新聞やテレビを見ていると、
「こんなのあるんだ」ってことはまだまだありますし、
実際に知らないだけで、ものすごくマニアックだったり、ニッチな商売はどこかにあるように思います。
そんな中でも、街中でひときわ際立ってるところとして
ものすごく突き詰めた商売をしているところ
濃厚なサービスをしているところがあるように思います。
先述のようにすごくマニアックだったり、ニッチだったりすることもさることながら、
過剰と言えるくらいのサービスだったり
店長やスタッフのキャラクターを全面に押し出した接客だったり、
究極は店員さんとお客様との境界がもうほとんどなかったり・・・
目指すべきところによっては逆効果の場合もありますが、
現代のビジネスの在り方として、こういった「濃い商売」というのは一つの成功事例な気がします。
こういった業態の一つの利点として、
スタッフが本当に楽しんで働いているということ。
意外に自分達の売っている商品やサービスに100%自信を持つことって難しいことだったりします。
どこか不安な点があったり、後ろめたい点があったり、本当は好きになれない点があったり。
大なり小なりマイナスポイントも含めて、総合的にはお薦めできるってレベルのものを販売してる場合が多いのではないでしょうか。
それに比べて、こういった濃厚なサービスの店舗は、間違いなく自分達のやっている商売対して”好き”の度合いが強いということ。
それはイコール店舗の雰囲気につながり、お客様への差別化としての武器になります。
さらにこれでもかこれでもかくらいにその”好き”を追求すればするほど
そういった濃さの度合いは強くなっていって、
ものすごく強力な武器になるということ。
価格とか品質とかでなく、そういった部分に価値を見出して対価を払うといったファンは
本当の意味でのお客様であったりするわけです。
そうは言ってもウチはそこまでマニアックなもの売ってないし・・・
という方。
そこまで濃厚とまで行かなくても、こういったスタンスを少し取り入れて
商品やサービスを見直してみると、今までと違ったアイデアが出るかもしれません。
そして何より、働くスタッフの皆様はすごく楽しくなるのではないでしょうか。