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スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

今年も残り1ヶ月、年内休まず書き込み予定!

やっぞォ!! ハッ!ヤッゾ!!

先日、TANNOYのHPD385を持ち込み。セーム革で修理しようか、当社のエッジにしようか悩み、当社でエッジ交換することになったのです。するとちょうど翌日、セーム革で修理された3828が調整にきたので並べてみました。

tan01

左・・・HPD385(当社オリジナルエッジ装着)

右・・・3828(セーム革装着)

tan02

セーム革の特性上ロール形状を維持しにくいのが残念ですが、過去に再修理に来た中ではとても綺麗な仕事です。これは素人仕事じゃないですね!


ひどい物は、5cm間隔でツギハギセーム革とか・・・。


このユニットは、エッジ交換はしないでボイスコイルのコスレがあるので調整のみだそうです。

最近、はまっているスピーカー実験、以下の写真のようにコーンを取り去り磁束密度を測定してみました。

tyuni

このユニットの磁束密度は12000ガウス、写真のようにマグネットをくっつけることで10800ガウスになり、またマグネットを反発させることで、13200ガウスになった。

以上のことからキャンセルマグネットにすることで磁界の効率はよくなる事がわかった。しかしアルニコユニットの場合や内磁型の場合などあまり効果が出ないものもある。他にもマグネットに形状により作用の仕方が変わってくるようにも思えるので今後の実験課題にしたい。

おかげさまで今月も休むことなくBlogを更新することが出来ました。ありがとうございます。

実験機材、スピーカーについていたマグネットとテスト用ユニット。

fost01

こんな感じでテストしてみました。

fostd00

使用ユニットFOSTER 08K03

赤・・・ノーマル状態

青・・・形状の近いマグネットを反発させた(グラフ左上の写真)

桃・・・機材写真左上のマグネットを反発させた

緑・・・機材写真右上の赤いマグネットを反発させた

以上のグラフより、マグネットを反発させることでユニットの磁力は増すようである、特性の違いはマグネットの大小の形状の違いなのか、磁力の違いなのかはハッキリしない。今後の課題である。

テクにクスのツィータ5HH10でも実験してみました。

5hh10td

赤・・・ノーマル

青・・・マグネットをくっつけて

緑・・・マグネットを反発させて

違いは少ないが同様の結果が得られた。ただ気になったのは写真でわかるように使用したマグネットとユニットのマグネットの大きさが違うせいか、BOSEの時のように反発が強くない。どちらもくっついてしまう。

VicterのSK2010Sというユニットがあったので昨日のキャンセルマグネットの実験をしてみました。

sk2010s

赤・・・ノーマル

青・・・マグネットをくっつける

緑・・・マグネットを反発させる。

昨日のように判り易くは無いが同様の結果が得られた。ただ今回このユニットは少々反発はするものの昨日のような反発は無くくっつき方の強弱はあるがどちらでもくっついてしまった。この結果と関係がありそうだ。

先日比較したBOSE301ですが、キャンセルマグネットがどのように働いているのか比べてみました。

bose301td2

赤・・・キャンセルマグネットなし

青・・・キャンセルマグネットを逆にくっつけて

緑・・・キャンセルマグネットを反発させて

キャンセルマグネットは反発させて。磁界を打ち消し外に磁界が漏れるのを防ぐだけかと思っていたのですが、この実験よりキャンセルマグネット無しよりありの方が特性的に磁力が強くなっているのがわかる。

JBL Control5コンパクトな優等生。

control501

赤・・・ウーハーユニット

緑・・・ウーハーユニット1kHzを入力

青・・・Control 5(Box入り)

誠にいい特性をしてます。ツィータはControl 3と同じ物、ウーハーとBOXが大きくなっているだけ

control502

Control 3も5もBoxが樹脂製なのでオモッチャっぽく見えてしまうが、小さくても一味違う。


昨日のBostonじゃないけれど、修理をしていて、このユニットは975TNEという型番なのですが。***TNEって型番、Infinityのユニットに良く書いてあるんですよ。そう思ってみるとinfinityの小型ユニットに似ている気もする。コーンは素材も形状も異なるがフレームは似ている気がする。また比べてみます。

昨日から修理していたBostonのユニットなのですが、私が担当するのは初めて・・・、当社に修理が来たのも多分、初めて。なのに何故か見覚えのあるマグネット???

boston04ボストンのユニットとBOSE(右下)のユニット。

そうです!BOSEのマグネットにそっくりなのです。多分BOSE101や802などに使われているユニットのマグネットに似ている。BOSE301のウーハーがあったので見てみると。残念!キャンセルマグネットがついていて・・・・。キャンセルマグネットを外すと、・・・ほらねぇそっくり!

boston03 Boston左,BOSE301右

大きさは違うけどマグネットそっくりでしょう。そう思ってみると、フレームも似てないですか?そう言えばボイスコイルもそっくりでした。これは何処かの会社のOEMって事なのでしょうか。

Bostonのユニット下記の写真ですが、センターキャップが凸凹で表からでは修正不能だったのでコーンを外してみると・・・。

boston01

わぁっ!何これ?

boston02

こんな感じ左右とも、ダンパーの裏側に・・・不可思議な模様あり!!!どんな意味があるんでしょう??後から考えてみると1枚目の写真でもダンパー表からうっすらわかる。

コーラルのベータ8が倉庫の奥にしまってあったので測定してました。

beta801

コーラルはマニアがいるのかオークションでも結構高値をつけているようです。それでも海外製のユニットに比べると安いですけど・・・特性を見ると非常に良いと思いませんか??、私も昔このユニットを実際に使っていたことがあるんですが、かなりいい音がします。今度はLOWTHERと比較してみようと思います。