ちなみにローサーでも6gほど!

LE8T LE8T-1

145   141   コーン径(mm)
25.5   23    コーンの深さ(mm)

とフレームの深さの違いでコーン径や深さまで異なる。

磁気ギャップは同じようだが、センターに対してゆとりがある気がして、コイルの厚みを測定

0.8mm 0.7mm(LE8T-1)と差は大きい。

LE8Tになり大パワーに耐えられるように太くなっているようだ。

依然わからない事だらけのユニットだ!

JBL LE8T(左) & LE8T-1(右)

le8t12 20cm

昨日ご紹介したユニットですが、LE8Tもあったので比較してみました。エッジ交換修理の為、ユニットの掃除をして行くうちに色々な相違点が見えてきました。

・写真右下のようにコーンの裏にダンプのスポンジの有無。JBLの中でD130を代表するようにメタルセンターキャップは数台ありますがダンプスポンジで高域をコントロールしているのはLE8Tだけである。
・写真左上フレームの研磨無し。まるで試作のようなフレーム、よくよく見ると裏から見ると端子もとりあえず付いている(写真右上)感じ!

・フレームやエッジ・メタルセンターキャップの塗装は後から施されたようで、剥げかかっていたので掃除の段階でオリジナルに近くなるように塗装を落としました。

このユニットまだまだ奥が深そう!おかげさまで1ヶ月前にアクセス10,000件突破したはずが、本日中に12,000件を超える勢い。

JBL LE8T-1

le8t1 20cm

LE8Tでは無さそうです。正面から全体にペイントされエッジからメタルのセンターキャップまで塗装されています。裏から見るとLE8T初期と同じ黄色のゴム系エッジ!エッジの押さえゴムの無い、フレームの堀も深い!フレームの色も変だし?これは一体何物なのでしょう?改造されたものでは無さそうだし!

LE8T以前のモデルLE8はダブルコーンでフレームの塗装などはLE8Tと同じはずだが、何方か御存知の方はコメント下さい。

JBL 2215

2215recone 38cm

2215が純正コーンと共にリコーン修理に来た、何も問題ない修理のはずが、長期保存の為かコーンが微妙に変形している。不用意にコイルを触っているとよくある事だが、修正後の取り付けになりました。

2215と言えばLE15Aと同等機種であるが、この2215にはウレタンエッジ意外にこのギャザードエッジもある、コーンを見る限りエッジだけではなくコーンも別物!ウレタンエッジの着いたものはコーンも分厚くfoは25Hzである、このクロスエッジはコーンが柔らかく薄い、装着後のコーンの動きは重くfoは35Hzでした。

marantz7T

marantz7t

これは珍しい正面から見る限りどう見てもmarantz7ですが、球ではなく石が付いている。何が珍しいって基盤を使用せずここまでの空中配線はQ氏も始めて見たそうです。このアンプは真空管に変わりトランジスタにした物で今回はトランジスタ4個交換とボリュームのガリなど接点不良の改善でした。使用されているトランジスタはソケットを使用している(写真上部中央付近、斜めに3つ並んでいる)

EAS-20P61SB

EAS-20P61SB 20cm

型番から見て松下のスピーカーではないでしょうか、JAZZのLIVEハウスで使用していたのですが、音が出ない!コーンを外すと見事にボイスコイルが変形しボビンが切断され、コイルの接着剤が膨張したのか内外に膨れ上がっていました。これは断線こそあった物の昨日のJBLとは違いコイルの抵抗値は16Ωとコイル自体は使えそうなので、変形したコイルを修正し、脱落したコイルも修復!しかしかなりシビアでなかなかセンターに収まらず苦労しました。今後もPA用として使用する為、このままでは、また壊れそうなので磁性流体を注射しておきましたので、少々のパワーには耐えられると思います。さらにコーンもそろそろ風化が進み亀裂が始っていたので、エッジ部に保護剤を塗布して修理完了!!正直言って修理するより新品を買った方が安いような気もしますが?

JBL 2235H

2235 38cm

かなり綺麗な2235Hを修理中コーンの動きが重い事を感じ、端子の+と-をジャンパーしてあるのか?と思ったが無し!コイルは擦っているようではないが、とても違和感がのこる。念の為信号を入れてみるが変???15Hzを入れてみたのですが、「カサカサカサ」って音がするもののコーンが全く動かない!

変でしょう!?

最終的にコーンを外すと写真上のように3分の1くらいのコイルが黒くなりバラバラに・・・、さらに写真右下のようにボビン内側も熱で変形している状態。「まぁこれなら接着して固めればなんとか・・・」と思ったが、抵抗を測ると「3.3Ω!ダメじゃん!」よく見ると写真左下のようにコイルにかなり深い傷があり大半がショート状態で再生は不能でした。今回はボイスコイルの交換での修理になりました。

ALTEC 416-8B

4168b 38cm

「ビビリあり」という事で修理に・・・確認すると、ある特定の周波数でボリュームを触ると・・・ビビッているような違和感がある。かすかではあるが間違いない!これもよくあるダンパーの接着不良なのでは?と思い接着を始めると?!?!「あれ?」ありました!コーンの付け根付近がスパッと切れてます!写真右上のように正面から見ても確認できない。初めてのタイプの故障です。スピーカー修理も置くが深い!普通に見ていても気づかないけど、特性と私の耳はごまかせない!!!

HARTLEY 220MSG

hartley-220msg 25cm

外観は痛みも無く最高の状態のハートレイですが、コーンが殆ど動かない。写真右上のように蝶ダンパーの奥にボイスコイルが見えるが、見る限り焼け焦げのようではない。コーンを外して見るとコイルの内側に塗ってある接着剤がコイルの熱で沸騰し膨れ上がりセンターポールに当たっていた。(今回も私が他の作業をしている間に修理が完了し・・・修理中の写真がありません)またこのスピーカー修理に着たばかりなのに直してしまい、他の順番待ちのお客様すみません!

JBL D123 D131

d123d131 30cm

どちらもJBL製ですが写真で判る様にD131(右)に比べD123(左)はマグネット小さいんです。更にD123のコーンにはコルゲーションが付いている、普通コルゲーションが付いたコーンは高域が打ち消され低音のみが音として出てくるのでウーハーが多いが、このユニットはセンターキャップが金属の為、高域まで出るフルレンジユニットである。D131は以前も書いたがD130(38cm)のフレーム・コーンが30cmになった物で同じくフルレンジユニットだ。しかし両者のコーンもマグネットもまるで異なるが、特性は意外と似ている。スピーカーも奥が深い!!!