スピーカー修理日記 -118ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

かなりレア物ですが・・・。

d130b

コーンがウエスタンの貴重なコーンに交換され、ボイスコイルも社外の物に交換されています。このモデルは当社に来た回数も少なく超レア物と言えるでしょう。
D130と言ってもマグネットの形状も一般的なD130と異なり角張った感じがします。特性は非常にいいので、出来れば交換前のオリジナルと比較してみたかった・・・。

先日のBOSE101のユニットの再生を考え802についていたユニットがそっくりだったので、部品取りにばらしてみました。

bose101t

左・・・101

右・・・802

そっくりなのですがマグネットのギャップが違うんです。101の方が隙間が広くなっている。念のためガウスメーターで測定すると、11500ガウス(101)と12000ガウス(802)とさほど違いは無かった、写真には無いですが、ボイスコイルの巻き幅が802の方が狭く、ややショートボイスコイルになっている。

外から見る限りマグネットの大きさは同じなんですよ。他に違いはこの101はクロスエッジ、802はエレタンエッジになっています。802はコーンがグチャグチャのジャンク品なので測定不能。

ECLIPSE TD712z この砲弾型はテレビで見たことのあるTIMEDOMAINですね。型式にもTDとなっているのでたぶんそうでしょう。

td712z

赤・・・正面

青・・・背面(バスレフポート前)

緑・・・1kHzの信号を入れた時

さすがの特性ですねバツグン!!

これがテレビで見ていたのはパソコン用の小さなモデルだったんですが・・・、まるで恐竜の卵!!!デカイし重たいし測定するのも大変。値段はわかりませんが、かなり高級品ですね。

今回、あるCDの4曲目の60秒付近でビビリ音がでると言うのでCD付きで修理に来たのですが、・・・症状がでないし、特性にも全く問題が無い。

依頼者も色々なスピーカーで試してもこのスピーカーだけビビルとの事なので、結果、アンプの問題ですね。今回当社では500x500の石のアンプでゆとりもあったので問題が出なかったのですが、このスピーカーは他のスピーカーに比べて能率が悪いので、アンプに力がないと丁度そのフレーズの時にクリップしてしまい、ビビッてしまうのだと思います。

これは事実です。昨日に続き今日も修理依頼の箱を開けてみると、初期物エッジの着いた、LE14A

le14t

このユニットも同じくコーンがストロークしない、所によっては亀裂が入っている。データ比較をしようと思ったら、データライブラリーに過去のデータを残していなかったので、修理後のお楽しみ。データを見る限りLE15A修理前とほぼ同じような特性。

以前から思っていることですが、このような珍しい物は、立続けに来る!

宇宙からJBL初期エッジユーザーへ「スピーカーを修理に送れ!」との信号が出ているのでは・・・と思ってしまう。前にもTANNOYゴールドが集中してみたり。奇妙なことが多い。

ご存知JBL LE15A初期物、当時のオリジナルゴム系エッジ!

le15t

赤・・・エッジ交換済み(本来の特性)

青・・・初期エッジ付き

このままでは使えない!でもオリジナル!


これだけ硬いとfoは・・・?と思い測定してみました!

普通のLE15A     fo 30Ω

初期エッジのLE15A fo 130Ω

これだけfoに差があるのは始めて見ました。これではウーハーとは呼べない、ほとんどスコーカーでしょう!コーンは全くストロークしない、まるでボイスコイルが焼きついているかのごとくビクともしない。

これは、エッジ素材が経年変化で年々硬化し弾力を失い今に至っているようです。

BOSE101のボイスコイル。

101j

右下はマグネット。

私は始めてみたのですがボイスコイルの外側に引出し線が飛び出していて、マグネットのギャップにもうけがある。最近は各社よくあるみたいです。
こんなに綺麗なのにショートしてるんです。1Ωしかないんですよ。 手間を考えればユニット交換した方が安くつく!どのようにするか検討中。

タンノイのダイアフラムを交換したのですが、純正なのに特性が揃わないんです。データが残せていないのですが、5kHz付近で10dbくらいの違いが出るのです。

383905

しかし、7kHz以上は揃っているのです。5kHz付近を揃えると、7kHz以上が揃わず、原因を色々考えてみると・・・思い当たるのは、おそらくダイアフラムエッジ部分の素材の厚みが異なりストロークしやすい物としにくい物が存在しているようです。今回新たに見た目はわからない加工を施す事でダイアフラムの特性を揃える事に成功しました。また新たなノウハウが出来てしまった・・・。

※今回は写真もデータも無かったので上記の写真はタンノイのダイアフラムのイメージ映像です。

先日のD130なんとかここまで復元しました・・・。

d13005

写真ではわかりにくいですが、もちろんセンターキャップも形を整えてあります。特性もほぼオリジナルに!

コーンのフランケン状の修復の跡が残ってしまうのは・・・これが限界。これでも修理の過程で破れの周りにシミが出来ていたのですが、そのシミに関しては全く残っていません。

当社に修理に来るのは比較的珍しい、YAMAHAの38cm・・・、たぶんFX3のウーハーだと思います。

fx3

写真が小さいのでわかりにくいのですが、どこかでコーン紙に塗装してあるようである、他にもセンターキャップもJBL38cm用に交換されているようです。そのセンターキャップのせいなのかグラフでもわかりますが、高域が耳につきます。

センターキャップがコーンがムッ無残。

d13003

子供さんがやちゃったらしいんですが、とにかく無残!

d13004

こちらは切れていますが、所によっては穴が開いて欠片も残っていない!さぁどうする?ドクターQ!!

乞うご期待!!

これはどうしようもない気がする・・・・・。