ミニマムっていう一つの価値 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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ムダをそぎ落としたシンプルなものに価値を見出すこと。
今みたいなものあまり時代だからこそ、生まれてきた考えと言えるかもしれません。

”足るを知る”ってことばもありますが、
今あるもので満足するという考え。
必要最低限のもので生活していくことが突き詰めたところ幸せだってことです。

ただ現実の消費社会で考えると、モノの質の視点ってのがさらにプラスされます。

ビジネスの世界だと良品計画さんの「無印良品」などはこれを地でいくブランドです。
もともとは西友のプライベートブランドでのスタート。
セゾングループのオーナーで西友の経営にも携わっていた小説家、芸術家の堤清二氏が、当時の高度経済成長からの、華美な装飾で見た目ばかり重視し、実質が伴っていない食品メーカーやアパレルメーカーの商品に疑問を感じ、自らがシンプルで機能重視、実質本位の商品群を作り、シンプルなライフスタイルの提案を行おうとしたことが始まりとのことです。

むしろこのような考えを1980年に持っていたことが先見的と言うかなんと言うかですが、
この考えは現代においてさらに浮き彫りになってくることのように感じます。

この無印良品のコンセプトにも現れていますが、現代のミニマリズムってのは
単に懐古主義に走って、質素な生活をするって訳ではなく、本当の意味で厳選した質のいいもので囲まれたライフスタイルを目指そうってこと。
また、そういった視点を持った生活者の方が増えてきてるともいえます。


参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。